Starwood Preferred Guest(=SPG)が提供するクレジットカード「SPGアメリカンエキスプレス」とANAが提供する「ANAゴールドカード」、この2枚のカードはホテルと航空という単なる異なる2枚のクレジットカードではありません。
旅行に移動手段は不可欠であり、そして旅の1つの楽しみとして宿泊をするホテルも重要であることは言うまでもありませんが、SPGアメックスとANAゴールドごちらを決済カードにするべきか悩みますよね・・・。
今日はそんな密接な関係をもつ2枚のカードの関係性や、どちらをメインカード(決済カード)にしていくべきなのかを考察していきたいと思います。
SPGアメックスとANAゴールドの概要
まずは、今回比較をする2枚のカード概要をまとめてみたいと思います。
SPGアメックスについて
スターウッドプリファードアメリカンエキスプレスカード/Starwood Preferred Guest American Express Cardは、シェラトンやウェスティンホテルといった有名ホテルが傘下の、SPGグループが発行するクレジットカードです。
通称SPGアメックスカードは、年会費が31,000円+消費税と高額ですが、2年以上の継続利用でグループホテルであるシェラトンやウェスティンホテルに宿泊できる無料宿泊特典がつく点などが注目を浴び、2017年以降盛り上がりを見せています。
また発行するだけで、ステータスマッチを行うことでマリオットやリッツ・カールトンの上級会員になることができるため、お部屋のアップグレードが可能になったり、ラウンジが利用できるようになったりと、高ランクのホテルに宿泊をお考えの方にとってはメリットが大きいカードとなっています。
ANAゴールドについて
ANAゴールドカードは日系の航空会社、全日空が発行するANAカードの上位クラスカードになります。ワイドゴールドカードやSFCゴールドがそれに当たります。
ゴールドカード専用特典に加えて、フライト時のボーナスマイルも一般カードよりも高くなっているためマイルが早く貯まることがメリットです。
- 年会費:14,000円+税
- 入会マイル2,000ANAマイル
- カードポイント→ANAマイル移行手数料無料
- 搭乗時25%ボーナスマイル
- カードラウンジ利用可能
- ビジネスクラスカウンターからチェックイン可能
- 航空機遅延保険が付帯
- SFCゴールドへ審査なし入会
特典に関しては航空会社の発行するクレジットカードなので航空マイルのことなどに限定されますが、飛行機搭乗時のフライトボーナス等に関しては大きなメリットを発揮するカードです。
ANAカードでいうと、ブルーの一般カードも存在しますがここでは年会費の割引とスカイコインへの移行レートの優位性からゴールドカードにを用いて説明をします。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
SPGとANAどちらを決済カードにするべきか?
旅行が好きな方(陸マイラー)や、ANA上級会員を目指す「SFC修行」をしている方などは辿り着くであろう、この2枚のカード。
ではどちらを普段使いのカードとして決済カードにするべきなのでしょうか。
Twitterで質問を投げかけてみました。
https://twitter.com/ayA_Kb/status/884303745672032257
主にSPG、気分でANAも使っている感じです。今請求見たら、3:1くらいの割合ですかね…。
— しょーこ (@sonjarin) July 10, 2017
ANAのチケット買う時だけANAゴールド、それ以外は全てSPGです。ヒルトン泊まる時すらSPGです…。
— lontano (@lontano76) July 10, 2017
https://twitter.com/kurobuhi/status/884310533020700672
すると驚くべきことに、ほぼ全ての方が「SPG」との回答をお寄せいただきました!(ご回答いただいたみなさんありがとうございました)
ANAゴールドとSPG AMEXを保有していた場合、大部分の方がSPG AMEXを決済カードにしているというのは非常に興味深い結果です。
いただいた主な意見まとめ
ご回答いただいた中には・・・・
- AMEXが使えないところはANA
- 使用割合を決めている
- ボーナスマイルがもらえる時はANA
こんな意見も複数寄せられました。
いずれにせよ、最初に申し上げた通り大部分の方がSPGアメックスをメインの決済カードとしていて、サブ的にANAゴールドを活用していることは間違いないようです。
SPGアメックスが選ばれる理由
では、なぜSPG AMEXが選ばれるのでしょうか。
- マイル還元率は同じ
- ホテル or マイルどちらにも移行できる
- 5,000ボーナスマイル
以上の3点が大きな判断基準なのではないでしょうか。
36の航空会社へマイル移行可能
SPGはクレジット決済によって貯まるポイントを、特典航空券のようにホテルの宿泊に活用できるほか、ANAなどの36の航空会社へマイルとして、ポイント移行することができます。
ANAゴールドの場合、基本的に移行先はANAマイルと限定されてしまいますが、SPGアメックスの場合貯まったポイントをホテルに振り分けることもできれば、様々な航空券のマイルへ移行することもできます。
関連記事:アラスカ航空マイルの貯め方。JALビジネスクラスがお得に。
ユナイテッド航空のマイルは「国内の特典航空券必要マイルを比較してみた。1番お得な航空会社はこれ。」でもお伝えした通り、日本国内の移動にも活用できるので、実用性が高いです。
SPGアメックスはマイルプレゼントあり
さらに、SPGアメックスで貯めたポイントからANAマイルを含む航空会社のマイレージに移行しようと思った場合、60,000ポイントをまとめて移行すると15,000ポイントがプレゼントになります。
- SPG AMEX:60,000P→60,000+15,000=25,000マイル
これは大きいです。ANAゴールドもVISAやMasterを使っていると、ボーナスポイントがもらえる仕組みがありますが5,000マイルには及びません。
5,000マイルというと通常のクレジットカード利用50万円分の決済時にもらえるマイル数と同額ですので、非常に大きいです。
以上のことを考えると、やはりSPGアメックスとANA VISA両者を比べた時にSPGを決済カードとして利用するのがベターで、TwitterでみなさんがSPGを決済カードにしているというのも納得ができます。
SPGアメックス決済カードまとめ
SPGアメックスカードとANAゴールドの比較をしながら、どちらを決済カードにするべきなのかということをまとめてきました。
結果は、SPGを選択するのが良さそうです。
SPG AMEXは年会費こそ、約3万円とクレジットカードの中では高めですがウェスティンやシェラトンに無料宿泊できる特典が1年に1回もらえたり、有名ホテル利用時に部屋がアップグレードになったりと特典がかなり多めです。
SPGアメックスカードの詳細は「SPGアメックス全解説!メリット・デメリットまとめ」をご覧ください。
しかも「ステータスマッチ」という方法を使ってヒルトンやマリオット・リッツ・カールトンなど他のホテルへ高級ホテルの上級会員にもなることができます!
SPGでゴールド会員なのであれば、うちのホテルでもゴールド会員もしくはダイアモンド会員の権利を付与しますよという形で行われるステータスマッチは、これは非常に大きなメリットです。ステータスマッチの詳細はこちらの記事をご覧ください。
1年に一回以上旅行に行く方で、マリオット、リッツ・カールトンや先ほどご紹介したウェスティン、シェラトンなどの高ランクホテルに宿泊したいとお考えの方はとってもオススメのカードです。ぜひこの機会にカード入会も検討してみてはいかがでしょうか。
今回は残念ながら、席を譲ることになりそうなのがANAカードですが、かといって解約をする必要は全くありません。
ANAやスターアライアンス運航便に搭乗する際にはボーナスマイルなどの効果を発揮しますので、あくまで2枚を保有していくのが前提で決済カードはSPGにという方向性でいいと思います。
以上、Halohalo(ハロハロ)でした。ALOHA〜!
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