これまで貯めてきたANAマイルを利用してOZ542便「フランクフルトーソウル(仁川)」路線のビジネススイートクラス(旧ファーストクラス)に搭乗してきました!
アシアナ航空のフランクフルトーソウル路線は、大好きな「A380」が導入されている路線!初めてのアシアナ航空A380!
アシアナ航空は元々ファーストクラスをA380に設定していましたが、全路線でファーストクラスの設定を終了し、新しい座席クラス「ビジネススイート」をスタートさせました!
これは従来のファーストクラスの広い座席で、食事・ドリンクなどのサービスはビジネスクラスになるという内容で、今回はラッキーなことに元々ファーストクラスの予約をしていた関係で乗ることができました!
今回搭乗したフランクフルト路線のOZ542便は、18:30発のフライトとなるので食事も楽しめるオススメの路線!写真とともにレビューします!!
アシアナ航空ビジネススイートとは?特典航空券はファーストクラスの必要マイル数!
ビジネススイートクラスは、簡単に言うと座席は従来のファーストクラスの広々としたシートで、食事やドリンクなどのサービスはビジネスクラスと同じという内容の「ワンランク上のビジネスクラス」。
搭乗券もビジネスクラス「C」の表記となります。当然ラウンジもビジネスクラスラウンジ・・・・泣。
世界的にファーストクラスを撤廃して、ビジネスクラスを最上位クラスにしようと言う流れがある中で、このビジネススイートは、マレーシア航空などでも導入されています。
実は今回、予約した時にはアシアナ航空のファーストクラスで予約をして、渡航前に2019年9月からアシアナ航空がファーストクラスを全路線で廃止して、ビジネススイートクラスを導入した関係で色々ANAデスクに聞いたのですが・・・
今回搭乗したビジネススイートクラスは、必要マイルで言うとファーストクラスと同じ必要マイル数となるようです。
有償で航空券を購入する人にとってはこれまでのファーストクラスの座席で、航空券価格が4割ほど安くなっていますのでいいのかもしれませんが、僕含めマイルで特典航空券を取得する方にとっては関係ない訳で・・・
しかも、現状では通常のビジネスクラスよりも高い位置付けになり、ANAの必要マイル分類ではそのような座席クラスは設定されていないためファーストクラスの必要マイルとなってしまうようなんです・・・・。
正直これはコスパ悪いと思います。
アシアナ航空のA380ビジネスクラスはスタッガードタイプで、フルフラットになる仕様ですので必要マイル数が上がることを考えるとビジネスクラスで十分かなと感じました。
ちなみに・・・今回のアシアナ航空ビジネススイートクラスは、貯めてきたANAマイルを奮発して、往復で様々な航空会社のファーストクラスに4回も乗れる特典航空券として18万ANAマイルで発券していました。
ルートなどの詳細は「ANA特典航空券のロンドンおすすめルート発券してみた!4度もファーストクラスに乗れて18万マイル!」へ。
アシアナ航空の特典航空券は、ANAマイルを使って発券する。これが王道の発券方法です。
ただしANAは、JALと違い片道発券をすることができませんので必ず往復発券する必要があります。
往復ファーストクラスやビジネススイートクラスである必要はなく、ファースト+ビジネス・ファースト+エコノミーの組み合わせも可能ですので、検討してみましょう!
マイラーデビューすると、このように家族ビジネスクラス旅行なども可能になりますのでぜひ「ANAマイルの貯め方!年間20万マイルを稼ぐ王道ルート」からチェックを!!
OZ542便フライト概要
続いて、実際にビジネススイートクラスに搭乗した今回のフライト概要をまとめていきましょう。
当記事でご紹介する今回僕が搭乗したフライト概要は、以下の通りです。
- 出発地:フランクフルト/18:30
- 到着地:ソウル(仁川)/11:50+1
- 所用時間:10時間20分
- 航空会社:アシアナ航空
- 便名:OZ542便
- クラス:C(ビジネススイートクラス)
フランクフルトとソウルの間には8時間の時差(サマータイム時は7時間)があるので、時差分の時間が差し引きされ所用時間は約10時間20分となります。
今回はアシアナ航空の新しい座席クラス「ビジネススイート」に搭乗しましたが、10時間以上フライトがあるということでたっぷり満喫できてオススメですよ!!
フランクフルトーソウル(仁川)ビジネススイートクラス搭乗記
それでは、そんなコスパ悪めな?OZ542便「フランクフルトーソウル(仁川)」アシアナ航空ビジネススイートクラス搭乗記をお届けします!
ビジネススイートカウンターでチェックイン!
OZ542便「フランクフルトーソウル(仁川)」の定刻は18:30となっているため、今回は16時00分ちょっと前にフランクフルト空港第一ターミナルに到着をしました。
アシアナ航空のチェックインカウンターはホールCにあります(ANAはコンコースB)。
航空会社各社国際線フライトは基本的にフライト3時間前からチェックインを開始というルールになっていることが一般的ですが、アシアナ航空はフランクフルト空港では4時間前からチェックインを開始します!
ただなぜか分からないんですが、A380運航便については3時間前スタートというルール笑。
今回搭乗したOZ542便も当日機材変更がなくA380になりましたので、3時間前からチェックイン開始というルールでした。
チェックインカウンターには、ビジネススイートクラスのカウンターが用意されていますので、エコノミー含めガラガラでしたがせっかくなのでビジネススイートクラスカウンターでチェックイン!
エコノミークラスのチェックインカウンターに列ができている場合には、優先カウンターを利用して時間短縮をすることができると思います。
ちなみにSFC修行などをしてANA上級会員(プラチナ・ダイヤモンド・スーパーフライヤーズ会員)になっている方や他社スターアライアンス加盟航空会社の上級会員(スターアライアンスゴールド会員)になっている方は、エコノミークラスを利用する際にもビジネスクラスのチェックインカウンターを利用することができます。
上級会員の資格を持っている方は、迷わずビジネスクラスカウンターへ進みましょう。
優先保安検査場あり
無事に発券を終えたら、保安検査場へ!
ANA上級会員およびSFC会員の方をはじめ各航空会社の上級会員の方、アシアナ航空のビジネスクラス搭乗客はフランクフルト空港の優先保安検査レーンを利用することができます。
この日は通常のレーンがかなり混雑していましたので、優先保安検査レーンを使って列を大幅にショートカットすることができました。これはラッキー。上位クラスに乗る際の特権なので、ぜひ利用して制限エリアへと進んでいきましょう。
制限エリアのルフトハンザ航空ラウンジへ
ビジネススイートクラスを利用する際に必ずセットで楽しみたいのが、航空会社のファーストクラスラウンジ!!!
と言いたいところですが、残念ながら座席こそファーストクラスであるものの大きなくくりではビジネスクラスに位置付けられるビジネススイートクラスでは、ファーストクラスラウンジを利用することはできません。
フランクフルト空港ではドイツのフラッグキャリア「ルフトハンザ航空ラウンジ」を利用することが可能です!
ルフトハンザ航空のビジネスクラスラウンジは2種類あり、「セネターラウンジ」と「ビジネスラウンジ」がありますが、ビジネススイートクラス利用時に入室可能なのは後者「ビジネスラウンジ」のみです。
フランクフルト空港のビジネスラウンジは、バーカウンター・シャワー・ドイツ料理など充実したサービスを利用することができますので、ぜひ早めに空港を訪れて利用しましょう!
詳しくは「フランクフルト空港のルフトハンザ航空ビジネスラウンジ体験レビュー」からどうぞ。
定刻で機内へ!制限エリア内の出国審査に注意!
ルフトハンザ航空ラウンジで過ごしていると時が過ぎるのは本当にあっという間で、搭乗時刻に。
ここで注意!
フランクフルト空港は制限エリア内に、さらに路線によってパスポートコントロール(出国審査場)があり、こちらがいつも混雑しています。
今回も通過するまで30分くらいかかりました・・・。
空港に着くまでは覚えていたのですが、ラウンジでゆっくりしていたらうっかり忘れていて結局搭乗時間ギリギリに・・・。もう乗れないかもしれないと思うくらいでした泣。
ラウンジを出た後に出国審査があると言うことを、くれぐれもお忘れなく!!
ちなみに・・・今回はギリギリになってしまったのですが、ビジネススイートクラス搭乗時には、優先搭乗を使って一番最初に機内へ入っていくことが可能です。
早めに乗りたい方は、あらかじめラウンジから移動しておきましょう!
A380-800のビジネススイートクラス座席
いざ、A380-800に導入されている、アシアナ航空の新しいビジネスクラス「ビジネススイート」の座席に初対面です。
A380-800のビジネススイートクラスでは、旧ファーストクラス座席をそのまま利用していますので1F最前ブロックに配置されています。
1-2-1配列で3列のみ、1つの機材で計12席しか用意されていない空間です。
スタッガードタイプの通常ビジネスクラスの場合には、2Fとなりますのでここは通常のビジネスクラスとは異なる部分かもしれません。
A380と言えば、ANAも2019年から可愛いデザインのA380を導入しましたよね!
乗り比べも楽しいと思いますし、ANA A380は行き先がホノルルですのでオススメです!搭乗記はそれぞれ、下記からどうぞ。
今回はビジネススイートクラスとしては最後方の3列目「3A」を座席指定してみました!
本当に座席は旧ファーストクラスと全く同じで、変更になっていません。なんとこの日は12席中、僕含めて2名しか乗っていませんでした・・・。
ビジネスクラスは結構埋まっていたようだったので、そりゃ普通ならビジネスクラス乗りますよね、皆さん汗。
ちなみに特典航空券などを発券する際には、事前座席指定ができますのでぜひ事前にご希望の座席を指定しておきましょう!
旧ファーストクラスのモニターは導入した当時としては世界最大の32インチの大型モニターです(今ではANAが40インチを超える4K対応大型モニターを搭載しています)。
今回の一連の旅行ではちょうど「【ANA THE Suite】羽田ーロンドンファーストクラスに搭乗」していましたので、モニターに関しては大きく優劣を感じてしまいました・・・笑。
当然ながらシートピッチ含め足元はとても広く、思いっきり足を伸ばしても前の座席にぶつかることはありません。モニターまでの距離が遠すぎると感じるくらいの広さです。
モニター表示などはFirstの表記のままとなっていましたので、プログラムはそのまま同じものを搭載しているようです。
座席周りにはストレージボックス、USBポート、サブパネルなどがあり、様々な機能が用意されています。
この辺りはさすが旧ファーストクラスの座席ですね!充実しています。
ちなみに扉はフライト時や就寝時、完全に締めることが可能なのでプライバシー感はかなりいい感じ!
世界ではビジネスクラスも扉付きが徐々に得ていくのかなーという流れにありますので、個人的には結構重宝している機能の一つです。素晴らしい。
今回はギリギリの搭乗になってしまいましたので、すぐにドアクローズとなって、飛行機が動きだしました。
ビジネススイートクラス フランクフルト路線の食事
オンタイムで離陸後、飛行も安定していたのですぐにベルトサインが消えて、メニュー配布・ドリンク配布が開始しました。
アシアナ航空の新しい座席クラス「ビジネススイート」は、座席こそファーストクラスですが食事はビジネスクラスと全く同じ内容となるので、メニューもビジネスクラスと記載のあるものが配布されました。
アシアナ航空のヨーロッパ路線ビジネスクラスでは、シャンパン・赤白ワインなどのアルコールも追加料金なし無料で好きなだけ楽しめます。
今回は最初はシャンパンをいただきました。銘柄は「ローランペリエ」。美味しくいただきました。
机もかなり大きいので、パソコン作業をするにも食事をするにも環境は文句なし、最高です!
そして食事のメニュー表が見ながら、担当CAさんと食事のメニュー(ウェスタン or コリアン)を決めました。
今回搭乗したOZ542便はちょうど夕食の時間発のフライトですので出発後にフルサービスの食事、そして到着前にもお好みで選べるメニューの中から食事の提供があります。ラウンジで食べ過ぎないようご注意くださいね!
まずは生ハムなどのアミューズからスタート。
続いて生春巻き、スープ、今回は韓国料理をお願いしたのでメインはビビンバと続きます。
出来ることならファーストクラスの食事を楽しみたかったですが、ビジネスクラスの内容でも十分満足できました!
正直韓国料理って普段全然食べないので食べ方が分からなかったのですが、さすがCAさんも韓国の方々と言うことだけあって、勉強になるほどにかなり詳しく教えてくれました!
デザートはフルーツの盛り合わせを!最後まで楽しい食事になりました!
アメニティはフェラガモ!フルフラットシート最高!
フルサービスの食事を終えたら、お腹もいっぱいでいい感じにお酒も入っていたので一眠りすることにしました。残念ながらビジネススイートクラスにはパジャマの用意はないそうです。
以前ファーストクラスの時には用意があったので、ここは残念。
そしてアシアナ航空のビジネスクラスと言えば、フェラガモとコラボしたアメニティケースとコスメ!
こちらは持ち帰り可能ですので、記念にアメニティポーチは持って帰えるのもいいかもしれないですね!
必要なアメニティを取って、お手洗いへ向かいます。
着替えに向かったお手洗いの広さは、さすがA380。かなり広く着替えスペースも用意されています。
B777とA380では、お手洗いは圧倒的にA380の方が広くていいですね!!コスメもロクシタンのものが用意されています。
こちらのお手洗いはビジネススイート乗客以外は基本的に利用できないエリアなので、常に綺麗に保たれているのも良かったです!
それから二階ビジネスクラスエリアへと続く、階段も用意されています。
そして再び座席に戻ってみると・・・CAさんがシートをフラットにしてベッドメイキングをしてくださいました!!
後々知ったのですが、今回は搭乗客が少なかったこともありCAさんのご好意でこのようなサービスを行ってくれたようで、通常はビジネススイートクラスではベッドメーキングは行われないようです。
確かにANAでもビジネスクラスの場合にはそのようなサービスはないですもんね・・・・。
ビジネススイートはあくまでもビジネスクラスなので、サービス項目から削除されてしまったようですのでご注意を。
扉を閉めれば個室感も抜群ですし、ちょっと写真だと見えづらいかもしれませんが、天井には星空のようなライティングがされていて癒されました。
18:30発で到着が翌日の11:50なので、食事をした後は基本的に就寝となるのですがぐっすり眠ることができましたよ!
オーダーメニューの様子
一眠りしたあとは段々と空も明るくなってきて朝食の時間です。
好きなタイミングでオーダーできるので決まりはありませんが、だいたい到着の2時間前くらいからとなるので、フライトが始まってから8時間後、ソウル時間の9時くらいです。
メニューを決めるときに、起こして大丈夫か聞かれたので「もし起きてなかったら起こして欲しい」と伝えておきました!
フランクフルト路線のビジネスクラスでは、好きな時にオーダーできるメニューとしてフルーツ、サンドウィッチ、ラーメンなどが用意されていて、2回目の食事の際などには好きな物をオーダーすることができます。
シーズンによって異なる提供されているメニューの中からカスタマイズ可能で、おかわりも可能です!
今回はブレッドとスープ、コーヒー、ジュース、フルーツなどをいただいて、最後まで機内食美味しくいただきました!!!
ソウル・仁川国際空港到着!
機内食を食べた後は、音楽を聞いたり、充電したり、機内誌を読んだりしていたら、あっという間に飛行機は着陸態勢へと入って行きました。
モニターでは座りながらできる運動方法も紹介されていました!珍しい!
モニターでは着陸の様子が映し出されていて、個人的に結構この映像見てるの好きなのでいつも見入ってしまいます笑。
そして無事に仁川国際空港に到着をしました!
以前搭乗した時はサービスも素っ気なくてあまりいいサービスと思えなかったり、機内食もいまいちだった印象が個人的にあったのですが、今回はいい意味で期待を裏切られるいいサービスでした!
この日はそこまで混雑していませんでしたが、混んでいる時には機内からも一番最初に降りられますしかなりの時間短縮になると思いますのでオススメです!
さすがこの辺りはビジネススイートクラス!!無事に韓国に入国完了!
これにてアシアナ航空のビジネススイートクラス搭乗記完結です!
まとめ
OZ542便「フランクフルトーソウル(仁川)」ビジネススイートクラス搭乗記をお伝えしてきました。
- 優先チェックインあり
- 優先保安検査場あり
- 大きなくくりではビジネスクラスに分類
- 座席が旧ファースト、サービスはビジネス
- 特典航空券はファーストと同じマイル数
- コスパはいまいち
ビジネスクラス利用時には、空港到着から機内、そして現地空港まで優先的にスイスイと進んでいくことができます。
今回は予約した時はファーストクラスだったけど、実際に乗る時にはビジネスクラスというイレギュラーな形でしたが、サービスはすごく良かったです。
ただ、ビジネススイートクラスは大きなくくりではビジネスクラスに分類され、旧ファーストクラスの座席そのままでサービスはビジネスクラスと同じと言う内容です。
特典航空券はファーストクラスと同じになってしまうので、現段階では乗る必要ないかなーと思います。
唯一乗る時で言えば、複雑なルートを発券した時に1枠空いた時とかですかね・・・。それでは!
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