ANAブロンズは上級会員への入り口!座席指定や空席待ちなど各種手続きが優先されるブロンズステータスのメリットを徹底解説。
ANAブロンズは、1年間のうちに獲得したプレミアムポイント/PPが30,000プレミアムポイント/PPを超えた方へ付与されるステータスです。
8月某日、ブロンズステータス達成から10日ほどが経った頃、ANAから封書が届きました。
「重要なお知らせがございます」と記された封書には、ブロンズステータスであることを示す会員証が封入されており、初めてANA上級会員の一員になれたことに胸が躍りました。
当記事では、ブロンズステータスがANAの上級会員制度においてどのような位置付けなのか、メリットや届いた封書の様子を写真でお届けします。
ANAブロンズステータスとは
ANAでは、ANA運航便またはスターアライアンス運航便に搭乗した際にもらえるプレミアムポイント/PPの獲得数に応じて上級会員の権利を付与しています。
到達条件について
今回、獲得することができた「ブロンズ」というステータスは、1年間のうちに獲得したプレミアムポイント/PPが30,000プレミアムポイント/PPを超えた方へ付与しています。
搭乗回数による達成条件は設定されていないので、30,000プレミアムポイントを獲得しない限りブロンズステータスを得ることはできません。
僕も8月上旬の羽田ーシドニー路線のフライトにて、2017年の合計プレミアムポイント/PP数が30,000PPを達成しました。
達成フライトの様子は、下記記事をご覧ください。
ANAブロンズステイタスの期間
ANAでは、ブロンズサービス(30,000PP)のように獲得したプレミアムポイント数に応じて、翌年のステータスを決めています。
よって厳密には今回獲得した「ブロンズステータス」は、あくまでも来年(2018年)のステータスがブロンズになるということであって、今年(2017年)はその「事前サービス」としてブロンズサービスを受けられるという扱いになります。
このことをANAでは「ブロンズ事前サービス」と呼んでいます。
事前サービスについては毎年4月から1年間利用することができますので、獲得したステータスについては最長で・・・
- ステータス獲得年度:4月〜3月
- ステータス獲得翌年度:4月〜3月
2年間、ステータス特典を利用することができます。
もし仮に1月〜3月の間に何らかのステータスを獲得した場合には、4月までは事前サービスを利用することができませんので気長に待ちましょう。
ANAブロンズステイタス獲得条件
それでは、もう少し詳しくANAの上級会員制度を紐解いていきましょう。
ANAでは、毎年1月1日〜12月31日のプレミアムポイント/PP獲得数に応じて3つの上級会員ステイタスを用意しています。
- ブロンズ(30,000PP)
- プラチナ(50,000PP)
- ダイヤモンド(100,000PP)
プレミアムポイントは、ANA運航便またはスターアライアンス加盟航空会社・提携航空会社に対象の予約クラスで搭乗すると付与されますが、ステータスの獲得のためには半分はANA運航便である必要があります。
30,000PPを達成しても、20,000PPが他社の提携運航便であった場合にはステータスは付与されません。
ANA以外運航便で、マイルやプレミアムポイントが付与される航空会社は以下の通りです。
- アドリア航空
- エーゲ航空
- エアカナダ
- 中国国際航空
- エアインディア
- ニュージーランド航空
- アシアナ航空
- オーストリア航空
- アビアンカ航空
- アビアンカ・ブラジル航空
- ブリュッセル航空
- コパ航空
- クロアチア航空
- エジプト航空
- エチオピア航空
- エバー航空
- LOTポートランド航空
- ルフトハンザ ドイツ航空
- スカンジナビア航空
- シンセン航空
- シンガポール航空
- 南アフリカ航空
- スイスインターナショナル航空
- TAPポルトガル航空
- タイ国際航空
- ターキッシュエアラインズ
- ユナイテッド航空
- エアドロミティ
- マカオ航空
- エティハド航空
- ユーロウィングス
- ガルーダ・インドネシア航空
- ジャーマンウィングス
- ハワイアン航空
- ジェットエアウェイズ
- フィリピン航空
- ヴァージンアトランティック航空
- ベトナム航空
黄色のボックスに囲まれた航空会社はスターアライアンスに加盟している提携航空会社、グレーのボックスに囲まれた航空会社はアライアンス等は違えどマイレージ提携をしている航空会社になります。
いずれのパターンにおいても搭乗することによってANAマイル・プレミアムポイントを貯めることができますが、先ほども触れたように、これらの提携航空会社であったとしても予約クラス(ブッキングクラス)によって積算率は大きく異なり、予約クラスによってはマイルやプレミアムポイントがもらえない場合(積算0%)もありますので、ANA公式HPのこちらのページからそれぞれの航空会社の予約クラス別の積算率については確認をしましょう。
ANAブロンズ会員のメリット
ANAではブロンズステータスを獲得すると以下のようなメリットを享受することができます。(一例です。)
- プレミアムメンバー専用デスク
- 国内座席指定の優先
- 空席待ちの優先案内
- 国際線利用時にプレミアムエコノミーカウンターを利用できる
- 預け入れ荷物3個まで可能
- アップグレードポイント付与
- フライト時にボーナスマイル付与
- スカイコインへの交換レート向上
①プレミアムメンバー専用デスク
ANAブロンズ会員になると、専用の問い合わせデスクを利用できるようになります。
通常、お昼時や夕刻などANA問い合わせデスクは待ち時間が発生して、すぐに繋がらないこともあるかと思います。実際、ステータスを保有していない時には5分〜10分ほどオペレーターに繋がるまで待つことも実体験しています。
専用デスクになると格段に待ち時間を短縮して、問題を解決することができますのでぜひ利用しましょう。
ブロンズステータスを獲得した後に航空券予約や各種変更・質問事項がある際はフリーダイヤル「0120-029-062」に電話をかけて対応してもらいましょう。
②国内座席指定の優先
ANAブロンズステータスを獲得すると、通常よりも事前座席指定できる領域が拡大するため、一気に好みの座席を確保できる可能性が高まります。
「ANA座席指定で誰でも良席を獲得する方法」でもお伝えした通り、ANA座席指定においてはステータスや航空券種において座席指定できる領域に制限がかかっていることをご存知でしょうか?
ANAブロンズになると、通常よりも制限が緩和されるため好みの座席を指定できる可能性が高まります。
詳細については下記記事をご覧ください。
③空席待ちの優先案内
ANAブロンズステータスを獲得すると、座席指定同様に空席待ちについても優先案内が実施されます。
④国際線利用時にプレミアムエコノミーカウンターを利用できる
ANA国際線を利用する際に、エコノミークラスのチェックインカウンターが長蛇の列となっていることを経験したことはありませんか?
ANAブロンズステータスを獲得すると、プレミアムエコノミークラスのチェックインカウンターを利用することができるので、チェックインにかかる時間を大幅に短縮することが可能です。
⑤預け入れ荷物3個まで可能
ANAブロンズ会員になると、国際線利用時に制限23Kgの荷物を最大3個まで預けることが可能となります。
国内線利用時には、ブロンズ会員として優遇を受けることはできません。プラチナ以上になると許容量の優遇サービスを受けることができますのでご注意を。
⑥アップグレードポイント付与
ANAでは、前年の獲得プレミアムポイント数に応じてアップグレードポイントを獲得することができます。
アップグレードポイントは、エコノミークラスからビジネスクラスへアップグレードする際に利用したり、スカイコインへ変えたりとANA運行便利用時に様々な特典を受けることが可能となります。
ブロンズステータス(30,000プレミアムポイント以上)となると、翌年は10ポイントがもらえますので有効活用していきましょう。
⑦フライト時にボーナスマイル付与
ANAブロンズ会員になると、フライト時にもらえるボーナスマイルが増加します。
ステータス1年目は40%、2年以上継続となると50%まで増えますので、1年だけでなく継続できるよう努力していきましょう。
フライト時のボーナスマイルは上級会員に関わらず搭乗者全員に関わってくるところですので、それが優遇されるというのは非常にありがたいサービスですね。ぜひブロンズ以上のステータスになったら有効活用していきましょう。
⑧スカイコインへの交換レート向上
ANAブロンズ会員になると、マイル→スカイコインへの交換レートが最大1.7倍にレートアップします!
50,000マイルをスカイコインにすると85,000スカイコインになり、1コイン1円として航空券代金として利用することができます。
デメリット:ANAラウンジは利用不可
様々な特典があるブロンズステータスですが、ANAラウンジについては、ANAブロンズサービスでは無料で利用することができません。
- 国内線:1,000マイル or 2アップグレードポイント
- 国際線:4,000マイル or 3アップグレードポイント
国内線・国際線ともにANAマイルまたはアップグレードポイントを支払うことによって利用することができます。
その他では、国際線利用時にプレミアムエコノミークラス(PY)レーンを利用できるというのもメリットとしては大きいと思います。
下記記事でもご紹介しましたが、特に繁忙期チェックインカウンターは非常に混み合いますので優先レーンを利用することができるというのは大きなメリットです。
残念ながら国内線ではPREMIUM CHECK-INを利用することはできません。
PREMIUM CHECK-INは、「ダイヤモンドメンバー」「プラチナメンバー」「スーパーフライヤーズ/SFC会員」「スターアライアンスゴールドメンバー」「プレミアムクラス利用者」が利用することができるサービスですので、スターアライアンスシルバーメンバーであるブロンズ会員では、利用することができません。ご注意ください。
ANAブロンズ会員証が届いた様子をレビュー
ついに我が家にも、そんなANAの上級会員「ブロンズ会員証」が届きました。
8月上旬の羽田ーシドニー路線のフライトにて、2017年の合計プレミアムポイント/PP数が30,000PPを達成してから約10日後、ANAから「重要なお知らせがございます。」と書かれた封書が届きました。
封書の中には、たくさんのものが入っているわけではありません。
至ってシンプルに2017年ANAブロンズのステイタスカードと、当記事でご紹介したような特典の詳細が記されいるパンフレットが、同封されていました。
ANAブロンズステイタスカードは、その名の通り茶色を基調としたカードで「2017」の表記がなされています。
また30,000PPを超えたことで、スターアライアンスシルバーメンバーとなることができました。(50,000PP以上となるとゴールドメンバーになります。)
基本的には、ANAアプリでデジタル会員証がありますし、Web上のステータスも自動でブロンズへと変更になっているのでカードを持ち歩くことは少ないと思いますが、やはりANAの上級会員になれたんだという実感が湧くカード到着となりました。
もしブロンズステイタス獲得前に予約したフライトがある場合は、一般会員とブロンズ会員とでは、ボーナスマイル数が変わりますので、一応デスクに電話をしてステータス変更になった旨を伝えておきましょう。
様々な方のブログを見ていると、自動で前に予約した分のステータスが変更になっている時となっていない時があるようです。ご注意を。
ANAブロンズ会員証を手にして感じた事
ANAブロンズステイタスカード到着の模様をお伝えしてきました。
シドニー路線に搭乗して、ブロンズ基準の30,000PPに到達したわけですがステイタスカードを獲得するに当たって、何か申請をしたり、発行手続きをするようなことはありませんでした。
僕の場合は(東京在住)、達成から約10日後に自動的に登録している住所へ送付がされてきています。
海外在住の場合や地方在住の場合は、若干到着が遅くなることも想定されますのでその点はご注意ください。
2017年当初の予定では、シドニー修行を年末に実施する予定で、そうすると25,000PPからブロンズを通り越して一気に50,000PPを超えてしまうので、ブロンズステイタスカードがもらえないと思っていましたが燃料代高騰の影響などもあり、プラン変更に伴って2017年のSFC修行ではブロンズステイタスのカードを手に入れることができました。
個人的には、ブロンズカードを手にしてみて大きな達成感とやっとANA上級会員の仲間入りができたのだという高揚感を味わうことができました。
手元に届くカードは意外としっかりとしたカードで、安っぽさはありません。毎年記載の年数が変わりますのでANAのステータスカードをコレクションしていくのもいいですね。
次はいよいよ50,000PPのプラチナカードです。目指して残りのSFC修行も頑張りたいと思います!
以上、Halohalo(ハロハロ)でした。ALOHA〜!
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