「SFC修行」「陸マイラー」などの言葉を初めて聞いた方の初心者向け解説ページを作成してみました。
このページを1ページ読むとSFC修行とは何なのかという概要が理解できると思いますので、興味を持った方はそれぞれの詳細ページへ読み進んでみてください!
ANAの上級会員制度について
ANAは、毎年飛行機搭乗実績に応じてもらえる「PP(プレミアムポイント)」数によって上級会員のステータスを付与しています。
プレミアムポイントは飛行機に乗る以外の方法で裏技的に貯めることは一切できません。
プレミアムポイントは、お客様が1年間にご利用いただいたANAグループ(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)、スター アライアンス加盟航空会社およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便のご搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントです。毎年1月~12月に獲得されたプレミアムポイント数が翌年度のプレミアムメンバーステイタス獲得条件の1つとなります。
ANA上級会員のステータスは、このプレミアムポイント数が増える(貯める)ほどランクアップしていく仕組みを採用しています。
- 年間10万PP以上:ダイヤモンド会員
- 年間5万PP以上:プラチナ会員
- 年間3万PP以上:ブロンズ会員
年間3万プレミアムポイントを貯めるとブロンズ会員に、5万ポイントを貯めるとプラチナ会員に、そして年間10万プレミアムポイントを貯めると最上級会員であるダイヤモンド会員になることができます。
またANAプレミアムポイントは「毎年」の実績に準じているため、毎年1月1日になるとリセットされ、またゼロから貯め直しです。
なので出張の都合などで毎年ANAのダイヤモンド会員になっている方というのは、毎年相当な回数を飛行機に乗っている方ということになります。
ANA上級会員のメリットについて
では、ANA上級会員になるとどのような特典(メリット)が用意されているのか。
「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」それぞれのステータスに応じて様々な内容の特典が用意されているので、重要な点を抜粋してまとめてみたいと思います。
ブロンズ | プラチナ | ダイヤモンド | ||
ラウンジ利用
|
ANA SUITE LOUNGE | × | × | ○ |
ANA LOUNGE | × | ○ | ○ | |
特典航空券の優先
|
国際線 | × | ○ | ○ |
国内線 | × | × | ○ | |
座席のアップグレード | ○ | ○ | ○ | |
空席待ちの優先 | ○ | ○ | ○ | |
プレミアムエコノミーへ無料変更 | × | ○ | ○ | |
専用保安検査場の利用 | × | ○ | ○ | |
優先搭乗の利用 | × | ○ | ○ | |
国内線予約の先行受付 | × | ○ | ○ |
ご覧のようにANAでは、ブロンズ→プラチナ→ダイヤモンドとステータスが上がるごとに利用できる特典が増えていく仕組みです。
利用できる特典数でいうと特にブロンズ→プラチナの差が大きく、上級会員のかなり大きなメリットである「ANAラウンジの利用」やマイルを使った「特典航空券の優先」をブロンズでは活用できません。
だからANAプラチナステータス以上を目指そう!という方が多いわけですね…!せっかくANA上級会員になったのにブロンズ会員止まりとなってしまうとANAラウンジの無料利用などの特典を使うことができません。
また先ほどもお伝えした通り、このANA上級会員制度は一度獲得すれば一生涯ステータスが維持されるというものではありません。
1年単位で毎年更新となるため、2022年ダイヤモンド会員になったとしても、その後飛行機に乗らなければ数年後には「上級会員ステータスなし」という形になってしまいます。
ここにANA上級会員制度の難しさがあります。そこで登場するのが今日ご紹介する「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC会員制度)」です。
ANAスーパーフライヤーズカードとは
ANA スーパーフライヤーズカード(通称:SFC)は、プラチナ会員またはダイヤモンド会員を取得した年だけに申し込みが可能な特別なANAカードです。
一度入会すると以後、なんと一生涯に渡ってANAプラチナ会員とほぼ同等の特典を維持することができます。
思い出してみてください、先ほどご紹介した通りANAプラチナ会員になると国内線・国際線利用時に搭乗クラスに関わらずANAラウンジを利用することが可能となります。
通常1年ごとに更新となるはずのANA上級会員のステータスが、SFCに入会すると飛行機に乗らなくても毎年ANAの上級会員として扱われる…ANAスーパーフライヤーズカードはそんな非常に価値の高いカードとなっているため取得を目指す方が多いカードとなっているんです。
SFCの種類や詳細については下記記事で解説していますので合わせてどうぞ。
SFCはANAの上級会員になりたいと考えている方であれば誰でも申し込みをしたいと一度は考えるカードですが、利用者にとっての問題点としてはANAプラチナ会員またはANAダイヤモンド会員でなければ申し込みをすることができない限定カードな点。
2年前にANAプラチナ会員になったけど申し込み忘れてたから今年SFCに入会しよう!などといったことはできません。
ANA上級会員として扱われるSFCに申し込みをするためには、一度は必ずプラチナ会員以上を自力で獲得してその年にSFCカードを取得しなければいけません。これは簡単なことではないです。
そこで2016年頃から一気に人気となったのが「SFC修行」という新たな言葉です。
SFC修行とは
SFC修行とは、ANAの上級会員のみが保有できるスーパーフライヤーズカードの申し込み条件をクリアするために、たくさん飛行機に乗ることを指します。まさに「修行」です。
SFCとは・・・
- S:スーパー
- F:フライヤーズ
- C:カード
以上の3レターの頭文字をとった表現で、繰り返しお伝えしている通り、全日空(ANA)の会員制度において限られた人のみが獲得できるカードのことです。
JALにも同じ上級会員制度があり「JGC」JALグローバルクラブといいます。そしてJGC修行なるものが存在します。(JALの上級会員目指したいなという方は JGC修行解説こちら)
年会費こそかかりますがSFCは一度保有・維持することで、半永久的にANAの上級会員と同等の優遇を受けることができます(ANAがカードの特典内容を大幅改悪する可能性はゼロではありません。例えばSFC会員は現在ANAラウンジを何回でも使えますが、利用年◯回まで制限など。ただ可能性を言い始めるとキリがないのでここでは割愛します)。
出張が重なったタイミングなどで1年のみANA上級会員条件達成することができて、その際にSFCを手に入れることができれば翌年以降ANA上級会員条件を一度もクリアすることができなくても、ずっとANA上級会員と同等の扱いになります。
凄いですよね!
2021年現在ANAマイレージクラブの会員は約3,000万人ですが、取得条件を満たしてSFCを所有している方は全体の1%未満と言われています。
この数字から本当に限られた人のみが所有することができる会員資格ということがお分かりになるかと思います。
近年はSFCメリットの周知が広がり、会員資格を獲得に向けて挑戦をする人(修行僧と呼んだりします)が増えていますが、それでも全体で見れば数%程度の方が保有している限定ステータスがこの「SFC」と覚えておきましょう!
SFCの特典について
では全体の1%しか保有していないSFCを保有するとどのような特典・サービスを受けることが出来るのでしょうか。
ANAではSFC会員に様々な特典が提供されています。ざっと一覧で見てみたいと思います。
- プレミアムメンバー専用デスクの利用
- ANAラウンジの利用
- 座席クラスのアップグレード
- 国際線プレミアムエコノミークラスへの無料アップグレード
- 座席指定の優先
- 空席待ちの優先
- 国際線特典航空券の優先
- 優先チェックカウンターの利用
- 手荷物受け取りの優先
- 手荷物個数や重さ制限の優待
- 専用保安検査場の利用
- 優先搭乗の利用
- 提携駐車場料金優待と予約の優先
- 35〜50%のボーナスマイル
- ANA SKYコインへの交換レートアップ
- アップグレードポイント付与
- SFC限定ネームタグプレゼント
- 会員限定カレンダーなどグッズプレゼント
- 年3回会員限定誌送付(希望者)
SFC会員になると基本的にANAで航空券を買うときも、利用する時も、当日空港でも何をするにも「優先特典」を受けることが可能と覚えておいて間違いありません。
先ほどSFC会員になるためには、ANAプラチナ会員以上のステータスを獲得する必要があるとお伝えしましたが、SFC会員の特典内容はそのプラチナ会員とほぼ同一です。
一度SFC会員になることができれば、カードを保有し続ける限り一生涯に渡って、本当は年間5万プレミアムポイントを獲得しないと利用できないANAプラチナ会員同等のサービスを受けることができます。
特に特典航空券の発券などはメリットも大きくて、近年人気が集まっているホノルル路線などは、マイルを使った特典航空券が本当に取りづらくなっていますのでSFCを保有することで少しでもその状況を緩和することができるのは大きな特典です。
何より全体の1%しか保有していないステータスを保有できるパワーは大きいです。
最新のANAマイルの貯め方については「こちら」で詳しく解説しています。
SFC取得条件について
さて、前置きが長くなりましたがここからは実際にSFCを取得するまでの実践編です。
SFCに申し込む資格を得るためには「1年間にたくさんANAの飛行機に乗る必要性(ANAプラチナ会員以上のステータスを獲得)」があります。
具体的にどのぐらい乗ればいいのかということについては、後ほど詳しくお伝えすることとして、先ほどご紹介した通りANAマイレージクラブ会員の1%しか取得資格がないわけですので、毎年夏と冬の長期休みに家族や友人と数泊の旅行へ行きますという程度ではSFCを取得することが当然できません。
SFC取得までは一般の方の感覚からすると、たくさん飛行機に乗らなければいけないために決して簡単な道のりではないことから”修行”という言葉が用いられてSFC修行という表現がされています。
プレミアムポイントについて
では、SFC取得には具体的にどのぐらい飛行機に乗ればいいのか。
ANAでは飛行機に乗るたびに「マイル」と「プレミアムポイント」という2つのポイントを付与しています。
マイルは日常的にも耳にする機会があるので、イメージすることができるかと思いますがプレミアムポイントは初めて聞く方もいるかもしれません。
プレミアムポイントは略してPPと表記することもあります。
「マイル」と「プレミアムポイント」の2者には決定的な違いがあり、それを理解することでプレミアムポイントがどういうものなのかが理解できるかと思います。
- マイル:ショッピング利用時など地上でも貯められる
- プレミアムポイント:飛行機搭乗時のみ貯められる
ショッピングや、クレジットカード利用時などに貯められるのがマイルですが、プレミアムポイントは飛行機に乗らなければ獲得することができません。裏技は一切なし。飛行機に乗ることでしか貯められません。
そしてスーパーフライヤーズカード(SFC)を取得する為には、飛行機搭乗しなければもらえないこの「プレミアムポイント」を稼いで積み上げていかなければいけません。
プレミアムポイントの貯め方
ANAプレミアムポイントを稼いでいく為には2つの方法があります。
- ANA運行便を利用する
- スターアライアンス加盟航空会社を利用する
ANAはスターアライアンスという世界最大規模の航空連合グループに所属しています。(JALはワンワールドアライアンスに加盟)
スターアライアンスに加盟する航空会社は
- ANA
- アドリア航空
- エーゲ航空
- エア・カナダ
- エアチャイナ(中国国際航空)
- エアインディア
- ニュージーランド航空
- アシアナ航空
- オーストリア航空
- アビアンカ
- ブリュッセル航空
- コパ航空
- クロアチア航空
- エジプト航空
- エチオピア航空
- エバー航空
- LOT ポーランド航空
- ルフトハンザ ドイツ航空
- スカンジナビア航空
- 深セン航空
- シンガポール航空
- 南アフリカ航空
- スイス インターナショナル エアラインズ
- TAP ポルトガル航空
- タイ国際航空
- トルコ航空
- ユナイテッド航空
- アビアンカ・エルサルバドル
これらフラッグ・キャリアと呼ばれる一国を代表する有名な航空会社ばかりとなっています。名前を聞いたことがある航空会社も多いかと思います。
これらの航空会社はANAマイレージクラブのように、それぞれのマイレージシステムを持っていますが同じスターアライアンス加盟会社として様々な提携を実施しており、現在ではスターアライアンス加盟航空会社を利用することでANAマイル・プレミアムポイントを積算することができるようになっています。
例えば、僕は中国国際航空を使ってSFC修行を実施しました。
本来であれば貯まるのは、利用する中国国際航空のマイレージですがチェックイン時にANAカードを提示することでANAマイル、そしてスーパーフライヤーズカード(SFC)取得に必要なプレミアムポイントを稼ぐことができるというわけです。
SFCまでの必要プレミアムポイント数
では一番重要な話題として、SFCを取得する為にはプレミアムポイントを何ポイント貯めなければいけないのか。
正解は「50,000ポイント」です。
50,000PPはANAの会員制度においてプラチナ会員を獲得可能なステータス条件となっており、ANAプラチナ会員になることができなければSFCを獲得することはできません。
3年間の有効期限が設定されているマイルとは対照的に、プレミアムポイントは1年間ごとに0リセットされてしまいます。
49,999プレミアムポイントを獲得していて、あと1ポイントでSFCカード取得の条件をクリアできる状況にあったとしても12月31日の年末を超えて、1月1日になった瞬間にプレミアムポイントは「0(ゼロ)」になってしまいます。
これが全体の1%しかSFCカードを取得できない理由だと僕は感じています。
数年間で50,000プレミアムポイントを稼げればいい、という条件であればいいのですが1年間という期間限定になると難しさがグッと増しているのが今のANA SFCの取得条件になっています。
また先ほど、スターアライアンス加盟航空会社利用時にもマイルやプレミアムポイントが貯められるということをお伝えしましたが、50,000プレミアムポイントのうち半分に当たる25,000PPはANA運行便でなければならないという決まりがあります。
5万ポイントぴったりくらいを目指す方はスターアライアンス加盟航空会社で、半分以上プレミアムポイントを貯めてしまうと50,000プレミアムポイントを超えていてもSFCを取得することができません。
メインはANAの飛行機に乗りながら、時にマイレージプログラムを提携している航空会社も候補にして50,000プレミアムポイントを稼ぐ賢さが求められます。もちろん、全てANA運行便で50,000プレミアムポイントを稼ぐことができれば、それに勝るものはありません。
獲得プレミアムポイント一例
それでは実際にANAの飛行機に乗ると、どのぐらいのPPがもらえるのかということを例を交えてご紹介したいと思います。
- 飛行距離が短い:獲得マイル/PPが少ない
- 飛行距離が長い:獲得マイル/PPが多い
まず初めにこの概念を把握しましょう。
計算式等はここでは割愛するとして、基本的に距離が長くなるほど搭乗した際にもらえるマイルやプレミアムポイントが多いので、できるだけ距離が長い路線に乗った方が目標の50,000PPまでいち早く到達することができます。
よってSFC修行では、
- 東京ー沖縄
- 東京ー石垣
- 沖縄ー札幌
などといった路線が重宝されます。
特に利用する方が多いのが「東京ー沖縄」路線です。
距離が遠いので一度に効率的にPPを獲得できる上、便数が多いのでスケジュール調整も容易なためSFC修行をする方にとても人気があります。
東京ー沖縄(那覇)路線のエコノミークラス(普通席)に一般的に多く利用されている早期割引搭乗すると、片道で1,467PP、往復で2,934PPを獲得することができます。
単純計算ですがSFCに申し込むことができる50,000PPまでは、東京ー沖縄を約17往復しなければSFCに申し込むことができません。
とてもハードルが高いです。
そこでSFC修行をしている方はちょっとした技を使って工夫して50,000プレミアムポイントを目指す方法があります。
ANAプレミアムクラスについて
そのちょっとした技とはエコノミークラスの1ランク上「プレミアムクラス」に搭乗するという方法です。
ANAプレミアムクラスはANA国内線における最上位クラスになります。
国内最上位クラスのANAプレミアムクラスを利用することで、様々なメリットを受けることができます。
空港到着〜搭乗まで
- 専用チェックイン/保安検査場が利用可能(ANA PREMIUM CHECK-IN)
- 手荷物は40Kgまで無料で預け入れ可能
- 荷物にはPriorityタグが装着される
- ANAラウンジを利用可能
- 優先搭乗ができる
Premium Check-Inに関しては利用できる空港に限りがあります。新千歳(札幌)、羽田、伊丹、福岡空港にて利用することが可能です。
また何と言ってもANAラウンジ(国内線)を利用できる点は大きな特典です。Premiumクラス利用する本人に加えて同行する1名の2名まで利用することができます(同行者は普通席利用者でもOK)。
搭乗後〜機内〜到着後
- 前の方が気にならないくらい間隔が広いシート
- 長時間フライトも疲れない快適シート
- 電源・USBポート完備(機材による)
- Premiumクラス専用の食事が提供される
- スパークリングワインを含むアルコール類の提供
- 最優先に降機することができる
- 一度にたくさんのPPを獲得することができる
通常、ANA国内線ではドリンクサービスのみで食事は提供されませんがプレミアムクラスは違います。時間帯や季節に応じた特別な食事が提供されます(例えばお正月はおせち料理の特別メニューが提供されたりします)。
話が迂回しましたが、ANAプレミアムクラスでは様々な特典が用意されていますがその中でも、特に同じ旅程で稼ぐことができるPP数が増加するということがSFC修行においては重要なメリットになります。
先ほどご紹介した東京ー沖縄路線と同じ路線の獲得PPは、ANAプレミアムクラスの早期予約プランだと片道2,860PP、往復5,720PPが貯まります。
片道 | 往復 | |
普通席 | 1,467 | 2,934 |
プレミアム | 2,860 | 5,720 |
50,000PPまで約8.7往復で到達です。
年間8〜9往復は通常なかなかそこまでの回数乗る方はいないと思いますが、それでもエコノミークラスの17往復に比べれば圧倒的に効率が良く、現実的になってくるのでプレミアムクラスを利用してSFC修行をする方が多い、というのが今のSFC修行状況です。
もちろん飛行機に乗ることが大好きで、回数多く乗りたい(まさに修行!)という方もたくさんいます。
通常の旅行では考えられませんが1日に「東京ー沖縄」を飛行機で2往復したりするケースも散見されます。そうすると1日で4便分のプレミアムポイントを稼ぐことができますよね。
もったいない!と感じる方もいるかもしれませんが、実際に僕も「東京ー沖縄」をプレミアムクラスと普通席でそれぞれ1往復ずつ、計1日2往復を経験してみました。まさに修行でした笑!
年間50,000プレミアムポイントというゴールへ向かって、過程はどのようなパターンでも大丈夫なのでぜひそれぞれのプランを組んで実践してみてください!(当然飛行機に乗るには費用がかかるので費用面の計算もお忘れなく…!)
通常であれば、そこまで行かないけれどもSFCのために飛行機に乗って様々な地を訪問して、プレミアムポイントを稼いでいます。
修行にかける時間は様々。
SFC修行はプレミアムポイントがゼロリセットされてしまう1年間のうちに行えばいいので、ペースは本当に人それぞれです。
- 1日に何便も乗って修行する方
- 土日のみを使って修行する方
- 4月に50,000PPに到達する方
- 12月に50,000PPに到達する方
自分の仕事などと相談もしながらペースを決めて計画して、それぞれの修行プランを実行しています。
僕も航空券を安く抑えることができた際に「東京ー沖縄」を2往復して一気にPPを稼ぎましたが、その後はなかなか思い描く価格で航空券が確保できなかったので少しペースダウンして50,000PPに到達するのは12月でした。
ぜひそれぞれのプランで素晴らしい修行にされてください!50,000ポイントを貯めたあとは素晴らしい達成感が待っています…!
SFC修行に必要なお金について
SFC修行は飛行機に乗ることで成立しますので、飛行機に乗るためには最低でも50,000プレミアムポイントを獲得できるまでの資金が必要になります。
ひたすら「東京ー沖縄」路線を往復する方もいれば、様々な地を訪問する方もいますし、海外に行って一気にPPを稼ぐ方もいますので一概にこの金額というのは言えませんが平均すると以下の価格帯になるかと思います。
- 価格重視:30万円台
- 平均:40万円前後
- 楽しさ重視:50万〜70万程度
平均は40万円前後で、目指すべきは30万円台、価格よりも行ったことがないところや路線を重視して考えた場合は50万前後になってくるというのが、ここまで様々な方の金額を聞いていて僕が感じている相場です。
はじめまして。
私はエアチャイナを絡めて30ぐらいを予定してます。
まだギャラクシーしか予約してないですが…— lune (@blue_moon_lune) January 29, 2017
60万くらいですかね?どうしても仕事が高くなってしまうので…
— うさ (@kultyoisg) January 29, 2017
国内で38で終わる予定です💦
— かーくん (@famitrainfo) January 29, 2017
40万円というと1年間に旅行にかけるお金としては高めですよね。
僕も20代サラリーマンとして、そこまで貯金があるわけではありませんのでそこまで出せる余裕はありません。
きっと僕と同じようにSFC修行をするにはお金の問題がある、という方がたくさんいるかと思います。
でも大丈夫です!
多くの方が自分のお金はほとんど使わずに、航空券を購入しSFC修行をしています。
要は自分で持ち出しのお金をかけることなくSFCを取得しているのです。
そのカラクリは説明が必要ですので、こちらの記事をご覧ください。
ざっくり説明するとポイントサイトで稼いだポイントをANAマイルに変えて、そのマイルをANAスカイコインに変えて航空券を購入しています(プレミアムポイントはマイルを使った特典航空券では貯まらない仕様なので、コインに変えて航空券を有償発券することでプレミアムポイントを貯めることが可能です。)
- ポイントサイトでポイントを稼ぐ
- ポイントをANAマイルへ交換する
- ANAマイルをANAスカイコインに交換する
- ANAスカイコインで対象航空券を購入する
- 修行する
- 50,000PP達成&SFC取得
ポイントサイトのポイントはほとんどお金をかけることなく貯めることが可能なので、実質的にみなさんお金をかけることなく航空券を購入して、通常数十万取得までかかるSFCをほとんどお金をかけることなくゲットします。
Twitterで交流させていただいている農夫さんもSFC修行にかかる52万円のうち、9割はポイントサイトなどで稼いだマイルからの支払い、1割自己負担でSFCを取得されたようです。
52万の予定です。
9割スカイコイン1割負担ですね— 🍠農夫 (@noufu_tabideru) January 29, 2017
ただ、僕は最初この話を聞いた時
- そんな上手い話は世の中にない
- なんか怪しそうだし難しそう
- 自分にはできない
としか思えなかったので、今同じ気持ちの別に無理して始める必要は全くないです。
僕も期間おいて2回ほど、そういうことが出来るということを知ったのですが2回目とも「やめとこー」と思って、また半年くらい経った時に旅行に行きたいなと感じた時にふと思い出して3回目でようやく踏み出しました。
なので今、踏み出せない方は無理することはありません。
頭の片隅にそういうことがあったなーと置いておくだけで全然OKです。もししばらくしてやっぱりマイル貯めたいなと思ったら是非戻ってきて先ほどご紹介したこちらの記事読んでみてください。
そしてもしその時に、挑戦してみようかなと思ったら僕らの仲間入りです。
仲間はたくさんいます。
Twitterで「SFC修行」と検索してみてください。日々その方法を使って飛行機に乗るみなさんの姿が見つかると思います。毎日誰かしらが飛行機に乗っています笑。
SFCが不要という方へ
別にSFC欲しいけどポイントサイトやりたくないな、という方は自分のキャッシュ(現金)で50,000PPの条件をクリアしてももちろんOK。
ここまでを理解して「別にそんなステータスはいらないな。」という方はSFCを絶対取得する必要なんてありません。
多くの方がポイントサイトのポイントを使ってSFC修行をするということは、イコールで多くの方が数ヶ月で(僕の場合5ヶ月)平均額の40万円分くらいはポイントをポイントサイトで稼いでいるということなので同じようにポイントを稼いでから、マイルへ移行して40万円分の自分の好きな旅行に使う航空券にしてしまえばいいわけです。
余談ですが、そのように飛行機に乗らずしてマイルを貯めている方を「陸マイラー」と言います。
陸マイラーについての解説は下記からどうぞ。
陸マイラーの皆さんは、ポイントサイトなどで貯めたポイントをマイルへ変えて航空券を取得することで家族旅行を実質無料で行ったり、ビジネスクラスやファーストクラスで世界一周をしている方もいます。
僕もファーストクラスに乗って念願のハワイやヨーロッパ旅行をすることができました。
SFCが不要という方は、SFC修行をする必要がないのでその浮いた分のポイントを使って思い思いの航空券をゲットしてしまいましょう。
ポイントのサイトのポイントは現金化して自分の銀行口座に振り込むこともできますので、貯めておいて本当に損はありません。
SFC修行まとめ
最後にSFC修行とは何のなのか、SFC修行のメリット、デメリットをまとめます。
SFC修行とは「スーパーフライヤーズカードを手に入れるために年間50,000PPを目指して飛行機にたくさん乗ること」です。
SFC修行メリット
- 5万PP到達でSFC申し込みをすることができる
- 飛行機に乗ることができる
- プラン次第で様々な地を訪れることができる
- 航空業界に詳しくなれる
SFC修行デメリット
- お金がかかる
- 時間がかかる
- 欠航などにより仕事に支障が出る可能性がある
欠航はどうしようもない部分があるので事前に天候を確認するほかありませんが、お金と時間という部分に関しては繰り返しになりますが解消することが可能です。
ぜひ素敵なSFC修行ライフを!