バンコク空港のVAT免税手続き方法!最大7%のタックスリファンドを申請してみた

バンコク空港のVAT免税手続き方法!最大7%のタックスリファンドを申請してみた

せっかく海外で買い物(ショッピング)をするなら、少しでもお得に購入したいですよね??

タイ・バンコクでは旅行者の税金払い戻し制度「TRS(Tourism Refund Scheme)」、いわゆるVATタックスリファンドの制度を活用して、観光客を税金分の返金を受け取ることが可能です!

実際にバンコクでお買い物をして返金手続きまで行ってみましたので、方法や免税条件、免税率、対象商品やブランドなどの情報をシェアします!

最高で7%も還元されますので使わなきゃ損な制度です。ぜひ活用していきましょう!

※当記事はバンコク・スワンナプーム空港での方法をご紹介していますが、同様の方法でドンアムン・プーケット・ハッヤイ・チェンマイ・ウータパオ・サムイ・クラビ空港でも手続き可能です。

 

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バンコク空港の免税手続き方法

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

まずは商品購入からタックスリファンド申請をして、タイの消費税に当たるVAT(Value-Added Tax)の返金を受け取るところまでの流れをざっと確認してみましょう!

  1. 対象商品を購入
  2. タックスインボイス(VAT払い戻し申請書)を作成
  3. 空港の税関事務所で免税手続き
  4. 航空会社カウンターでチェックイン(搭乗券受け取り)
  5. 保安検査・出国審査
  6. 制限エリア内VAT払い戻しカウンターで返金手続き
  7. クレジットカードまたは現金返金

返金までの流れはこのような形になっています。

重要なのは購入時にタックスインボイス(Tax Invoice)と呼ばれる、税金を支払ったことが証明できる領収書とVAT払い戻し申請書が必要ということ。これが無ければ申請をすることができませんので絶対に購入店舗でもらいましょう!

 

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

通常のレシートは異なり、店員さんに作成してもらう必要がありますので「Tax Invoice, please」と伝えないと普通のレシートしか渡してもらえないことも多いです。ご注意を!

またタイは空港でのタックスリファンド手続きが二段階方式で、非制限エリア(一般エリア)にある税関事務所で確認をハンコをもらってから、制限エリア内のVAT払い戻しカウンターに行く必要があります。

どちらかを忘れてしまうと返金を受け取ることができませんので、くれぐれも注意しましょう!

免税の条件については、ざっとこのような感じ。

  • タイ人以外の観光客
  • タイ滞在が年間180日未満の方
  • 購入額は2,000バーツから対象
  • 最大7%を返金可能

続いて、それぞれの項目を詳しく解説していきます。

※2019年10月から5,000バーツ未満の購入時に免税申請する場合、空港一般エリアでの税関にてチェックを受ける必要がなくなりました。そのまま保安検査を通過して、制限エリア内で手続きすれば免税となります。詳しくは後述しています。

 

①対象商品を購入

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

まずは、タイ国内で購入する商品を決めましょう!

詳細の品目や免税条件については後ほど詳しくお伝えしますが、基本的には無形サービスではなく、化粧品やブランド財布・靴など有形のアイテムが対象で、同日内1店舗にて2,000バーツ(約6,900円)以上購入することが条件となっています。

1ブランドではなく、1店舗なので複数店舗で購入した合計金額を合算することはできません(1店舗での複数購入は合算可能ですが必ずレシートは1枚にまとめてもらいましょう)。

 

②タックスインボイスを作成

パース空港の免税手続き

 

タックスリファンドを申請したい場合、購入店舗でタックスインボイス(Tax Invoice)と呼ばれる、税金を支払ったことが確認できる領収書を添付する必要があります。

加えてタイでは、VAT払い戻し申請書も必要になりますので合わせて購入店舗にて作成してもらいましょう。

 

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

今回は「Louis Vuitton(ルイヴィトン)」でタックスインヴォイスを作成してもらいましたが、パスポートの提示が必要でした!

基本的に免税書類を作ってもらう場合にはパスポート提示が必要となりますので、買い物をする際にはパスポートを持参することをお忘れなく!

ブランド店だと書類作成にも慣れているので、あっという間に書類が完成しました!

 

③空港の税関事務所でハンコをもらう

バンコク空港

 

ここからは日本への帰国当日(タイ出国当日)のお話です。

帰国当日になったら時間に余裕を持って、タイ国内の免税手続き可能な空港へと向かいましょう!

  • Suvarnabhumi(スワンナプム国際空港)
  • Don Mueang(ドンムアン国際空港)
  • Phuket(プーケット国際空港)
  • Hat Yai(ハッヤイ国際空港)
  • Chiang Mai(チェンマイ国際空港)

タイ国内では、これらの空港にて免税手続きをすることが可能で出国する際の国際空港で手続きを行いましょう。

今回はタイ国際航空などのメイン空港となっていて、ANAやJALも乗り入れているスワンナプーム空港で手続きを行いました。

 

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

まず空港に到着して最初に行うことは今回の申請購入額が5,000バーツ以上(約17,200円以上)なのか、5,000バーツ未満なのかによってやるべきことが異なります。

  • 5,000バーツ以上:税関でハンコをもらう
  • 〜4,999バーツ:次項「チェックイン」へ

以前は全員税関で確認のハンコをもらう必要があったタイのタックスリファンドですが、2019年10月から手続きが簡略化されて、5,000バーツ未満の場合にはチェックイン前の税関確認が不要になりました。

空港に到着したら航空会社のカウンターでチェックインをして、保安検査へ進んでOKです!

これは素晴らしい改善ですね!その際、購入品を制限エリア内の免税カウンターで確認される可能性がありますので必ず機内へ持ち込むことをお忘れなく!

 

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

残念なことに今回は5,000バーツを超えてしまっていましたので、一般エリアの税関カウンターにて手続きが必要です。

スワンナプーム空港では出国前の一般エリアにタックスリファンドを申請するための「税関(Custom Inspection for VAT REFUND)」カウンターが用意されています。

大きく「TAX REFUND FOR TOURISTS」と表示がありますので、すぐに見つかるかと思います!

 

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

こちらの税関申請で必要なものは・・・

  • タックスインボイス(Tax Invoice)
  • VAT払い戻し申請書
  • パスポート
  • 購入商品
  • (搭乗券)

この5つです。免税を受け取るためには未使用品・出国時に保有していることが条件となっていますので世界中の空港では購入商品を確認するケースが多くなっており、バンコクでも購入品を提示するよう求められました。

商品の提示を求められた場合には、見せられなければ対象外となってしまいますので、くれぐれも先にチェックインをしてしまって荷物を預けてしまわないようご注意を・・・!!

 

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

こちらの税関で続きを完了すると、ハンコ(確認印)がもらえます!

5,000バーツ以上の購入額の場合には、この確認印が入った免税書類を提出しないと返金を受けることができませんので注意が必要です。

※搭乗券については基本的に必要ありませんが、もしチェックイン前段階で提示を求められたらEチケットの控えなどを提示しましょう!

 

④航空会社カウンターでチェックイン

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

続いては航空会社のチェックインカウンターでチェックインをして、搭乗券を発券します(申請時に搭乗券が必要)。

この際の注意点としては、申請したい商品やタックスインボイスをスーツケースに入れて預けてしまわないこと!!!

制限エリア内の返金カウンターにて「購入商品を見せてください」と言われることがあり、提示できなかった場合は返金を受け取れない可能性があります。

せっかく受け取れる条件をクリアしていたのに、最後に忘れてしまうと悲しすぎるので預ける前に荷物の確認をお忘れなく!

 

⑤出国審査

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

ちゃんと購入商品とタックスインボイス(Tax Invoice)などの必要書類、搭乗券を持ったら、出国審査を終えて制限エリア内へと進んでいきましょう。

この辺りは通常時と何ら変わりはありません。

 

⑥VAT払い戻しカウンターで返金手続き

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

バンコク・スワンナプーム空港では、出国審査を終えて制限エリアに入ると実際にタックスリファンドして返金手続きするための「VAT払い戻しカウンター」が用意されています。

とても広いスワンナプーム空港ですので、空港内にいくつかカウンターが用意されていますので搭乗口やラウンジに近い場所を選びましょう。

 

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

ここで必要になるものは・・・

  • タックスインボイス(Tax Invoice)
  • VAT払い戻し申請書
  • パスポート
  • 搭乗券
  • 購入商品
  • (返金を受け取るクレジットカード)

この6つです。繰り返しになりますが5,000バーツ以上購入した場合には、保安検査通過前一般エリアにある税関オフィスにて受付確認印を押してもらった書類が必要ですので、お間違いなく。

ここで再び商品によっては見せてくださいと言われる場合がありますので、指示に従います。

基本的には英語のやりとりになりますが難しいことはないですし、優しい方だとカタゴトの日本語で話しかけてくれたりします。

返金方法ですが返金額が30,000バーツ未満の場合には・・・

  • 現金(手数料100バーツ)
  • 銀行小切手(手数料100バーツ+銀行の小切手発行手数料)
  • クレジットカード返金(手数料100バーツ+クレジットカード会社ごとの手数料)

上記3種類の返金方法を選ぶことができて、それぞれ微妙に手数料が異なりますが基本的には現金かクレジットカードでいいのかなと思います。

 

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

今回はまた必ずバンコクにはくるので、現金返金を選んでその場で現金が戻ってきました。6,610バーツ(約22,800円)の返金!でかすぎる・・・!

これにて返金手続きは完了です!ここまでが完了したら後は通常時と何も変わりません。

バンコクにはタイ国際航空ラウンジなど、たくさんのラウンジが用意されていますので搭乗までの時間はぜひラウンジで!

 

 

⑦クレジットカードに返金

クレジットカードに返金を選択した場合には日本帰国後、1〜2ヶ月ほどで申請時に登録をしたクレジットカードに返金がされ、無事にタックスリファンド完了!

バンコク空港での免税手続きの流れはこのような感じです。続いてもう少し詳しく免税条件や対象商品などをチェックしていきましょう!

 

 

 

 

免税条件

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

まずは免税可能条件の確認です。

バンコクのみならず、タイ国内で商品を購入してタックスリファンドを申請する場合には、下記の全ての条件に当てはまっている必要があります。

  • 同日内同一店舗で2,000バーツ以上購入
  • 購入から60日以内に購入者本人が行う
  • タイ人以外の観光客
  • タイ滞在が年間180日未満の方
  • TAX INVOICEなど必要書類を持参すること
  • 購入商品は未開封、未使用
  • 求められたら商品を見せることが可能
  • 航空会社の乗務員でない方

上記一つでも欠けてはいけません。

バンコク空港はかなり広いですがいくつかカウンターがあって免税手続きに大きく時間が取られることはありませんが、当日は気持ち早めに空港へ向かうようにすると焦らずに申請できると思います。

 

免税対象のブランド・商品

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

続いてどのようなブランドや商品が対象になるか・・・ということですが、基本的に免税対象となるのは「有形物の購入時」と理解すると分かりやすいです。

というのも空港での申請時に商品を提示しなければいけませんので、航空券代・ホテル宿泊代・レンタカー代などのサービス(その場で提示ができない商品)については対象外となります。

タイだったら化粧品やコスメ、靴、ルイヴィトンやプラダ、グッチ、エルメスなどといったハイブランド商品などもその場で提示ができますので対象となります。

また、申請条件の中に未開封・未使用という条件も含まれていますので、コスメを買ってちょっと使ってみたり、食料品を買って少し食べてみたりした場合には全て対象外です。

早く使いたい、食べたい、飲みたい気持ちはグッとこらえて、申請時は新品のものを持参しましょう。

 

 

 

化粧品・ワインなど機内持ち込み制限品の液体物はどうしたいい?

そこで問題になってくるのが、機内持ち込み制限品となっている液体物の取り扱いです。

ジェル、クリーム、ペーストなどの液体類は世界的な取り決めとして、100mℓ以下の容器に入れ、総容量1ℓ以下のジッパー付のプラスチック製の袋に入れなければならないルールとなっています。

例えば100mlを超える化粧品などを購入した場合には、どうしたらいいのでしょうか。

結論、チェックイン時に空港カウンターで申し出てチェックを受けて相談してください。基本的には預入荷物に入れて、カウンターではその旨を伝えるよう指示されるかと思います。

航空会社によってはカウンターで対応できず、税関カウンターへ一度立ち寄ることを案内されることもありますが基本的には問題ありません。

 

いくら返金されるの?免税額・免税率

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

ではこれらのことをクリアすると、いくら(何%)の免税を受け取ることができるのか。

ズバリこちら!

  • VAT(Value-Added Tax)の7%

タイでは日本の消費税に当たるVATが7%徴収されていますので、この7%から手数料の100バーツを抜いた金額が戻ってきます。

10,000円買ったら約700円の免税!金額が大きくなるほど、これはかなり助かりますね・・・!

タイ旅行の際にはぜひ申請をお忘れなく!!!

 

 

 

まとめ

タイバンコクの免税手続きタックスリファンド

 

今日は、タイ・バンコクスワンナプーム空港での免税手続き(タックスリファンド)の情報をまとめてきました。

免税条件を再度確認してみると・・・

  • 同日内同一店舗で2,000バーツ以上購入
  • 購入から60日以内に購入者本人が行う
  • タイ人以外の観光客
  • タイ滞在が年間180日未満の方
  • TAX INVOICEなど必要書類を持参すること
  • 購入商品は未開封、未使用
  • 求められたら商品を見せることが可能
  • 航空会社の乗務員でない方

これら全てをクリアする必要があります。分からない場合は税関などで詳しく手続き方法を聞いてみましょう!かなり丁寧に説明してくれました。

間違いやすいのは未使用品であること、そして100mlを超える液体物以外はスーツケースに預けずに必ずカウンターへ持参しましょう。

いくつか注意点がありますが約7%程度の返金を受け取ることができますので、ぜひ申請にチャレンジすることをオススメします!

基本的にこの流れは全世界共通なので、慣れれば簡単ですよー!!それでは!

 

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