ANA国内線プレミアムクラスのアップグレード方法が、2018年4月1日搭乗分から変更になります。
これまでは普通席からプレミアムクラスへのアップグレードは搭乗当日一律9,000円となっていましたが、4月1日搭乗分から最大で2日前からアップグレードできるようになり、さらに路線や何日前にアップグレードするかということによって価格が変動する方式に変わります。
価格が路線別になったことで、東京発着便では北海道・沖縄路線などの長距離路線がこれまでよりも価格が高くなっていて、近場の路線ではこれまでよりも価格が安くなっています。個人的には、今回のルール変更は実質値上げと感じています。
4月1日以降のアップグレードの方法と発着空港別のアップグレード価格をまとめていきたいと思います。いよいよ1月23日からは2018年3月〜10月搭乗分の旅割が発売になりますので、その前にマスターしておきましょう(参考:ANA旅割発売日程が決定!)。
2018年は3月にはANAソラチカルートの改悪、2018年4月からはANA国内線のWi-Fi無料、2018年10月からは国際航空券(国内区間)のマイル積算率の改悪と2018年はANA関連のルール変更が続きますので、合わせてチェックを!
ANAプレミアムクラスへのアップグレードについて
ANA国内線(全日空)では、エコノミークラス/普通席で予約した航空券について上位クラスの「プレミアムクラス」に空席がある場合、アップグレードができる制度が存在しています。
アップグレードは下記場所で申告することで、空席がある場合に限りアップグレードすることができます。
- ANA PREMIUM CHECK-IN
- チェックインカウンター
- 各種ANAカウンター
- ANAラウンジ
- 搭乗口
上記は現金またはクレジットカードでアップグレード料金を支払い場合に、利用できるアップグレード申告場所です。
普通席からプレミアムクラスへのアップグレードは、アップグレードポイントを活用して行うこともできるのですが、その場合は上記場所に加えて、自動チェックイン機でも登録が可能です。
これまで価格は短距離路線・長距離路線に関わらず一律9,000円となっており、長距離路線ほどお得なアップグレード方法となっています。
これはSFC修行時にも、もちろん利用可能なのでいつもエコノミークラスでフライトしている方は一度はプレミアムクラスへ搭乗されることをオススメします。本当に離れられなくなる良さがプレミアムクラスにはあります(参考:2018年SFC修行のメリット・注意点まとめ)。
2018年4月1日搭乗分からルール変更あり
そんなANA国内線プレミアムクラスにおける当日アップグレードが、2018年4月1日搭乗分から2日前よりアップグレード可能というルールに変更になります!
これまで当日空港にてプレミアムクラスに空席がある場合に限りプレミアムクラスに変更いただけましたが、ご搭乗2日前からANA ウェブサイトやANA国内線予約・案内センターにてプレミアムクラスへの変更ができるようになります。
-
当日のみ→2日前から可能
-
一律9,000円→路線・日数別に変更
さらには、これまでどの路線においても一律9,000円だったアップグレードが、路線ごとに価格が設定され、事前にアップグレードするのか、当日アップグレードするのかによっても価格に差が出るようになるように変更されます。
これまでプレミアムクラスへのアップグレードは、当日だけしかできなかったのですが、事前にもアップグレードすることができるようになるので計画も立てやすく、当日必要以上に早く空港に行かなければいけない必要も減ることが予想されます。
ただ、路線によっては値上げとなってしまいますので、下記路線別のアップグレード価格表を参考にしながら、アップグレードを検討しましょう。
ANAプレミアムクラスアップグレード価格一覧
それでは、ここからは発着空港別に今回変更にあったアップグレード価格を一覧でまとめて行きたいと思います。
当日アップグレード一律9,000円の時代は終わり、それぞれの路線ごとの価格をチェックしなければいけなくなるので、事前チェック必須ですよ!
羽田/成田路線アップグレード価格
路線 | 搭乗2日前〜1日前 | 当日 | |
東京
|
札幌 | ¥14,000 | ¥15,000 |
稚内 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
紋別 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
中標津 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
釧路 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
函館 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
大館能代 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
秋田 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
庄内 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
仙台 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
名古屋 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
新潟 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
富山 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
小松 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
能登 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
八丈島 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
大阪 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
岡山 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
広島 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
岩国 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
山口 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
鳥取 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
米子 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
萩・石見 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
徳島 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
高松 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
松山 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
高知 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
福岡 | ¥14,000 | ¥15,000 | |
佐賀 | ¥14,000 | ¥15,000 | |
大分 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
熊本 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
長崎 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
宮崎 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
鹿児島 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
沖縄 | ¥14,000 | ¥15,000 | |
宮古 | ¥14,000 | ¥15,000 | |
石垣 | ¥14,000 | ¥15,000 |
まずはじめにご紹介するのは、羽田・成田発着路線です。
事前アップグレード(搭乗2日前〜1日前)を利用すると、当日アップグレードよりも1,000円安くなる価格になっていて、長距離路線と人気路線を狙い撃ちして価格が高くなっています。
特に利用客が多い札幌・福岡・沖縄路線については事前アップグレードしたとしても、これまでよりも5,000円ほど高くなってしまいました。
関空/伊丹/神戸路線アップグレード価格
路線 | 搭乗2日前〜1日前 | 当日 | |
大阪
|
札幌 | ¥14,000 | ¥15,000 |
女満別 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
旭川 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
函館 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
青森 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
秋田 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
仙台 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
福島 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
新潟 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
松山 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
高知 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
福岡 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
大分 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
熊本 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
長崎 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
宮崎 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
鹿児島 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
沖縄 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
宮古 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
石垣 | ¥10,000 | ¥11,000 |
続いて、関空・伊丹の大阪路線のアップグレード価格表です。
羽田と同じく人気路線の札幌・沖縄はこれまでよりも値上げになってしまいました。ただ、九州・東北地方路線はこれまでよりも安くなっていますので、出張などの際には利用できそうですね!
名古屋路線アップグレード価格
路線 | 搭乗2日前〜1日前 | 当日 | |
名古屋
|
女満別 | ¥7,000 | ¥8,000 |
旭川 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
札幌 | ¥14,000 | ¥15,000 | |
函館 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
秋田 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
仙台 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
新潟 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
松山 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
福岡 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
熊本 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
長崎 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
宮崎 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
鹿児島 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
沖縄 | ¥10,000 | ¥11,000 | |
石垣 | ¥10,000 | ¥11,000 |
続いて名古屋発着路線も、人気の沖縄・札幌路線は値上げとなっています。10,000円はまだしも、14,000円となると微妙です。
札幌路線アップグレード価格
路線 | 搭乗2日前〜1日前 | 当日 | |
札幌
|
利尻 | ¥3,000 | ¥4,000 |
稚内 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
女満別 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
中標津 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
釧路 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
函館 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
青森 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
秋田 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
仙台 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
福島 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
静岡 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
新潟 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
富山 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
小松 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
広島 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
福岡 | ¥14,000 | ¥15,000 | |
沖縄 | ¥14,000 | ¥15,000 |
国内最長路線の札幌ー沖縄路線は5,000円値上げの14,000円となりました。旅割75に14,000円を追加すれば、最初からプレミアム旅割28で確保した時と価格差がかなり少なくなりますので、プレミアム旅割28で確保した方が良いでしょう。
福岡路線アップグレード価格
路線 | 搭乗2日前〜1日前 | 当日 | |
福岡
|
仙台 | ¥7,000 | ¥8,000 |
新潟 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
小松 | ¥5,000 | ¥6,000 | |
対馬 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
福江 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
宮崎 | ¥3,000 | ¥4,000 |
福岡発着路線は全体的に、九州地域の近距離路線ということもあり値下げになりました。
5,000円や3,000円であれば、空いていれば是非とも利用したいですね。
沖縄/石垣路線アップグレード価格
路線 | 搭乗2日前〜1日前 | 当日 | |
沖縄
|
仙台 | ¥14,000 | ¥15,000 |
新潟 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
静岡 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
広島 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
岩国 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
高松 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
松山 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
福岡 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
熊本 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
長崎 | ¥7,000 | ¥8,000 | |
宮古 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
石垣 | ¥3,000 | ¥4,000 | |
石垣
|
福岡 | ¥7,000 | ¥8,000 |
宮古 | ¥3,000 | ¥4,000 |
最後にご紹介するのは、沖縄・石垣発着路線です。全体的にこれまでの9,000円よりは値下がりしています。
仙台だけは14,000円なので微妙ですが、それ以外の路線であれば利用したいですね。九州は沖縄から近いので、もう少し安いとお得感があるかなという印象です。
その他の注意事項
- 対象運賃
国内線運賃(特典航空券やいっしょにマイル割を含む)が対象です。ただし、団体運賃、ダイナミックパッケージ(旅作および各旅行会社取り扱い)以外の包括旅行運賃、国際線航空券国内区間、予約のないオープンチケットは除きます。
- 対象条件
予約に含まれている全てのお客様がANAマイレージクラブ会員であること、予約に含まれている全てのお客様がアップグレードすること、変更操作の時点で、アップグレードご希望便の普通席の航空券を予約・購入済み、かつ当該便のプレミアムクラスに空席があることが条件です。
- 受付場所
ANA ウェブサイトまたはANA国内線予約・案内センター
- 支払い手段
クレジットカードまたはアップグレードポイント(ANAプレミアムメンバー限定)
- アップグレード後の変更について
アップグレード料金をお支払いいただくことで当該便のみに有効なアップグレード料金券が発行されます。またアップグレード料金券は同一区間であっても他のフライトではご利用いただけません。
ANAプレミアムクラスアップグレードまとめ
ANA国内線プレミアムクラスのルール変更についてまとめてきました。
-
当日のみ→2日前から可能
-
一律9,000円→路線・日数別に変更
上記2つの変更以外は、これまでの当日アップグレードと同じルールを引き継ぎますので、SFC修行をする方などはプレミアムポイントの扱いに注意しましょう。
ANAからすると、これまでのANAアップグレード制度は短距離路線などで不利益になっていた路線があったので、価格が最適化されたとアピールしたいところだと思いますが、全体的に見てみると僕は「値上げ」という印象を持っています。
東京路線では、ドル箱路線となっている福岡・札幌・沖縄路線などが軒並み値上げとなってしまいました。片道5,000円は大きいです。
今回のルール変更は利用率(搭乗率)に基づいて変更されていることが推測でき、人気路線は値上げとなっているので「価格最適化」という安くなる路線を引き合いに出して、うまいことANAは値上げしたなという感じです。
SFC修行時などに9,000円であれば利用してみようかなという気になりますが、14,000円となると僕は利用しません。いよいよ1月23日からは2018年3月〜10月搭乗分の旅割が発売になりますので、その前に計画しておきましょう(参考:ANA旅割発売日程が決定!)。
しばらくはこの価格帯で行くと思いますので、2018年にSFC修行を検討している方は、2018年は3月にはANAソラチカルートの改悪、2018年4月からはANA国内線のWi-Fi無料、2018年10月からは国際航空券(国内区間)のマイル積算率の改悪とルール変更が続きますので、ぜひチェックしておきましょう!
以上、Halohaloでした。ALOHA〜!
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