シンガポール航空「クリスフライヤー」のマイルの貯め方!貯めるとスイート・ファースト・ビジネスクラス特典航空券などに使える!
英国格付け会社のスカイトラックス社が発表する2018年「World Airline Awards(ワールド・エアライン・アワード)」において、3位ANA、2位カタール航空を抑えて堂々の1位を獲得したシンガポール航空。
そんなシンガポール航空のマイレージプログラム「クリスフライヤー」のマイルを貯めると、ファーストクラスよりも高い位置付けに当たるスイートクラスやファーストクラス、ビジネスクラスなどの特典航空券がゲットできます。
最高クラス「スイートクラス」の往復運賃はなんと200万を超える路線も・・・。マイルを貯めればそんなスイートクラスも体験できます。
しかも2019年4月からは東京(成田)ーシンガポール路線にもA380が導入されることになりました!!!
ぜひ今日からシンガポール航空のマイルを貯めて、世界NO.1エアライン「シンガポール航空」のスイートクラスを体験しましょう!
シンガポール航空のスイートクラスに乗りたい!
シンガポール航空のマイルを貯めよう!こう思うようになったのには理由があります。
「シンガポール航空のスイートクラス」に乗りたい!!!!!
これに尽きます。
もう意味が分からないレベルで豪華な機内ですよね・・・。
シンガポール航空は2017年から900億円以上のお金をかけて機内装備のリニューアルを行っており、新スイートクラスでは窓2枠の空間を使ってイスとベッドが別々に用意、32インチ(驚愕!)のタッチスクリーンモニターなど超豪華なフライトを楽しむことが可能です。
現在、シンガポール航空が保有する機材の中で「スイートクラス」の設定がある機材は「A380」のみで、ボーイングシリーズには設定されている機材がありません。
A380は「ANAがホノルル路線に2019年5月から新規就航」することでも近頃は有名ですが、総二階建ての機材となっておりスペースを広く取れるのが特徴です。
そしてなんと、2019年4月からは東京ーシンガポール路線にもA380が導入されることになりました!!!
もちろんスイートクラス搭載機です!!
もうこれは今のうちにシンガポール航空のマイルを貯めておくしかないですね。
新スイートクラスが用意されているA380には、エコノミークラスも含めて全471席が設置されていますが、スイートクラスはその中のたった6席のみ用意された、最高の贅沢空間となっています。
ANAマイルではスイート・ファースト・ビジネス特典の発券不可
「ソラチカカード」などを活用してANAマイルを大量に貯めている方は、ANAマイルを使ってシンガポール航空スイートクラスの特典航空券を発券すればいいじゃん、と思うかもしれません。
というのもシンガポール航空はANAと同じスターアライアンスに加盟しているので、一般的に同じアライアンスであれば特典航空券を取得することができるためです。
ただ今回、僕にはどうしてもシンガポール航空のマイルを貯めなければいけない理由がありました。
残念なことにシンガポール航空は上位3クラス「スイートクラス」「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の特典航空券をANAに開放していないんです・・・。
どれだけ検索しても出てこない(はず)です。
もし出てきたらそれは何らかの期間限定キャンペーンか(未告知のものもあり)、システムバグの可能性が高いです。もし見つけたら必要マイルを確認して飛びつきましょう。恐らくANAマイルで取得した方がお得なはずです。
エコノミークラスは発券可能
ちなみに・・・上位3クラス(スイート・ファースト・ビジネス)についてはANAマイルを使った発券が不可となっていますが、エコノミークラスについてはANAマイルを使って発券することが可能です。
(往復) | SQ | ANA |
エコノミー | 50,000 | 35,000 |
むしろシンガポール航空よりも、ANAマイルを使って特典航空券を取得した方が往復で15,000マイルも安くなりますのでお得です。
一方でANAでは不可ですがシンガポール航空のマイルを使った特典航空券では「片道発券」が可能となっていますので、利便性という面ではシンガポール航空が便利です。
例えば往復のマイルは貯められないけれど、片道だけスイートクラスで・・・なんて使い方も可能です。
シンガポール航空マイルの貯め方一覧
そんなシンガポール航空のマイルはどのようにすれば貯めることができるのでしょうか。
(往復) | Saver | Advantage |
エコノミー | 50,000 | 90,000 |
プレミアムエコノミー | 69,000 | – |
ビジネス | 94,000 | 140,000 |
ファースト/スイート | 140,000 | 240,000 |
上記表はシンガポール航空マイルを使って、シンガポール航空運航便「日本ーシンガポール」の特典航空券を取得した場合の必要マイル数です。
実は2019年1月24日から最大往復1万マイルの必要マイル数値上げが予定されており、赤文字は今回値上げとなったマイル数を表しています。
見てみると僕が乗りたいスイートクラスは東京からシンガポールを往復した場合14万マイル、スイートクラスをダブルベット仕様の2名で利用したい場合には往復28万マイルが必要になります・・・。
A380が導入されていてもう少し少ないマイル数でスイートクラスに乗れる「シンガポールー香港」でも往復7.5万マイルがかかります。
僕もこれまでに「35万ANAマイルで家族全員分の特典航空券を発券」してみたり、「18万ANAマイルでファーストクラスに4回乗れる特典航空券」を発券してきましたが、いずれもANAマイルを利用したものです。
シンガポール航空のマイルをこれだけで大量に貯めるのは初めてのことになります。
そこでシンガポール航空のマイルの貯め方には、どのようなものがあるのか調べてみました。
①スターアライアンス搭乗で貯める
まず一つ目は、スターアライアンスに加盟する航空会社の飛行機に搭乗する際にシンガポール航空のマイルを積算する方法です。
日本在住の方の多くはANAマイルやJALマイルをメインに貯めているので、海外に行く際などに今まで乗ったことがない航空会社に乗るときにANAマイルが貯めると知れば、ANAカードをチェックインカウンターで差し出してANAマイルを積算してもらうと思います。
同じ要領でスターアライアンスに加盟するルフトハンザ・エアカナダ・タイ国際航空などに搭乗する際に、シンガポール航空の会員番号を伝えればシンガポール航空マイルを積算することが可能です。
こちらはイメージしやすいかと思います。
※国際線特典航空券を利用する場合にはマイルを積算することができません。積算できるのはあくまでもお金を支払って航空券を購入した場合に限ります。
国内線であれば例外的に、特典航空券でも下記デルタ航空マイルなら積算することが可能です。シンガポール航空マイルを貯めることはできません。
②クレジットカードで貯める
続いては、クレジットカードを活用してシンガポール航空のマイルを貯める方法です。
クリスフライヤーカード(VISA・JCB)
クリスフライヤーカード(KRISFLYER CARD)は、シンガポール航空とVISA・JCBが提携して発行しているクレジットカードです。
通常カードを利用するとポイントが貯まりマイルに交換することができますが、クリスフライヤーカードは特別なし仕様になっておりカードを利用するごとに100円=1マイルの「クリスフライヤーマイル(シンガポール航空マイル)」が付与されます。
VISAのワールドプレゼントポイントやJCBのOkidokiポイントは付与されません。
100円=1マイルの還元率1%なので、格段に還元率がいいというわけではありませんが悪くもない一般的な還元率でマイルが貯まるカードです。
- クリスフライヤー VISA(初年度年会費無料)
- クリスフライヤー VISA ゴールド
- クリスフライヤー JCB
- クリスフライヤー JCB ゴールド
カードは一般カードとゴールドカードの4種類が用意されており、年会費は以下の通りです。
(税別) | 通常 | 初年度 |
VISA一般 | 2,500円 | 無料 |
VISAゴールド | 15,000円 | 7,500円 |
JCB一般 | 2,500円 | 無料 |
JCBゴールド | 15,000円 | 10,000円 |
一般でもゴールドでも還元率は変わらないので、僕は一般カードで十分だと思います。
VISAやJCBでは、ボーナスマイルがもらえる入会キャンペーンを不定期で開催しているのでいいキャンペーンを実施している時に入会する、という方針がおすすめです。目安は8,000マイル〜10,000マイルくらいは欲しいところ。
ボーナスマイルがもらえないのであれば入会する旨味はありません。
SPGアメックスカード
SPGアメックス(スターウッド・プリファード・ゲスト・アメリカン・エキスプレス・カード)は、シェラトンやウェスティンホテルといった有名ホテルを抱えている、SPGグループが2001年から発行するクレジットカードです(日本上陸は2013年)。
発行するだけで(宿泊しなくても)、同じグループのマリオットやリッツ・カールトンといった名だたる高級ホテルの上級会員になることができるお得なカードとして知られていますが、ポイントをマイル移行もすることが可能です。
100円決済につき3ポイントがもらえて、3ポイントは1マイルに交換できますので「100円→3ポイント→1マイル」の図式で還元率は1%です。
さらに、SPGアメックスは60,000ポイントをまとめてマイルに移行すると5,000マイルがボーナスでもらえる仕様になっており、通常60,000ポイントをマイルに変えると20,000マイルのところ、5,000マイルが上乗せされて25,000マイルになります!!
還元率は1.25%!!
クリスフライヤーカードよりも還元率が高くなりました。
さらに、SPGアメックス本来のホテル特典も利用できる上、ステータスマッチをすることでヒルトングループの上級会員にもなることも可能にします。
特典としてお部屋の無料アップグレードが可能になったり(先日宿泊したホテルではスイートへアップグレード!)、レイトチェックアウトが利用できるようになったりと、高ランクのホテルに宿泊をお考えの方にとってはメリットが大きいカード!
継続2年目からは無料宿泊券ももらえるので、年会費相殺も可能です。
そんなSPGアメックスにお得に入会する方法、さらなるカードの詳細は「SPGアメックスを全解説!」をどうぞ。
スカイトラベラーカード
最後にご紹介するクレジットカードは、アメリカンエキスプレスが発行している「スカイトラベラーカード」です。
スカイトラベラーカードは、クレジットカードでシンガポール航空を含む提携27社の航空券を購入する機会が多い方におすすめです。
通常100円=1マイルの還元率1%が一般的ですが・・・
- スカイトラベラーカード:100円=3マイル
- スカイトラベラープレミアカード:100円=5マイル
航空券を購入する場合に限りスカイトラベラーカードは100円で3マイル、プレミアカードは100円で5マイルが貯まります。
クレジットカードで航空券を購入する機会が多い方は、圧倒的にシンガポール航空のマイルが貯まりやすくなりますので入会を検討してみましょう。
入会は下記ボタンからの入会が一番お得です。
※特にクレジットカードで航空券を購入する機会が多くない方はこちらの選択肢は除外で大丈夫です。
③クレジットカードポイント移行で貯める
シンガポール航空のマイルを貯めるためにおすすめのクレジットカードを数種類ご紹介しましたが、その他のクレジットカードについてもカード利用で貯まるポイントをシンガポール航空のマイルに移行できるものがあります。
おすすめは「アメリカンエキスプレス」です。
1,250ポイント=1,000マイルに移行することができるので還元率は80%(0.8%)となり、1%は割ってしまいますが、VISAは最高でも0.7%程度なのでポイントを移行するならアメックスポイントの方がオススメ。
アメックスのポイントが多めに余っている方は、検討してみましょう。
ちなみに・・・アメックスポイントを利用するとブリティッシュエアウェイズのマイルなども貯めることが可能で、僕も貯め始めています。
④ポイント購入・バイマイルで貯める
今やポイントやマイルの貯め方は多様化しており、ポイントを購入することができたり、マイルを直接購入できる「バイマイル」という制度があることをご存知でしょうか?
シンガポール航空も特典航空券を発券したいのだけれどマイルが足りない!という時にバイマイル(マイルを購入すること)が可能で、1,000マイル=40シンガポールドル(約3,200円)が購入レートです。
ただし条件があって、発券したい特典航空券の半分の必要マイル数までしか買えません。
例えばSQのスイートクラス特典航空券必要な最低マイルは2019年1月24日から70,000マイルなので、35,000マイルは自力で貯められれば残りの半分は1,400シンガポールドル(約11.2万円)で購入することが可能です。
他にもマリオットポイントを購入して、シンガポール航空マイルに移行する方法もあります。ただしオススメはできません。
マリオットポイントは年間50,000ポイントまで、1,000ポイント=12.5米ドルのレートで購入可能なので最大625ドル(約6.7万円)です。
2年間に跨いで60,000マリオットポイントを購入してシンガポール航空マイルに交換しても、25,000マイルにしかならないので、コスパ悪め。
「SPG・マリオットのプログラムが統合」される前は、SPGポイントが○%セールということを1年間に何度か行っていたのでポイント購入もおすすめだったのですが、マリオットも割引セールを行う告知がないので今のところはそこまでオススメできません。
⑤ポイントサイトで貯める
最後にご紹介するシンガポール航空マイルを貯める方法は「ポイントサイト」を活用する方法です。
結論から申し上げて、この方法がシンガポール航空スイートクラスに一番近づける方法となります!!!
ポイントサイトを活用して飛行機に乗らずに大量のマイルを貯めている方々を「陸マイラー」といい、僕も実際にANAマイルを毎月最低でも18,000マイル(年間21.6万マイル)を獲得しています。
ポイントサイトを活用したマイルを貯める方法は下記記事をどうぞ。
ポイントサイトとは与えられた条件(クレジットカード発行・ショッピングなど)をクリアすることでポイントがもらえ、その貯まったポイントはマイルなどに交換することが可能です。
近頃は、年間数十万〜数百万マイル貯めました!というようなブログ記事をご覧になる事があるかと思いますが、そのような方々はほぼ100%に近い確率でこちらの方法を活用しています。
2019年現在シンガポール航空を含む航空マイルを大量に貯める王道ルートは飛行機に乗ることではなく、クレジットカード決済することでもなく、間違いなく「ポイントサイト」を活用することなのです。
では、どのようなルートでポイントサイトからシンガポール航空のクリスフライヤーマイルに移行するかというと・・・・
各ポイントサイトで貯めたポイントをポイント中継サイトのPeXに集め、三井住友VISAのワールドプレゼントポイントに移行します。
その後VISA→シンガポール航空マイルと移行することで「移行レート60%(0.6%)」にて、ポイントサイトで貯めたポイントをシンガポール航空マイルにすることができます!!
ANA81%・JAL80%に比べると若干還元率は落ちますが、決して悪い数字でもないのでぜひ挑戦してみましょう。
シンガポール航空のスイートクラスに乗るんだ!という目標があれば、ポイントサイト活動も熱量持って取り組めると思います。
※登録するポイントサイトに迷ったらmoppy・ポイントタウン・ハピタスがおすすめ
シンガポール航空マイルを大量に貯めるならポイントサイト!
様々なマイルの貯め方をご紹介してきましたが、やはり一番のおすすめは「ポイントサイト」を活用してマイルを貯める方法です。
「陸マイラー」デビューして、ポイントサイトのポイントを貯め始めるとポイントが余ってしまうことも出てくるかと思いますが、その場合は現金化したり、ANAマイルに交換することもできるので使い方は無限です。
ポイントサイトを絡めたマイルの貯め方がある航空会社は非常に貯まりやすいので、シンガポール航空はラッキーです。
まだシンガポール航空のマイルを貯めていない方もぜひ挑戦してみましょう!
僕が70,000シンガポール航空マイル貯めるならこうする!
ちなみに・・・これから僕が東京=シンガポール路線の片道スイートクラスに乗るために必要な70,000クリスフライヤーマイルを貯めるとしたら・・・
- SPGアメックス→SQ:50,000マイル
- ポイントサイト→SQ:20,000マイル
こんな割合で貯めると思います。
SPGアメックスのポイントが余っているので、シンガポール航空に60,000ポイントずつ移行すると1回でボーナス含めて25,000マイルがもらえるので、2回繰り返して50,000マイル。
足りない分の20,000マイルはポイントサイトから先ほどの移行ルートを用いて補填します。
還元率的にはアメックスポイントをシンガポール航空に移行した方が80%なので、アメックスのポイントが大量に余っている方はアメックス+ポイントサイトの組み合わせでもいいと思います。
シンガポール航空マイルの貯め方まとめ
今日は、シンガポール航空のマイル貯め方を解説してきました。いかがでしたでしょうか?
マイルの貯め方を整理すると・・・
- スターアライアンス搭乗貯める
- クレジットカードで貯める(1.25%)
- クレジットカードポイント移行で貯める(0.8%)
- ポイント購入・バイマイルで貯める
- ポイントサイトで貯める(0.6%)
この辺りの貯め方が広く知られている、シンガポール航空マイルの貯め方です。
繰り返しになりますがおすすめNO.1はポイントサイトです。還元率60%と低めに感じますがポイントの貯まりやすさが全然違います。
とは言えシンガポール航空に移行すると、ボーナス含めて1.25%の高還元率を叩き出している「SPGアメックス」も必見なので、上級編としてはうまく組み合わせて利用できるとさらに効率的にシンガポール航空マイルを貯められるようになると思います。
ぜひ自分のポイント残高を見ながら、いい還元率となるルートでシンガポール航空マイルを獲得してみましょう!
またシンガポール航空エコノミークラスなどスターアライアンス運航便を利用する予定の方は「スターアライアンスゴールドメンバー」となっておくことも大切です。
ゴールドメンバーになるとスターアライアンスに加盟している航空会社であれば、どこでも上級会員としてラウンジなどを利用できますので、ぜひ今のうちに「SFC修行」などをして備えておきましょう。
僕も2017年に実施して、一生涯のANA上級会員の資格を手に入れました。
それでは素敵なシンガポール航空ライフを!!
航空券を実質無料にて購入する方法はこちらから。