- 1. ホテルグループ大手「SPG」と「マリオット」が2018年8月18日から統合し、新しいプログラムをスタートさせることが決定!改悪・改善まとめ
- 1.1. SPGとマリオット統合の基本情報
- 1.2. リッツカールトンを含めた3つのプログラムが1つに!
- 1.3. 新プログラム名は2019年1月に発表
- 1.4. 新プログラムのメリットと特徴
- 1.5. 世界中の29ブランド・6,500軒のホテルで利用可能
- 1.6. 手続きがシンプルに
- 1.7. 保有ポイントは損することなく「ポイント」へ自動変換
- 1.8. 宿泊実績(エリートナイト)も合算!
- 1.9. エリート会員制度が新規導入
- 1.10. 宿泊ボーナスタイムが到来!
- 1.11. 新エリート会員ランク別特典一覧
- 1.12. エリートメンバー特典内容(〜9泊)
- 1.13. シルバーエリート特典内容(10〜24泊)
- 1.14. ゴールドエリート特典内容(25〜49泊)
- 1.15. プラチナエリート特典内容(50〜74泊)
- 1.16. プラチナプレミアエリート特典内容(75〜99泊)
- 1.17. プラチナプレミアエリート アンバサダー特典内容(100泊以上)
- 1.18. ゴールド会員の主な変更点(改悪)
- 2. 統合後のステータスマッチ一覧表
- 2.1. SPG会員の新ステータス
- 2.2. マリオット会員の新ステータス
- 2.3. 追記:マリオットリワード公式アカウントからの回答
- 2.4. 追記:2019年2月まで新プラチナステータスか!?
- 2.5. 各ホテルの新カテゴリーが発表!
- 2.6. ピーク・オフピーク制の導入
- 2.7. 最大40,000ポイント割引のお得な予約期間が登場
- 2.8. 統合を受けてSPGアメックス特典は改悪か!?
- 2.9. 特に注目は新ステータスの行方
- 2.10. ステータス次第で超ラッキータイムに突入か!?
- 2.11. SPGアメックス側から見た統合によるメリット
- 2.12. 僕はSPGアメックスこれからも保有します
- 2.13. 追記:SPGアメックスから封書が到着!
- 2.14. まとめ
ホテルグループ大手「SPG」と「マリオット」が2018年8月18日から統合し、新しいプログラムをスタートさせることが決定!改悪・改善まとめ
事の始まりは約2年前、マリオットグループがウェスティンやシェラトンなどを傘下にするSPGグループを買収したことにより、それまで別々に運営していた2つの会員プログラムを統一(合併)しようという動きが本格化しました。
そこで問題となったのが、双方のプログラム特典内容の差です。
それぞれのプログラムのゴールド会員特典内容を見てみると、これまでは「ラウンジ無料・朝食無料」という点でマリオットリワードの方がかなりお得になっていました。
今回の統合(合併)によって、そのような点で整合性が取れるように全体的に特典内容が見直しがかかりました。意味するところ、項目によっては「改悪と改善」です。
またSPGグループといえばホテル系最強カードの呼び声高い「SPGアメックス」が有名ですが、結論から申し上げて今回のプログラム統合は、SPGアメックスの価値を下げる結果になっています。
統合は8月18日からということでまだ少し時間はあります。これまでと変更になる点をしっかり理解して、今後のホテルライフを検討していきましょう。
SPGとマリオット統合の基本情報
2018年4月17日、SPGから1通のメールが届きました。
2016年9月にマリオットがSPGを買収してから各所で噂されていた通り、「SPG」と「マリオット(リッツカールトン含む)」が、2018年8月18日から1つのプログラムに統合(合併)されることが正式に発表になりました。
この8月、スターウッドプリファードゲスト、マリオット リワード、ザ・リッツ・カールトン・
リワードは1つの魅力満載のプログラムに統合されます。 2019年まで、各プログラムの名称に変更はありませんが、 その他の点についてはすべて統合され、よりお手軽に、 より便利にご利用いただけるようになります。
リッツカールトンを含めた3つのプログラムが1つに!
買収こそ2016年9月に完了していましたが、「SPG」とリッツカールトンを含む「マリオットグループ」は、協力体制を築きながらこれまで通りそれぞれの会員プログラムを運営してきました。
- SPG:スターウッドプリファードゲスト
- マリオット:マリオットリワード
- リッツカールトン:リッツカールトンリワード
これまでに上記会員プログラムを利用したことがある方は、それぞれにIDを作成してログインをして・・・ということを繰り返していて面倒だなと感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかしこれからはその面倒は不要です。2018年8月からは、上記3つのプログラムが1つ統合(合併)になるため1つのサイトから全てのホテルにアクセスできるようになるなど利便性の向上が期待されます。
新プログラム名は2019年1月に発表
そんな注目の新プログラムの名称は、「2019年1月」に発表される予定となっています。
統合プログラムのスタートが2018年8月からとなっているので、なぜ名前の発表とプログラム開始の順番が逆なのかは分かりませんが、いずれにせよ新ネームが発表になるまでは現行の通り各プログラム名を継続利用することになりました。
新プログラムのメリットと特徴
次に、8月から始まる新しい統合プログラムの特徴や、統合によって生じるメリットを考えてみましょう。
世界中の29ブランド・6,500軒のホテルで利用可能
まず1つ目に統合による、規模拡大によるメリットです。
これまで別々に運営されていた会員プログラムが統合されることで、全てのホテルブランドへ1つのIDからアクセスできるようになるため、世界中に展開されている29ブランド・6,500軒のホテルにて新プログラムを適用することが可能になります。
主なホテルブランド一覧
新プログラムで利用可能となる、主なホテルブランドは以下を参考にどうぞ。
- マリオット(Marriott)
- JWマリオット(JW Marriott)
- リッツカールトン(THE RITZ-CARLTON)
- セントレジス(ST. REGIS)
- ウェスティン(WESTIN)
- シェラトン(Sheraton)
手続きがシンプルに
また、アカウントが1つに統合されたことにより、ログインやプロフィール作成、宿泊予約、ポイント管理、宿泊実績管理(エリートナイト)などの手続きが非常にシンプルになります。
保有ポイントは損することなく「ポイント」へ自動変換
3つのプログラムが統合になるということで気になるポイントの1つが、「これまで貯めてきたポイントがどうなるのか」という点ではないでしょうか。
結論から申し上げて、今回の統合によって保有しているポイントの価値が目減りしたり、そもそも手数料で取り上げられたりといったことはなく、損をすることはありません。正直ここが個人的に一番ホッとしている点です。
統合後の新ポイント名はシンプルに「ポイント」となっているため、8月に全て「ポイント」に自動変換され合算されます。
- SPGスターポイント→1:3の倍率で自動変換
- マリオット:等倍で自動変換
なお、SPGアカウントに紐づいたスターポイントについては、これまでマリオットポイントに移行する際のレートであった1:3を採用しているので、損することなく自動変換することが可能です。
旧)20,000スターポイント→ 新)60,000ポイント
マリオットリワードで貯めたポイントは、等倍でそのまま名称だけが変更になりますので特に気にする必要はありません。
ポイント宿泊したいと考えている方は「SPGからポイント移行してホテル予約するまでの記録」や「マリオットポイント宿泊の裏技」も合わせてどうぞ。
宿泊実績(エリートナイト)も合算!
ポイント同様に、それぞれの宿泊実績(エリートナイト)についても合算されることとなりました。
プラチナチャンレンジなどで上級会員を目指している方にとっては、朗報ですね。
ただし後ほど詳しくご説明しますが、統合後のプログラム内容を見るとプラチナになるためには、これまでよりも一気に難しくなって、滞在数による優遇なし+自力で50泊の宿泊実績が必要になりますので、統合前にプラチナを獲得するのがオススメです。
エリート会員制度が新規導入
また、今回のプログラム統合に伴って、「エリート会員」と呼ばれる新しい会員ランクが誕生になります。
エリート会員の中でもシルバー会員・ゴールド会員・プラチナ会員など、細かく6つの会員ランクに分かれます。
ランクが上がると、お部屋の無料アップグレードが可能になったり、ラウンジを無料で利用できたり、レイトチェックアウトを利用できたりと特典盛りだくさんの内容になっています。
宿泊ボーナスタイムが到来!
SPGとマリオット統合のメリットをもう一つ。
新プログラムスタートに伴って、SPG・マリオットグループ全てのホテルカテゴリーが一回見直されることになりました。
SPGとマリオット統合による、新プログラムスタートは2018年8月18日となることは「SPGとマリオットが統合。改悪・改善まとめ」でもお伝えした通りですが、新カテゴリーとピーク/オフピーク制の導入は、2019年2月1日となることが決定しました。
- 新プログラム:2018年8月18日
- 新カテゴリー&ピーク制:2019年2月1日
間の期間である「8月〜1月末」は、どのようなカテゴリー分けになるのでしょうか。
なんと!ホテルごとのカテゴリーにおいて、カテゴリー8に所属することが決まっているホテルについては、2月までの間は「カテゴリー7」と同じ必要ポイント数で無料宿泊することができます。
日本では以下のホテルが対象です。
- プリンスギャラリー東京紀尾井町ラグジュアリーコレクション
- リッツカールトン東京
- リッツカールトン京都
- 翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都
- セントレジス大阪
これはすごいです。カテゴリー8ホテルに泊まりたいと考えている方にとっては、超お得な予約期間が発生するという朗報です。
ホテルごとの新カテゴリーについては「最大40,000ポイント割引!ホテル宿泊のボーナスタイム詳細」をご覧ください。
新エリート会員ランク別特典一覧
次に、新しいエリート会員制度については、もう少し詳しく会員ランクやランクごとの特典内容を一覧で見てみましょう。
スマートフォンをご利用の方は、表が見づらいと思いますので下記箇条書きをご覧ください。
エリートメンバー | シルバーエリート | ゴールドエリート | プラチナエリート | プラチナプレミアエリート |
プラチナプレミアエリートアンバサダー
|
|
0-9泊 | 10-24泊 | 25-49泊 | 50-74泊 | 75-99泊 | 100泊以上 | |
無料インターネット | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
会員割引価格 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
モバイルチェックイン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
予約保証 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ポイントボーナス
|
10% | 25% | 50% | 75% | 75% | |
レイトチェックアウト
|
〜14時 | 〜14時 | 〜16時 | 〜16時 | 〜16時 | |
専用予約デスク
|
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ウェルカムギフト
|
ポイント | ポイント/朝食/アメニティ | ポイント/朝食/アメニティ |
ポイント/朝食/アメニティ
|
||
ルームのアップグレード
|
○ | ◎(スイート含む) | ◎(スイート含む) |
◎(スイート含む)
|
||
ラウンジアクセス権
|
○ | ○ | ○ | |||
ルームタイプ保証
|
○ | ○ | ○ | |||
48時間前の予約保証
|
○ | ○ | ||||
アンバサダーサービス
|
○ | |||||
Your24 | ○ |
上記表を、箇条書きに直した各ランクごとの特典内容は以下の通りです。
エリートメンバー特典内容(〜9泊)
- 無料インターネット
- 会員割引価格
- モバイルチェックイン
シルバーエリート特典内容(10〜24泊)
- 無料インターネット
- 会員割引価格
- モバイルチェックイン
- 予約保証
- ポイントボーナス(10%)
- レイトチェックアウト(14時まで)
- 専用予約デスク
ゴールドエリート特典内容(25〜49泊)
- 無料インターネット
- 会員割引価格
- モバイルチェックイン
- 予約保証
- ポイントボーナス(25%)
- レイトチェックアウト(14時まで)
- 専用予約デスク
- ウェルカムギフト
- ルームのアップグレード
プラチナエリート特典内容(50〜74泊)
- 無料インターネット
- 会員割引価格
- モバイルチェックイン
- 予約保証
- ポイントボーナス(50%)
- レイトチェックアウト(16時まで)
- 専用予約デスク
- ウェルカムギフト
- ルームのアップグレード(スイート含む)
- ラウンジアクセス権
- ルームタイプ保証
プラチナプレミアエリート特典内容(75〜99泊)
- 無料インターネット
- 会員割引価格
- モバイルチェックイン
- 予約保証
- ポイントボーナス(75%)
- レイトチェックアウト(16時まで)
- 専用予約デスク
- ウェルカムギフト
- ルームのアップグレード(スイート含む)
- ラウンジアクセス権
- ルームタイプ保証
- 48時間前の予約保証
プラチナプレミアエリート アンバサダー特典内容(100泊以上)
- 無料インターネット
- 会員割引価格
- モバイルチェックイン
- 予約保証
- ポイントボーナス(75%)
- レイトチェックアウト(16時まで)
- 専用予約デスク
- ウェルカムギフト
- ルームのアップグレード(スイート含む)
- ラウンジアクセス権
- ルームタイプ保証
- 48時間前の予約保証
- アンバサダーサービス
- Your24
ゴールド会員の主な変更点(改悪)
ざっと新しいエリート会員特典を確認したところで、これまでの「SPG」や「マリオット」から主な変更点をピックアップしていきましょう。
今回の統合(合併)に伴って注目されたゴールド会員の特典内容は、下記の通り改悪が目立つ結果となってしまいました。
- レイトチェックアウトが16時→14時に
- プラチナは50泊以上&滞在数カウントはなし
- ラウンジアクセス権消滅
- 朝食無料消滅
- ルームタイプ保証消滅
朝食無料とラウンジアクセス権利が消滅
特に、マリオットゴールド会員であれば利用できたエグゼクティブラウンジの利用権利と朝食無料のサービスが、なくなってしまったのは大きなショックです。これは本当に悲しい。
この2つの特典があったからこそ、僕はSPGグループのホテルよりもマリオットホテルを優先的に使うようにしていました。実際に先日訪れたロサンゼルスのホテルでもそうでした。しかし今後は使えなくなってしまいます。
関連記事:JWマリオットロサンゼルス宿泊記。初スイートルームへアップグレード!
ゴールドエリートでラウンジにアクセスする方法
8月の統合(合併)以降に無料でラウンジにアクセスしようと思ったら、運よくラウンジフロアのお部屋へアップグレードしてもらうか、頑張ってプラチナ修行などをしてプラチナステータスを保有するかの2択しかありません。
後述するSPGアメックスにもダメージを与える結果となりました。
レイトチェックアウト14時まで
そして地味に痛いのがレイトチェックアウトが14時までになってしまったことと、ルームタイプ保証の消滅です。
ルームタイプは、1ベッドルーム指定や2ベッドルーム指定、上層階指定など自分好みのお部屋に泊まることができる特典として、個人的に重宝していました。残念ながら8月以降は利用することができません。
統合後のステータスマッチ一覧表
続いて8月に統合(合併)する際に、既にSPGやマリオットで上級会員の権利を持っている方は、新エリート制度のどのステータスに「ステータスマッチ」されるのかを確認してみましょう。
関連記事:【事例から考える】ステータスマッチとは?
SPG会員の新ステータス
まず、現在SPGの会員制度ステータスを保有している方の新ステータスをまとめていきましょう。
現在のSPG会員ステータス | 8月からの新ステータス |
0〜9泊のプリファードゲスト | エリートメンバー |
10〜24泊達成のプリファードゲスト |
シルバーエリート
|
コーポレートプリファードゲスト | |
プリファードゲストプラス | |
ゴールド会員 | ゴールドエリート |
プラチナ会員 | プラチナエリート |
75泊達成のプラチナ会員 | プラチナプレミアエリート |
100泊達成のプラチナ会員 | プラチナプレミアエリート アンバサダー |
ライフタイムゴールド | ライフタイムゴールドエリート |
ライフタイムプラチナ | ライフタイムプラチナエリート |
注目は、SPGアメックスを保有している方が対象になる、SPGゴールド会員の新ステータスですが、8月以降は「ゴールドエリート会員」として、マリオットやリッツカールトンなどのグループホテルで上級会員特典を受けることができます。
ただし!先ほどの項目でもご説明した通り、新プログラムにおいては「ゴールド会員」特典が改悪になっています。
SPG側から見るとこれまで通りマリオット宿泊時に、エグゼクティブラウンジが使えたり、朝食が無料になったりというサービスは利用することができませんので、ご注意を(悲しい・・・)。
マリオット会員の新ステータス
続いて、マリオット会員のステータスを保有している方の新ステータスです。
現在のマリオットステータス |
8月からの新ステータス
|
10-24泊のシルバーエリート |
シルバーエリート
|
25-49泊のシルバーエリート | |
ゴールドエリート |
プラチナエリート
|
プラチナ会員 |
プラチナエリート
|
100泊達成のプラチナ会員 |
プラチナプレミアエリート アンバサダー
|
注目すべきは、SPGゴールド会員は8月からの新しいステータスにおいて「ゴールドエリート会員」になることが発表になっていますが、マリオットゴールド会員は新ステータスにおいて「プラチナエリート会員」となります。
これは困りました。特に後ほど詳しく説明するSPGアメックスを保有している方は、非常に悩ましい問題が発生します。
一般的にSPG・マリオット・リッツカールトンはステータスマッチをすることで同じステータスを保有することができるので、どれか1つの会員プログラムでゴールド会員になることができるば、全てのアカウントでゴールド会員として扱われていたのがこれまででした。
そうなると、新ステータスを決める際に「SPGステータス」を優先するのか、「マリオットステータス」を優先するのかによって、新ステータスが異なる結果になってしまいます。
前述の通り新ステータスにおいて、ゴールド会員なのかプラチナ会員なのかによって特典が大きく異なるため(特にラウンジの利用権と朝食無料)、ここは非常に重要な問題です。
今のところ、明確な回答(発表)は、されていません。
追記:マリオットリワード公式アカウントからの回答
Current SPG members with Gold Status will remain Gold Elite Status with Marriott Rewards in the new program.
— Marriott Bonvoy (@MarriottBonvoy) April 20, 2018
8月以降どのようなステータスになるのかという点については、「SPGゴールドからステータスマッチをしてマリオットゴールドになっているのですが、8月以降のステータスは?」という質問に対して、マリオットリワード公式アカウントで英語による回答結果が得られています。
結果は「新ゴールドエリート」になる、とのことです。
日本においても同様の対応となるのか、正式発表を待って最後の可能性に賭けたいところですが、このTweetで一気に改悪が濃厚になってきました。
追記:2019年2月まで新プラチナステータスか!?
上記Tweetが出たことでステータス改悪となることが濃厚でしたが、2018年5月に入り様子がまた変わってきました。
ホテル宿泊時やオペレーターに聞いた際に「2019年2月までは新プラチナ会員として扱われる」という返答が複数報告されています。
spg アメックス を発行し、ステータスマッチして、現在マリオット ゴールドエリートの方は、2018/8から2019/2までは、救済処置として、新プログラムのプラチナエリートになるというリークをキャッチしました。
— げどう (@mygedou) May 6, 2018
気になったので、実際に僕もホテル利用時に聞いてみました。
https://twitter.com/halohalo_ana/status/993848964670615552
これは大逆転、一気に状況が変わりました。かなりの数、2019年2月までという情報(リーク)が出ているので、本部から今後の方針に付いて通達があった可能性があり、こちらの説が現在は濃厚です。
そうなったら、今こそまさにSPGアメックス入会のチャンスです!!!!!
各ホテルの新カテゴリーが発表!
また、今回のSPGマリオット統合によって、新しいステータスともに各ホテルごとのカテゴリー(ランク)についても見直しがされています。
新カテゴリーごとの無料宿泊に必要なポイント数は以下の通りとなります。
カテゴリー | 通常期(スタンダード) | オフピーク(2019年2月〜) |
ピーク(2019年2月〜)
|
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
8(2019年2月〜) | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
各ホテルごとのカテゴリーは、既に発表されているものから「【SPGマリオット】新カテゴリーが発表」にて、随時情報を更新中ですので是非ご覧ください。
ピーク・オフピーク制の導入
上記表の通り、カテゴリーの改定に付随して「ピーク」「オフピーク」制度の導入も決定しました。
これまでSPGもマリオットもリッツカールトンも、平日の閑散日にポイントを使って無料宿泊する場合と、土日やGW・お盆などの繁忙期にポイント宿泊する際の必要ポイント数は基本的に同じとなっていました(一部例外あり)。
これは繁忙期(1泊の値段が高い日)に宿泊するほど、お得に予約できるメリット(特典)として「SPGアメックス」ユーザーを中心に大変人気があったわけですが、2019年2月からは曜日や期間によって、同じカテゴリーでも最大15,000ポイントの開きが生まれることとなります。
ここは残念ながら、改悪です。
最大40,000ポイント割引のお得な予約期間が登場
そして、もう一つ。新カテゴリーの導入に伴って、開始時期も発表になりました。
- 新プログラム:2018年8月18日
- 新カテゴリー&ピーク制:2019年2月1日
新プログラムスタートは2018年8月18日となることは「SPGとマリオットが統合。改悪・改善まとめ」でもお伝えした通りですが、新カテゴリーとピーク/オフピーク制の導入は、2019年2月1日ということでギャップが生じます。
なんと!各ホテルごとのカテゴリーにおいて、カテゴリー8に所属することが決まっているホテルについては、2月までの間は「カテゴリー7」と同じ必要ポイント数で無料宿泊することができることが明らかになりました。
これはすごいです。カテゴリー8ホテルに泊まりたいと考えている方にとっては、超お得な予約期間が発生するという朗報です。
詳細については「【SPGマリオット】最高級ホテルが期間限定でお得に予約できる!?」をご覧ください。
統合を受けてSPGアメックス特典は改悪か!?
最後に、プログラム統合を受けて良くも悪くもモロに影響を受ける形となってしまった、SPGアメックスの今後の形(入会すべきか・維持すべきか)を探ってみましょう。
繰り返しになる点もありますがSPGアメックスに関連して、今回注目すべきに点(改悪含む)は以下の通りです。
- 新ゴールド会員はラウンジなし+朝食なし
- 新ゴールド会員はレイトチェックアウトが14時に変更
- 新ゴールドになるのか、新プラチナになるのか
- 新プラチナになったらスイートアップグレードもあり
特に注目は新ステータスの行方
今回の統合を受けて、SPGアメックスユーザーの方が特に注目すべきポイントは「新ステータスにおいてゴールド会員になるのか、それともプラチナ会員になるのか」という点です。
- SPGゴールド→新ゴールドエリート
- マリオットゴールド→新プラチナエリート
これまではSPGアメックスに入会すると、SPGゴールド会員になり、ステータスマッチをしてマリオットゴールドやリッツカールトンゴールド会員の権利を獲得できていました。
よってマリオット系列に泊まればゴールド特典として「エグゼクティブラウンジ」が使えて、朝食も無料というのは非常に分かりやすいメリットの1つとして人気の理由に挙げられます。
しかし、今回の統合によってSPGステータスが優先されるのか、マリオットステータスが優先されるのか、それとも両方のステータスを保有している方はいい方が優先されるというルールになるのかによって、ラウンジ+朝食無料のサービスを受けられるのかが決まるので、非常に注目が集まります。
ステータス次第で超ラッキータイムに突入か!?
もし仮に、マリオットステータスが優先される結果になり「新プラチナステータスを獲得できる」ことになった場合は、統合までの期間「SPGアメックス入会における超ラッキータイム」に突入します。
その場合は7月最終日までにカードを発行することができれば、SPGアメックスを保有し続ける限り「新プラチナエリート」となり、スイートルーム含むルームアップグレードはもちろん、エグゼクティブラウンジの利用権など価値が格段に向上します。
- 無料インターネット
- 会員割引価格
- モバイルチェックイン
- 予約保証
- ポイントボーナス(50%)
- レイトチェックアウト(16時まで)
- 専用予約デスク
- ウェルカムギフト
- ルームのアップグレード(スイート含む)
- ラウンジアクセス権
- ルームタイプ保証
そうなった場合には、ただでさえホテル系NO.1カードの呼び声高い「SPGアメックス」の価値も飛躍的に向上します。間違いなく7月最終日までにSPGアメックスに申し込むことをオススメします。
SPGアメックスの詳細は下記記事をご覧ください。
SPGアメックス側から見た統合によるメリット
他にも8月の統合によって、SPGアメックス保有者にはメリットがあります。
無料宿泊特典対象ホテルの拡大
その代表格が、継続ボーナスとなっている「無料宿泊特典」の対象ホテル拡大です。
これまでSPGグループのみで利用可能となっていた無料宿泊特典ですが、今後は一元化されることでマリオットグループホテルにも利用することができるようになるため、一気に利便性が向上します。
また、今後少しづつ明らかになっていくと思いますが、ホテルによってはこれまでよりも少ないポイント数で宿泊できることも指摘されていますので、クレジットカード利用などで賢くポイントを貯めることができれば、よりホテルに無料で宿泊しやすくなります。
少しでもお得に泊まりたい方は「ホテルに安く泊まれるベストレート申請の裏技」も、要チェック。
僕はSPGアメックスこれからも保有します
以上のことなどを考慮して、今後SPGアメックスをどうしようか考えましたが・・・僕は今まで通り保有を続けます。
新ゴールドエリートとなってしまった場合には、8月以降ラウンジが使えないなど改悪がありましたが、継続することでもらえる「無料宿泊特典」を活用すれば十分に年会費分をペイできますし、特典が減ったといえど入会だけでゴールド会員資格を保有できる点は魅力的です。
ましてや新プラチナエリートになれる場合には、最高のカードになります。
精神的にはロサンゼルスに訪れた際に、ゴールド会員でもスイートルームにアップグレードしてもらえたことも保有を後押ししています。
関連記事:JWマリオットロサンゼルス宿泊記。初スイートルームへアップグレード!
メリット・デメリットがはっきり別れてきた印象のSPGアメックスですが、まだまだ捨てるわけにはいきません。
まだお持ちでない方は最もお得に入会できる「特別入会キャンペーンページ」から入会のご検討を!
関連ページ:ホテル系最強カード「SPGアメックス」とは?
追記:SPGアメックスから封書が到着!
そんなSPGアメックスから、「SPGアメックスカード会員様へ重要なお知らせ」にという封書が届きました。
内容は「プログラム変更に伴う特典改定のご案内」が封入されており、今回の新プログラムが8月18日からスタートすることやスターポイントの交換レートの変更について記載されていました。
挨拶文は以下の通りです。
平素よりスターウッド プリファードゲスト アメリカン・エキスプレス・カードをご愛顧いただき、ありがとうございます。本日はカード会員様に、SPGプログラムの変更に際して改定となる特典のご案内をさせていただきます。
世界約100ヶ国6,500軒を超えるSPGおよびマリオットホテルリゾートにて、より優雅なご滞在をお楽しみください。
この封書を見て、特典内容の変更を知った方はどのような印象を受けるのでしょうか。
僕は、今までと何ら変わりがなく、むしろ良くなりますくらいの書き方となっている点は信用性に疑問を感じてしまう封書でした。
確かに良くなる点もありますが、悪くなる点もありますので、しっかりと理解する必要があります。封書はその点、不十分でした。
まとめ
SPGとリッツカールトンを含む、マリオットグループの統合(合併)情報をまとめてきました。
- 2018年8月18日スタート
- 3つのプログラムを1つに一元化
- ゴールド会員の目玉「ラウンジ利用」は消滅
- 改悪事項が複数箇所あり
- ホテルによって宿泊ポイントが低くなる可能性あり
SPGアメックスを保有していると与えられるゴールド会員の権利は、8月18日以降「ゴールドエリート会員」に統一され、これまでゴールド会員の目玉特典だった「ラウンジの利用権利」や「朝食無料」の特典は改悪(消滅)となります。
一方でホテルによっては、今までよりもポイント宿泊に必要なポイント数が低くなったりするようですので、ぜひ有効活用していきましょう。
全体を見回してみると、SPGアメックスを持っていても意味が全くなくなるような大改悪がなかったので正直ちょっとホッとしています。まずはポイントでお得に泊まれるホテルを探しながら、一緒に次の一手を検討していきましょう。
以上、Halohalo(ハロハロ)でした。ALOHA〜!
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