シートが広い、タリーズのコーヒーが機内で提供されると話題のSFJ運航便、「スターフライヤー(Starflyer)」に搭乗してきました!
スターフライヤーはANAマイルでも特典航空券を発券可能となっているため、今回もいつも通り「マイルの貯め方」を実践しながら、今まで貯めてきたマイルで予約したので、費用は無料です。
ANA運航便とSFJ運航便では何が違うのか?どちらが快適なのか?という部分を中心に搭乗記をお伝えできればと思います。
SFJは、北九州地域限定路線ですがご利用際はぜひお試しあれ!
- 1. SFJ運航とは?
- 2. 特典航空券の必要マイル数
- 3. ANA3841便搭乗レポート(SFJ運航)
- 3.1. 羽田空港のターミナルに注意!福岡は第1ターミナル!
- 3.2. JALカウンターは平日でも混雑気味
- 3.3. 安定のJALグローバルクラブカウンター
- 3.4. スターフライヤーカウンター(SFJ)の様子
- 3.5. 航空券の発券は自動発券機も利用可能
- 3.6. スターフライヤー専用の保安検査場あり
- 3.7. SFJはANAラウンジ利用不可
- 3.8. 充実のパワーラウンジへ
- 3.9. 2番搭乗口へ
- 3.10. ANA上級会員の優先搭乗あり
- 3.11. 全席レザーシートを配置
- 3.12. 1列目(最前列)は足元広く快適!
- 3.13. 全席モニター&電源も完備
- 3.14. 機内誌「マザーコメット(Mother Comet)」
- 3.15. タリーズのホットコーヒー
- 3.16. 福岡空港は沖止め!
- 3.17. LCCが多いのも福岡空港の魅力
- 4. スターフライヤー(SFJ運航)にお得に乗る方法
- 5. SFJ運航まとめ
SFJ運航とは?
SFJ運航とは「スターフライヤー機材・クルーにて運航されるフライト」を指します。
ANAホームページやアプリから、福岡路線を調べていると「SFJ運航」の文字が書いてある便があります。
ANAの便名の横にSFJ運航と書いてある便を選択すると、自動的にスターフライヤー運航便に搭乗することができます!
特典航空券で取得する場合、最初はSFJ運航便が満席になっていることが多いです。これは人気で満席になっているわけではなく、予約数が制限されているだけですのでフライト当日が近くなってくると順次開放されていきます。
後ほどご説明しますがいわゆるSFJ運航は共同運行便(コードシェア)と呼ばれる方法で運航している飛行機なので、地上係員はANAの方が担当しています。
特典航空券の必要マイル数
東京ー福岡路線の必要マイル数(往復)は、以下の通りです。
- ローシーズン:12,000マイル
- レギュラーシーズン:15,000マイル
- ハイシーズン:18,000マイル
今回はレギュラーシーズンの東京ー福岡路線だったので、15,000マイルで発券することができました。
SFJ運航だからといってANA直行便の場合と必要マイル数が変わることはありません。
ANA3841便搭乗レポート(SFJ運航)
それでは、ここからはANA3841便「羽田ー福岡」のSFJ運航便に搭乗した際の様子をレポートします!
- 出発地:羽田/06:40
- 到着地:福岡/08:45
- 飛行時間:1時間55分
- 航空会社:ANA/スターフライヤー共同運航
- 便名:NH3841便
羽田空港のターミナルに注意!福岡は第1ターミナル!
第一ターミナル(JAL側)、第二ターミナル(ANA側)と基本的に棲み分けができている羽田空港国内線ターミナルですが、スターフライヤー(SFJ)は少しわけが違います。
第1:北九州・福岡第2:山口宇部・大阪(関空)
上記の通り、行き先によって利用するターミナルが異なります。
※追記:以前は行き先によって運用が異なったスターフライヤーですが、現在は第一ターミナルに全て集約されました。ANAマイルで発券した場合もJAL側の第一ターミナルから搭乗となりますのでご注意ください。
今回は福岡便なので、ANAマイルを使った特典航空券を持っていると言えどJAL側の第一ターミナルを使うことになります。
2017年に一生涯の上級会員資格を手に入れるために「ANA SFC修行」をしてからというもの、ずっと第2ターミナルだけの利用だったのでなんだか新鮮な気持ちです。
そしていつもと勝手が違うので、ドキドキワクワクします。
JALカウンターは平日でも混雑気味
今回のSFJ運航便は06:40発だったので6時よりも前に羽田空港に到着しましたが、すでにJALカウンターは長蛇の列となっていました。
平日とは思えない人の多さです。
空港にどのぐらい前に到着した方がいいかについては「国内線は何分前に到着すべき?」が詳しいです。
安定のJALグローバルクラブカウンター
通常のJALカウンターとは対照的に、JAL上級会員の方が利用できる「JALグローバルクラブカウンター」は空いてました。
やはりこういうところに上級会員のメリットがありますね。
興味ある方は、JALの一生涯の上級会員資格を目指す「JGC修行」もご一読を!現在は費用をかなり抑えて上級会員資格を手に入れることも可能となっていますので、かなりおすすめです。
スターフライヤーカウンター(SFJ)の様子
スターフライヤーは、保安検査場Aの方に進んだ一番先端にあります。
段々と人が少なくなっていきますので不安になりますが、そのまま進むとありますのでご安心を!
航空券の発券は自動発券機も利用可能
ANAの特典航空券として発券した方などで、ANAカードから発券したい方は自動発券機が設置されていますので使いましょう。
第二ターミナルにもたくさんある見慣れた機械が、スターフライヤーカウンターにも並んでいますのでANAカードを置いて航空券を発券します。
スターフライヤー専用の保安検査場あり
航空券の発券を終えたら、保安検査場へと向かいましょう。
羽田空港第一ターミナルの保安検査場Aは、ANA上級会員特典でもなんでもなく、スターフライヤー専用の保安検査場となっています。
まさに「ANA PREMIUM-CHECK-IN(上級会員専用のチェックインカウンター)」のようで、空いていて便利でした。
SFJはANAラウンジ利用不可
無事に保安検査場を通過したらラウンジへと進みます。
がしかし、ここはJAL側の第一ターミナル。ANA上級会員のしるし「スーパーフライヤーズカード」を保有していても何の意味も持ちません。
当然のことですが、そもそも第一ターミナルにはANAラウンジがありません。第一ターミナルにあるのはJALラウンジです。
よって羽田→福岡に向かうスターフライヤー運航便(SFJ運航)に搭乗する際には、ANAラウンジを利用することができません。
ANAプレミアムメンバー(ご本人およびご同行者)、ANAカードプレミアム会員(ご本人)およびスターアライアンスゴールドメンバー(ご本人およびご同行者)のお客様はANA便名をご利用の場合、ラウンジをご利用いただけます。
ラウンジ受付にてプレミアムメンバーステイタスカードとご搭乗便が確認できる2次元バーコードまたはICのご提示をお願いいたします。
※羽田空港第1ターミナルおよび北九州空港においては、ラウンジサービスをご利用いただけません。
規約的にはスターフライヤー利用時にもANAラウンジを利用できるけれど第一ターミナルにはANAラウンジがないので利用できません、という理由です。
こればっかりは残念ですが仕方がないですね。ユーザーの視点だけを考えれば会社の垣根を越えて「JALサクララウンジ」を利用できるようになれば、最高なんですが・・・。(現状のルールでは利用できません)
充実のパワーラウンジへ
でもそんな時も大丈夫。羽田空港に2017年4月新オープンしたクレジットカードラウンジ(パワーラウンジ)を使いましょう。
第一・第二ターミナルいずれにもあり、いわゆるカードラウンジと呼ばれているパワーラウンジは、広々とした空間にたくさんのソファ席が並んでいて使い勝手抜群です。
朝の時間帯はクロワッサンも無料配布(現在休止中)されますので、簡単な朝食にも最適です。
パワーラウンジを利用可能なクレジットカードやラウンジの詳細は「パワーラウンジ訪問記」をご覧ください。
2番搭乗口へ
パワーラウンジで一息ついたら搭乗口へと向かいます。
今回の搭乗口は「ゲート2」です。
途中、朝焼けが綺麗な羽田空港とJAL機を横目に2番搭乗口へと向かいます。
ANA上級会員の優先搭乗あり
ANA3841/SFJ41便の出発時刻は06:40です。06:20過ぎから優先搭乗が始まります。
- ANAプラチナ/ダイヤモンド会員
- ANAスーパーフライヤーズ会員
- スターアライアンスゴールドメンバー
- スターフライヤー「アルタイル」会員
以上に該当する方は優先搭乗をすることができますので、ご希望に応じて利用しましょう。
全席レザーシートを配置
スターフライヤーは安価な価格設定でありながら、全席レザーシートを配置しています。
初めてスターフライヤーのレザーシートに座りましたが、座り心地も良かったです。
1列目(最前列)は足元広く快適!
また、今回は最前列(1列目)に座席指定しました。
ANAでは搭乗2日前から「座席開放」というアクションが起こります。
VIP客やお得意客に優先的に案内するために空けている席など(=快適な席の場合が多い)を、直前に開放して一般客にも利用できるようにすることで、2日前・1日前と刻々と座席指定できる範囲が広がります。
今回も1週間くらい前までは座席していできるシートは数席だけで、窓際も通路側も全滅でしたが1日前になって一気に開放されました。
利便性の高い1列目も政治家などVIPの予定などがなければこのように開放されますので、ぜひ狙ってみましょう。
知っているか知らないかで、自分の希望する座席を獲得できる可能性がグッと高まりますので「ANA座席指定で誰でも良席を確保する方法」をぜひ一読を。
スターフライヤーの1列目も想像通りの快適さで足を伸ばしてやっと、壁にぶつかるかぶつからないかですし、通路側を選択すればさらに前はギャレースペースとなっているので、さらに快適さアップです。
通常の前の座席があるシートと比べてみると、一目瞭然ですね。
スターフライヤーでは「1C」か「1D」の座席、狙ってみましょう!オススメです。
全席モニター&電源も完備
それからスターフライヤーは全席にタッチパネル式の画面モニター・電源・USBポートを兼ね備えています。
今やANAやJALも国内線にモニター付きの機材を導入していますが、これをいち早く全席で提供しているのだからスターフライヤー人気の理由が分かります。
使い勝手も全く問題ありませんでした。
機内誌「マザーコメット(Mother Comet)」
スターフライヤーの機内誌は「どこかの、誰かの想いを旅する雑誌 Mother Comet」です。
機内サービスや機内販売グッズについても、こちらの雑誌一冊にまとまっていて個人的には好きなテイストでした。
タリーズのホットコーヒー
スターフライヤー運航便(SFJ運航)では、機内ドリンクサービスとして「ホットコーヒー」「緑茶」「アップルジュース」「ミネラルウォーター」「オリジナルスープ」の中からチョイスできます。
ホットコーヒーはタリーズコーヒーとなっているため、機内にしながらお店の味を楽しむことができるとして人気です。
コーヒーを頼むと一緒にもらえるスターフライヤーのオリジナルチョコレートも良いですね!
福岡空港は沖止め!
初めてのスターフライヤー搭乗を楽しんでいるとあっという間に福岡空港に到着しました。
福岡空港では沖止め!ターミナルに直接繋がっていない形で降機して、バスでターミナルへと向かいます(ターミナル直結か沖どめ(バス移動)になるかはその時により異なります)。
今回は一番乗りでタラップを降りることができました。
バスは2台体制なので、前方・後方の乗客で分かれて乗車します。お急ぎの方は前方の座席をあらかじめ座席指定しておくのがオススメです!
LCCが多いのも福岡空港の魅力
バスはある程度満員になると1台目が発車し、ターミナルまでは3分ほどで到着するので近いです。
福岡空港は「Jetstar」「Peach」などLCCも多く就航しているので、車中から見える機体の数々を思わずパシャり。
楽しい初めてのスターフライヤー搭乗になりました。
スターフライヤー(SFJ運航)にお得に乗る方法
スターフライヤーにお得に乗りたいという方は「スターフライヤーが実施しているセールに参加する」か「ANAマイルを貯めて特典航空券を取得」しましょう。
今回僕もANAマイルを使った特典航空券を使って往復15,000マイルを支払いましたが、「マイルの貯め方」を実践しながら、今まで貯めてきたマイルで往路とともに同時予約したので、それ以外に現金は一切必要ありませんでした(無料)。
マイルはクレジットカードの支払いで貯めると思い込んでいませんか?その方法では大量にマイルを貯めることはできません。
僕は2016年からマイルを貯め始めて、2017年には約50万円分の航空券のほぼ全てをマイル支払い、そして累計100万マイル獲得を達成、2018年は月一度のペースくらいで飛行機には乗りますが、まだ一度も航空券にお金を支払っていません(諸税を除く)。
もちろん今年搭乗したフライトの中には国際線ビジネスクラスも含まれています。
それもそのはず、僕は全部貯めたマイルで支払いをしています。
ぜひ実践をおすすめします!
SFJ運航まとめ
今回はANA3841便「羽田ー福岡」スターフライヤー搭乗記をお届けしてきました。
- 羽田空港のターミナルに注意
- 第一ターミナルの場合ANAラウンジ利用不可
- 最前列オススメ
何点か注意すべき点がありますが、まずは羽田空港の利用ターミナルに注意しましょう。
ANAマイルでいつも通り取得した特典航空券であっても行き先によっては第一ターミナルになるので、ANAラウンジも利用不可となります。
ANA便であればいつも通りANAラウンジを利用することもできるので、行きはANA便・帰りはスターフライヤー(福岡ではANAラウンジ利用可能)というように使い分けても良いかもしれません。
間違えてしまった場合は巡回バスか地下通路を使ってターミナルを移動することもできますが、朝の時間など搭乗時刻が迫っているタイミングで間違えてしまうと最悪です。事前にチェックしましょう。
スターフライヤーの機内は「レザーシート」「タッチパネル」「電源」などが全席に設置されていて、ゆとりがあります。
ぜひ一度お試しになってみてはいかがでしょうか?
- 復路の搭乗記はこちら>>「福岡ー羽田」初めてのスターフライヤー非常口席をレビュー