ANA A380 プレミアムエコノミークラス搭乗記!NH183便「ホノルルー東京(成田)」フライングホヌの様子をレビュー!
2019年5月24日、待ちに待ったANA A380 FLYING HONU(フライングホヌ)が東京ーホノルル路線で就航しました。
これだけ話題になる新規就航はマイルを貯め始めて数年の中で、初めての経験!
ぜひ僕も乗ってみたいということで、今回ANAマイルを使ってお得にANA A380の航空券を発券できたので搭乗の様子をたっぷりとレビューします!
NH183便フライト概要
当記事でご紹介する今回僕が搭乗したフライト概要は、以下の通りです。
- 出発地:ホノルル/11:30
- 到着地:東京(成田)/15:00+1
- フライト時間:8時間30分
- 航空会社:ANA
- 座席クラス:プレミアムエコノミー
- 便名:NH183便
今回は「ANAマイルの貯め方」を実践しながら、今まで貯めてきたマイルで特典航空券を取得したので、費用は無料です!(諸税・燃油サーチャージは別途必要)
ANA特典航空券は往復でないと発券できないというルールがありますので、片道だけの発券はできません。
ダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル)でチェックイン
いよいよ待ちに待った搭乗当日、ハワイ・ホノルルにあるダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル空港)にUberで向かいます。2名以上ならバスと料金が変わらないので、Uberまたはタクシーの利用がオススメです。
今回は写真なども撮りたかったので、チェックイン開始のフライト時刻3時間前(今回はフライトが11:30なので8:30)を目指して早めにホノルル空港に到着しました。
既にチェックインを行うレーンには多くの方が列を作っており、あっという間に僕の後ろにもたくさんの方が並び始めました。
今回はプレミアムエコノミークラスの利用ということで、通常であればプレミアムエコノミークラスのレーンに並ぶことになるのですが、僕は「SFC修行」をしてANA上級会員になっていますので、今回はより優先度の高いビジネスクラスのレーンでチェックインをすることが可能です。
待つこと数分、チェックインが始まりました。
がしかし・・・・全然進まない。かなり進みが悪かったので結構時間かかりそうだな・・・と思っていたら地上係員の方が「ユナイテッド航空のカウンターでもチェックイン可能です」と案内をして回っています。
これはラッキー!
ユナイテッド航空のカウンターはガラガラだったので、ANAの列を抜けてユナイテッド航空のカウンターでチェックインをすることにしました。
待つことなくスムーズにサクッとチェックインをすることができました。そして荷物にはPriority Tagもしっかりつけてくれています。
ANAのカウンターが混雑していてより早くチェックインをしたいという場合には、ユナイテッド航空のカウンターを利用するのも良さそうですね!
ただし唯一デメリットとしては、搭乗券がレシートのような薄いペラペラの用紙になってしまうということなので、もしちゃんとした厚紙タイプの搭乗券が欲しいという方はやはりANAのカウンターでチェックインするのが良さそうです。
新オープン!ANAラウンジ(ホノルル)へ
無事にアメリカの厳しめな保安検査を終えて制限エリアへ入ったら、A380の就航に合わせて5月24日オープンとなったANAラウンジ(ホノルル)へと向かいます。
保安検査場からANAラウンジ、そして搭乗口があるC4ゲートへは歩くと10分程度かかります。今回は歩いたのですが想像以上に遠かったです・・・。
ラウンジへのシャトルバスも出ているようですので、10分歩くのキツイなーという方はぜひシャトルバスの利用をオススメします。
ラウンジ内は非常に広々としていて、ANA A380がドーンと目の前に大きく見えて開放感があります。
アルコールを含めた食事コーナー、A380のアッパーデッキ(2階席)に直接アクセスできる搭乗口、キッズスペースなどANA初の海外ラウンジは人気となりそうです。
搭乗口の様子
ANA380の搭乗口は通常通りターミナル直結の搭乗口と、新設されたANAラウンジ直結の搭乗口の2つが用意されています。
ラウンジから直接機内に乗り込めるなんて最高ですよね…!!
総座席数520席という超大型機になりますので1階席(エコノミークラス)の場合は通常の搭乗口を、2階席(プレミアムエコノミー・ビジネス・ファーストクラス)の場合はラウンジ直結の搭乗口を利用した方がスムーズかなと感じました。
ただし搭乗時刻が近づいてくると1階の搭乗口付近はかなり混雑していましたので、混雑状況によっては時間までラウンジでゆっくりする方が快適に過ごせそうです。
今回僕はプレミアムエコノミークラス利用ということで、せっかくなのでラウンジ直結の搭乗口を初体験することにしました。
ラウンジから直接ボーディングできるなんてなかなか体験できないことなので、非常にいい思い出になりました。
機内・座席の様子
同じく新設されたANA SUITE LOUNGEホノルルを利用している、ANAダイヤモンド会員やファーストクラス利用客に次いで優先搭乗を利用できたので、機内はまだガラガラです。
ANA片野坂社長がフェリーフライト時に「乗った瞬間からハワイを感じていただける」という言葉通り、機内にはハワイアンミュージックが流れ、普段のフライトとは違う特別な画面表示となっていました。
今回のA380の機材で2-3-2の配列となっており、非常口座席については下記利用条件をクリアすることが必要となりますので、お間違いなく!
非常口座席には、以下すべての項目を満たすお客様に限りご着席いただけます。
万一の場合、客室乗務員の指示のもと、 緊急脱出時の援助をお願いしております。
下記項目に該当しないお客様は座席を変更させていただきます。【非常口席にお座りいただける方】
-満15歳以上の方
-小さなお子様(国内線:満8歳未満、国際線:満12歳未満)をお連れではない方
-ご搭乗に際して付き添いの方や係員のお手伝いを必要としない方
-緊急脱出時に同伴者の援助をする必要がない方
-航空機のドアの開閉等、緊急脱出の援助を実施することができる方
-脱出手順の案内および乗務員の指示を理解し、他のお客様へ口頭で伝えられる方
-日本語または英語で会話できる方
ちなみに今後は座席によってはANA国際線の座席指定が有料化されますので「【改悪】ANA国際線エコノミークラスの事前座席指定が有料化へ」をチェックしておきましょう。
中・長距離エコノミークラスを利用する際には、非常口座席をゲットできると快適度(広さ)が全然違うので、おすすめです!
足元にもフットレストも用意されています。
前に座席がないため、モニターは収納式となっています。引っ張り出す形で利用することができました。
各座席にはコンセントも用意されていますので、PCの充電なども問題なく行えましたので助かりました!
そして今回新機体となったANA A380のプレミアムエコノミークラスの窓側席には、物入れが用意されています。蓋を締めれば上にも物が置けるので、通路側よりも窓側の方が若干占有スペースが広くなっています。
がしかし、プレミアムエコノミークラス非常口座席には用意がありません。もし物入れを利用したいという場合には、2列目以降の窓側席を選択されることをおすすめします!
通常シートの場合はエコノミークラスより、4インチ(約10センチ)広い38インチとなっていますので通常シートの場合も十分広さを感じられるシートとなっています。次回は2列目以降も利用してみようと思います。
せっかくなので機体最後方に行ってみると、ギャレーの後ろに1階席へと続く階段が用意されていました。
離陸前は自由に行き来できていましたが、離陸後は基本的に別の階に行くのはクルーだけですので扉が閉められて行き来できないようになっていました。
機内安全ビデオがスペシャルVer
離陸の準備中、機内安全ビデオが放映されました。
ANAの機材安全ビデオと言えば、2018年12月1日から「歌舞伎」をテーマにした安全ビデオが使用されています。
がしかし、今回のA380就航に伴ってホノルル路線では限定の機内安全ビデオが上映されることが決定し、実際に上映されました。
登場するキャラクターはA380特別塗装と同じ青と深緑、オレンジでデザインされており、ハワイのビーチや森を舞台にバックミュージックもハワイアンな雰囲気のビデオが上映されました。
非常にいいですね!ホノルルって日本人にとってやっぱり特別な場所というか、非日常を感じられる場所だと思うのでこういった特別感は個人的には賛成です!僕はかなり気に入りました。
アメニティ各種
機内安全ビデオ同様に通常の路線にはない特別仕様となっていて、ハワイ限定のペーパーバッグなどのアメニティが用意されているのはいいですね!ハワイ路線を盛り上げていきたいANAの意気込みを感じました。
ペーパーバッグはその名の通り、かなり安っぽい仕様だったのがちょっと残念ですが・・・・!往路でもらってホノルル滞在中に使用するにはちょうど良さそうです。
また今回のA380(ホヌ)の新規就航に伴って、様々な新しい機内販売商品が登場。
A380の機内でしか買えないグッズも用意されており、周囲でもかなりの方が購入したいと申し出ていましたが即完売となったようでお断りの状況が続いていました。
機内販売も紙に書いてCAさんに渡すタイプで、これまでのオペレーションとは異なっていて新鮮でした!お目当の商品がある方は、搭乗したらすぐに申し出た方が良さそうです!
機内食の様子
しばらくして機内食の提供が始まりました。
今回はまだプレミアムエコノミークラスということで限定された座席だったので良かったですが、1階席は全て統一のエコノミークラスになりますので多少の時間差は仕方ないと思います。
東京→ホノルル、ホノルル→東京はそれぞれメニューが違い、ホノルル→東京のメニューは以下の通りでした。
- ケイジャンチキン マグロとアボカドのポキ
- マウイオニオン入りポテトサラダ
- ブレッド
- 鰆西京焼き or ハンバーグステーキとハワイアンソーセージ マッシュルームソース
- フルーツ
- ソルベ or アイスクリーム
実はホノルル路線のエコノミークラスは、1種類しか選ぶことができないのですが、A380プレミアムエコノミークラスの場合は2種類の中からチョイスすることができます!エコノミークラスとの差が明確になっていいですね!
ちなみに成田発の便では「うなぎ蒲焼」か「鶏肉のグリル」から選べます!どちらも美味しそうですね〜!
今回メインはハンバーグステーキを選んだのですが、機内食もポキやハワイアンソーセージなどハワイを感じられる料理があって、とても美味しかったです!
ざっと周りを見た感じだと、この日はハンバーグステーキの方が人気のようでした。
デザートにいただいたマンゴーソルベ(シャーベット)もとても美味しかったです!
またホノルル発のプレミアムエコノミークラスでは、1回目機内食提供後から2回目機内食提供の間で「きのこのクリームパスタ」と「ビジネスクラスに提供されている プチフール」をオーダーすることができます。
せっかくなのでオーダーしてみると、クリームパスタはコンビニなどでもよく見かけるタイプのカップスープでした。
2回目の機内食では、サンドウィッチ・フルーツ・チョコレートなどが入ったランチボックスが提供され、約9時間のフライトでしたがかなりお腹いっぱいになりました!味も美味しかったです!
成田空港到着。写真スポットも必見
成田空港に到着しました。
基本的にANA A380は同じスポットを利用することになるようで、降機後は絶好のANA A380撮影スポットが用意されていて、皆さん一斉に写真を撮っていました。
ホノルルのANAラウンジから見るA380の眺めも良かったですが、成田空港で見るA380の様子もいいですね!
まとめ
NH183便「ホノルルー東京(成田)」搭乗の様子をお伝えしてきました。
ラウンジ前や搭乗口前ではハワイアンミュージックの生演奏があり、もう何度も訪れたことがあるホノルル空港ですが、ユナイテッド航空のカウンターが使えるという新しい発見があったり、とても勉強にもなりました。
ファーストクラス・ビジネスクラスは人気ですぐ埋まってしまいますが、プレミアムエコノミークラスやエコノミークラスはマイルを使った特典航空券の枠も多数用意されており、比較的取りやすいのでぜひプチ贅沢をしてプレミアムエコノミークラスも利用してみてはいかがでしょうか。
エコノミークラスよりもワンランク上の体験をできると思います。