アメリカ・シカゴに本社を構える米系航空会社の「ユナイテッド航空」のマイルは貯めていますか?
UAマイルはユナイテッド航空など約40社の特典航空券に交換でき、燃油代も無料、さらに片道発券も可能で、プレゼントまでOKという非常に使い勝手のいいマイルです!
当記事では、そんなユナイテッド航空マイルを貯めるメリット・デメリットをご紹介しています。ぜひユナイテッド航空マイルを貯める際の参考にどうぞ!
ユナイテッド航空(UA)のマイレージプラスとは?
アメリカ・シカゴに本社を構えるユナイテッド航空は、ANAでいうANAマイレージプログラムや、JAlでいうJALマイレージバンクと同じ独自のマイレージプログラム「マイレージプラス(MileagePlus)」を展開しています。
実際にユナイテッド航空マイルを表記する時には、UAマイル(ユーエーマイル)と表現されることも多いので覚えておきましょう!
ユナイテッド航空マイル(UAマイル)のメリット
ユナイテッド航空のマイレージプログラム「マイレージプラス」で、ユナイテッド航空マイル(UAマイル)を貯めるとどのようなメリットや使い方があるのでしょうか?
メリットを挙げてみたいと思います。
①ユナイテッド航空特典航空券に交換可能
ユナイテッド航空マイル(UAマイル)は、ユナイテッド航空自社運航便の特典航空券として利用することが可能です。
日本からアメリカ本土への必要マイル数は、以下の通りです。
エコノミー | ビジネス | ファースト | |
片道 | 35,000 | 70,000 | 90,000 |
往復 | 70,000 | 140,000 | 180,000 |
※ユナイテッド航空利用時の必要マイル数です。ANAなど提携航空会社の場合は必要マイル数が上下します。
②スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券に交換可能
ユナイテッド航空はANAと同じ世界最大の航空会社連合「スターアライアンス」に加盟しているので、ユナイテッド航空マイルを貯めるとANAを含むスターアライアンス加盟航空会社の特典航空券に交換することが可能です。
28社の提携航空会社が1,000以上の目的地に結び、毎日20,000以上のフライトを運航していますので特典航空券の幅が一気に広がります。
- アドリア航空
- エーゲ航空
- エアカナダ
- エアチャイナ
- エアインディア
- ニュージーランド航空
- ANA
- アシアナ航空
- オーストリア航空
- アビアンカ航空
- アビアンカ・ブラジル航空
- ブリュッセル航空
- コパ航空
- クロアチア航空
- エジプト航空
- エチオピア航空
- エバー航空
- 吉祥航空
- LOTポーランド航空
- ルフトハンザドイツ航空
- スカンジナビア航空
- 深圳(しんせん)航空
- シンガポール航空
- 南アフリカ航空
- スイスインターナショナルエアラインズ
- TAPポルトガル航空
- タイ航空
- トルコ航空
ANA SFC修行をするなどしてANA上級会員になっている方など、スターアライアンスゴールドメンバーになっている方は世界中の空港でラウンジの利用や優先チェックインなどを行うことも可能です!
もちろんユナイテッド航空の特典航空券を利用する場合にも上級会員として扱われますので、便利です。
ANA国内線特典航空券も有効
UAマイルは、ANA国内線の特典航空券にも交換することが可能です。
距離 | 片道 | 往復 |
1-800マイル | 5,000マイル | 10,000マイル |
801マイル以上 | 8,000マイル | 16,000マイル |
多くの路線でANAマイルを使ってANA特典航空券を発券するより、UAマイルを使ってANA特典航空券を取得した方がお得となっていますので、かなり有効的です。
国内移動にはJAL国内線特典航空券取得時にお得な「ブリティッシュエアウェイズ(BAマイル)」もありますので、ブリティッシュエアとユナイテッドでどちらがお得か比較検討してみましょう!
③提携航空会社の特典航空券に交換可能
またユナイテッド航空はスターアライアンス以外にも独自に提携する航空会社があり、特典航空券を発券することが可能です。
- エアリンガス航空
- アエロマール航空
- エア・ドロミティ
- アズール・ブラジル航空
- ブティックエア
- ケープエア
- エーデルワイス航空
- ユーロウイングス
- ハワイアン航空
- オリンピック航空
- シルバーエアウェイズ
- 吉祥航空
④特典航空券で燃料サーチャージを無料にできる
ユナイテッド航空マイルを様々な航空会社の特典航空券に交換できるだけでも非常にお得ですが、UAマイルを利用するとなんと近年高騰する燃油サーチャージまで無料になります!
例えば・・・ANAマイルを使って「ANA運航便:東京ーニューヨーク」特典航空券を獲得すると燃油代がかかりますが、ユナイテッド航空マイルを使って同路線を取得すれば、燃油代は無料です!
2019年2月〜3月期も1段階アップになってしまいましたので、これは非常にありがたいですね・・・。
空港税など最低限の経費はかかってきますが、燃油代が高騰するほどユナイテッド航空のように燃油サーチャージが無料になる航空会社マイルの価値が高まります。
ANAはウラジオストク、チェンナイ、パースなど新規就航路線も多くなっていますので、必要マイルと経費を比較して路線ごとに使い分けてみましょう!
⑤片道発券も可能
ここまでにご紹介したユナイテッド航空特典航空券は、片道のみの発券も可能です。
ANAの場合は片道発券不可、往復のみとなっていますので利便性という面でもユナイテッド航空マイルの方が使いやすくなっています。
⑥特典航空券は誰にでもプレゼント可能
ANAやJAL特典航空券の場合は、特典航空券を利用できるのは2親等以内という制限がありますがユナイテッド航空の特典航空券の場合は「利用者制限なし」となっています。
これは大きなメリットです。
友人・知人・恋人など誰でも譲渡することができますので、マイルで特典航空券をプレゼントすることもできますよ!
僕も2018年には35万ANAマイルを使って家族10名分の特典航空券を取得しましたが、これを友達含めてプレゼントできるというのは旅の形が広がります。
⑦有効期限は実質無制限
ユナイテッド航空マイル(UA)マイルの有効期限は表示上は「18ヶ月(1年半)」と、ANAやJALの36ヶ月の半分です。
ただし回避する方法があり、ユナイテッド航空ではマイルが1マイルでも加算されたり使ったりすると、その時点で再び18ヶ月延長される仕組みとなっています。
1年に1度でも加算できれば、実質有効期限を無制限にしてマイルを貯めることができますので非常にお得です!
⑧マイルを失効しても復活できる
万が一18か月の間UAマイルの増減がなく、仮に失効してしまったとしてもユナイテッド航空には救済する方法が残されています。
ただしマイル復活サービスは「有料」ですが・・・。
方法は2つあり、一つは「マイルを買い戻す方法」、もう一つは「100ドルを支払って復元チャレンジに挑戦する方法」です。
ユナイテッド航空マイルを買い戻す方法
UAマイル有効期限の18ヶ月をうっかり過ぎてしまった場合には、有料にて買い戻すことが可能です。
マイル数 | 必要金額 |
5,000 | 50ドル |
5,001 – 20,000 | 100ドル |
20,001 – 35,000 | 150ドル |
35,001 – 50,000 | 200ドル |
50,001 – 75,000 | 250ドル |
75,001 – 100,000 | 300ドル |
100,001 – 150,000 | 400ドル |
150,001 – 200,000 | 500ドル |
200,001 – 500,000 | 600ドル |
500,001 – 750,000 | 700ドル |
必要金額は取り戻すマイル数によって異なり、マイル数が多くなるほど金額も高くなります。
10,000マイルでも100ドルかかりますが、やはり18ヶ月の有効期限を迎えないよう工夫することが大切です。
マイル復元チャレンジを利用する方法
単純に買い戻す方法に加えて、ユナイテッド航空が用意する「UAマイル復元チャレンジ」を利用する方法もあります。
復元対象のマイルが20,000マイルを超えている場合は、復元チャレンジがお得です。
復元チャレンジは、100米ドルのお支払い(返金不可)後、90日以内に次の2つの方法のいずれかを実行するだけです。
・ユナイテッドの運航便を利用する
・ユナイテッド・マイレージプラス提携クレジットカードにお申し込みいただき、ご入会後送られてきたカードをお買い物のお支払いにご利用ください
失効から90日以内に100ドルを支払ってユナイテッド航空を利用するか、ユナイテッド航空のクレジットカードに申し込んで利用すると失効したマイルが戻ってきます。
買い戻す方法は20,001マイルから150ドルがかかりますので、20,000マイル以上の場合には復元チャレンジを利用した方が安くなる可能性が高くなっています。ぜひ失効してしまった場合には検討してみましょう。
⑨マイルを購入することができる
それから、UAマイルはクレジットカード決済などで貯めるだけでなくマイルを購入すること(バイマイル)も可能で、1アカウントごとに年間15万マイルまで購入することができます。
マイル数 | 必要金額 |
2,000 | 70ドル |
3,000 | 105ドル |
4,000 | 140 |
5,000 | 175 |
6,000 | 210 |
7,000 | 245 |
8,000 | 280 |
9,000 | 315 |
10,000 | 350 |
ユナイテッド購入バイマイルの通常価格は以上の通り1,000マイル=35ドルとなっており、通常価格での購入はコストパフォーマンスが悪いのでオススメできません。
ただし年に数回、最大85%ボーナス加算キャンペーン・最大100%ボーナス加算キャンペーンを行っていますので、UAマイルをバイマイルする際には必ずこのキャンペーン実施時を利用しましょう。
キャンペーンを利用すると一気にバイマイルの購入圏内になってきます。
特典航空券を発券する際に少しだけマイルが足りないというような時には、ユナイテッド航空のキャンペーン情報をチェックしてバイマイルも非常に有効ですので活用してみましょう!
ユナイテッド航空マイル(UAマイル)のデメリット
一方で、ユナイテッド航空マイル(UAマイル)のデメリット(短所)もあります。
特典航空券の変更手数料が高め
UAマイルを使って特典航空券に交換・発券した後に搭乗便や日程を変更する際の手数料が、かなり高めです。
一般 | シルバー | ゴールド | |
出発日61日以前 | 75米ドル | 50米ドル | 25米ドル |
出発日60日以内 | 125米ドル | 100米ドル | 75米ドル |
一般会員の場合、出発日から逆算して61日以前に変更した場合でも75米ドル(約8,200円)、出発日から60日以内になってくると125米ドル(約13,700円)の変更手数料が発生します。
ANA国際線特典航空券の変更受付期限:
ご予約済の便の出発前かつご搭乗希望便出発の24時間前まで
例えばANAでは路線こそ変えることはできませんが、出発時刻の24時間前までであれば変更手数料なしでWEBで自由に日程を変更することが可能となっていますので、ユナイテッド航空はそれに比べるとかなり厳しい規定です。
なので・・・ユナイテッド航空のマイルを使って特典航空券を発券する場合には変更の可能性がなく、確実な日程を抑えるのが経費を安く抑えるコツ!
まとめ
今日は、米系航空会社のユナイテッド航空のマイル(通称:UAマイル)のメリット・デメリットを解説してきました。
- 特典航空券の自由度高め
- プレゼントや譲渡も可能
- 変更手数料がかなり高め
UAマイルは貯めると、ユナイテッド航空の特典航空券やANAを含むスターアライアンス加盟航空会社の特典航空券、提携航空会社の特典航空券などに交換することができます。
しかも日系航空会社にあるようなマイルが利用できるのは2親等以内などの条件もないので、知人や恋人などに特典航空券やマイルを譲渡することも可能で、自由度は高いです!
一方で1度特典航空券を発券すると、搭乗便や日程の変更は非常に高額(75米ドル〜)となっていますので予約する際には十分注意しましょう!
ユナイテッド航空やスターアライアンス加盟航空会社の特典航空券に交換でき、燃油代も無料、さらに片道発券も可能で、プレゼントまでOKとなれば、変更のリスクさえ抑えられれば非常に使い勝手のいいマイルです。
ぜひまだ貯めたことがない方は、利用を検討してみましょう!
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