アメリカ・ニューヨークの観光スポットとして、トップクラスの人気を誇るリバティ島の「自由の女神像(Statue of Liberty National Monument)」!
アメリカ合衆国独立100年を記念して、独立運動を支援したフランスの人々から贈られた自由の女神1886年に完成し、アメリカ合衆国の自由と民主主義の象徴です。1984年には世界文化遺産にも登録されています。
ニューヨークのシンボルにもなっていますので、テレビなどでもたくさん見かけますし、一回は訪れてみたい観光スポットではないでしょうか?
そんな自由の女神のあるリバティ島へは、陸続きとなっていないため船でアクセスする必要があり、これがめちゃめちゃ混むんです・・・!!時期にもよりますが、本当びっくりするくらい混みます。
今回は事前にリサーチして、混雑を回避する方法を実践してみたところ・・・・かなり有効な方法だったのでシェアします!!この方法を使えば当日券も比較的スムーズにゲットできますよ!
1つの案として、ぜひニューヨーク観光時の参考にどうぞ!
自由の女神へはニュージャージー側からボートに乗るべし!
まずは答え合わせから。自由の女神像のあるリバティ島へは実は2つのルートを使ってアクセスすることができます。
- マンハッタン側:バッテリーパーク
- ニュージャージー側:リバティー州立公園
言うまでもなく大混雑しているのは「マンハッタン側」です。
タイムズスクエア駅から地下鉄1番線のダウンタウン行きに乗り、最終駅のSouth Ferry駅で降りたら5分ほどでフェリー乗り場に到着するので利便性が良く、多くの観光客がマンハッタン周辺に宿泊をすることを考えると、ホテルからのアクセスも容易です。
なので多くの方がマンハッタン側からフェリーに乗るため、大混雑となるわけですね!
一方ハドソン川を渡った対岸にあるニュージャージー州「リバティ州立公園」からも、同じ自由の女神行きのボートが出ており、こちらは観光客の宿泊メインエリアではないため時間帯によってかなり空いていて狙い目なんです!
実際、今回僕も予約せずに当日ふらっとニュージャージー側の乗り場に行って、待ち時間ゼロで当日券を購入して、リバティ島「自由の女神」観光をしてきました!
前回はマンハッタン側、今回ニュージャージー側両方を実際に利用するとそれぞれメリット・デメリットがあるなと感じたので、写真なども交えながらご紹介します!
リバティ州立公園へのアクセス方法
今回は、ニュージャージ州側からボートに乗って自由の女神像を見にいくに当たって、マンハッタン側にいる場合はハドソン川を渡ってニュージャージー州にアクセスする必要があります。
- バス
- ボート
- タクシー
方法としては3つ。バスかタクシー、それからボートも選べます。時間はかかるけど安いのはバス、お金はかかるけど時間が早いのはタクシーです!
ニューヨークはUberやLyftなどの配車アプリも充実しているので、アプリでタクシーを配車するのもいいですね!
ちなみにバスの場合には「ウッドベリーコモンプレミアムアウトレット」へのバス発着地にもなっている「Port Authority Bus Terminal」からニュージャージ側へのバスが出ています。
マンハッタンで使える黄色いメトロカードはニュージャージーへ向かうバスでは使えないので、「NJ Transit」と書かれたニュージャージー側の券売機でチケットを購入する必要があります。ご注意を。
ここまでで既に感じた方もいるかもしれませんが、このマンハッタンからニュージャージーへの移動を朝一番でしようと思うと、慣れない地での移動はかなり疲れるのであまりオススメはできません。
理想としては、ニュージャージー側からボートに乗る前日はニュージャージー側で一泊できれば理想的です!
今回僕も2019年にオープンしたばかりの「Envue Autograph Collection」に宿泊したのですが、朝からバタバタすることなくボート乗り場まで向かうことができました。
ニュージャージー側のホテルは、マンハッタンとは比較にならないほどホテルが安いので正直移動さえ何とかなればメリット大きいと思います。
マンハッタンのビル群の夕焼け、朝焼けなどを思いっきり楽しめて一泊150ドル前後でした。
前日夕方まではマンハッタン側で観光して遊んで、夕方ニュージャージー側に移動してきて宿泊すれば無駄なく動けますよ!
電車でLiberty State Park駅へ
ニュージャージー側からボートに乗る当日、ボートの発着地となる「リバティー州立公園」へ向かいました。
タクシーなどを使う方法もありますが、今回は安さ重視で電車(Hudson-Bergen Light Rail)を利用してみます。ボート乗り場の最寄り駅は「Liberty State Park駅」です。
料金は2.25ドルでした。安くていいですね!!だいたい30分くらいでボート発着地最寄りのLiberty State Park駅に到着しますので、そこからは徒歩でボート乗り場まで向かいます!
駅からボート乗り場までは徒歩20分
Liberty State Park駅から自由の女神へのボート乗り場までは、まっすぐ一本道何ですが・・・意外と遠く20分くらいかかります。
マンハッタン側のボート乗り場を電車を降りて5分ほどで到着することを考えると、やはりアクセスに難があるのがこのニュージャージー州側から乗る方法最大のデメリットです。
特にファミリーや足腰の悪い方が一緒の時には、歩くのは厳しいと思います。駅前にタクシーが何台か停まっていたので、最悪乗り場まで乗せてもらう方法を選択しましょう。
ここまで不便でも成り立っているのには理由があって・・・基本的にニュージャージー側から自由の女神へのボートに乗る人は車で来ている方々が多いんですよね。
裏を返すと例えばニューヨーク滞在中レンタカーを利用する予定の方は、アクセスの悪さをクリアできるのでかなりオススメの方法ということが言えます。
ニューヨーク郊外にある爆安アウトレットモールの「ウッドベリーコモンプレミアムアウトレット記事」でもお伝えしましたが、アメリカは限られた時間だけ車をレンタルできるTuroがかなり便利なので、次はTuroを利用して自由の女神→そのまま車でアウトレットへ行く1日プランにしようかなと計画したりしています。
ニュージャージーセントラル鉄道の駅舎跡がチケット売り場の目印
最寄り駅から自由の女神のあるリバティ島へのボート乗り場まで、歩いていると茶色の建物が正面に見えてきます。
かつてのニュージャージーセントラル鉄道の駅舎跡で、今はボートのチケット売り場などとして活用されています。
※表示の価格は撮影時のものです。
これがすごい!今も原型そのままに当時電車が走っている面影が残る空間となっていて、電車が好きな方でなくても見る価値あり!
建物内に入って行くとチケット売り場の看板などが見えてくるので、チケットを購入する場所が見つかると思います。
自由の女神へのチケット種類
自由の女神へのチケットは「公式販売サイト」にて3種類用意されています。
下記全てのチケットに往復ボート代は込み、チケット種類によってリバティ島内でできることが変わってきます。
- 22.25ドル:王冠チケット(クラウンチケット)
- 19.25ドル:台座チケット
- 19.25ドル:上陸チケット
一番人気は自由の女神像内354段の階段を登って、王冠部分まで登ることができるクラウンチケット!
体力に自信がない場合、高所恐怖症の方にはオススメできませんが、大丈夫な方は一度は挑戦してみることをオススメします!
自由の女神像の王冠部分から銘板に刻まれた文字などを見学することができます。これは王冠内からしか見ることができません。
ただこのチケットは本当に人気なので、半年前くらいからどんどん売れていきます。特にマンハッタン側から乗船するチケットは1ヶ月前にはまず間違いなく完売しています。
ニュージャージ側ならマンハッタン側よりは売れるペースが遅いので残っていますので、それでも数週間前には無くなることがほとんどなので早めに購入されることをオススメします。
続いて、台座チケットは自由の女神の台座部分に入ることができるチケットで、内部の展示ルームなども見学が可能です。
次にご紹介する上陸チケットと値段は一緒なので、残席があれば迷わずこちらを購入しましょう!
王冠チケットと同じくマンハッタン側は販売開始から、どんどん売れていきます。
僕が訪れた8月後半では、当然のようにマンハッタン側は完売となっていましたがニュージャージー側はほぼ全ての日程で残席ありの表示となっていました。
ここがニュージャージー側最大のメリットです。
マンハッタン側に比べてチケットの売れるペースが遅く、当日も比較的空いてる中で観光を楽しめます。
最後に、上陸チケットはその名の通りリバティに上陸することができるチケットで、自由の女神像の中に入ったり、台座部分まで上がったりすることはできません。
当日券は上陸チケットのみ購入可能!基本は予約を!
ちなみに急に思い立って、当日券を購入したいという場合には「上陸チケット」しか購入することができません。
ウェブを見る限りまだ空席があったとしても、当日は販売してもらえないので王冠チケット、台座チケットを購入したいという場合には必ず前日までに予約をしましょう!
特に王冠チケットはすぐ無くなるので、注意が必要です!基本が予約してから訪問がベターですので「販売公式サイト」をチェックして、事前購入してから訪れることをオススメします!
午前中なるべく早い時間がオススメ!午後は混雑!
無事にチケットを購入 or 受け取ったら、ボートに乗るための保安検査へと進みます。
手荷物検査などが実施されるのですが、この日は午前中10時過ぎに訪れたのでチケットカウンターも待ちゼロ、保安検査も待ちゼロとなっていました。前回マンハッタン側から乗った時は10時はものすごい混雑だったので、信じられないくらい空いてます。
キャリーバッグなどは持ち込み禁止品に指定されていますので、注意しましょう。
ちなみに・・・リバティ島、自由の女神観光を終えて13時頃再びニュージャージー側のボート乗り場に戻ってくると大混雑となっていました。
マンハッタンより空いていると言っても、さすがに午後は混雑がすごく保安検査の列がかなり伸びていたので、遅くともお昼前までにはボートに乗ることをオススメします!
ご覧の通り、僕が乗った船はガラガラです笑。
船の上から自由の女神をバックに写真を撮るのも、午前中の方がガラガラで写真撮りやすかったですよ!!
リバティー島へのルート(エリス島経由)
ニュージャージー側からボートに乗って、出発すると直行で自由の女神像のあるリバティ島に到着する訳ではありません。まずは「エリス島(Ellis Island)」に到着します。
エリス島は「移民の島(移民局があった場所)」として知られていて、現在のアメリカの40%にあたる人の祖先がエリス島からアメリカに入国したと言われています。
今は移住者にまつわる歴史を紹介する移民博物館となっていて、写真や生活用品などの展示、短編映画の上映などが行われていますのでぜひ訪れてみましょう!
一度ボートを降りて観光して、次にきたボートに再び乗ることができますよ!
- マンハッタン→リバティ島→エリス島→マンハッタン
- ニュージャージー→エリス島→リバティ島→ニュージャージー
ちなみに・・・ニュージャージーから出発した場合には往路でエリス島を経由しますが、マンハッタン出発の場合には復路でエリス島を経由しますのでご注意を。
リバティ島で自由の女神を見学!
ニュージャージー・リバティ州立公園を出発してエリス島を経由したあとは、いよいよ自由の女神像のあるリバティ島に到着します!
後ろを振り返ると見事なマンハッタンのビル群が見えるので撮影スポットですのでお見逃しなく!
往路では進行方向右側に座っていると、綺麗に自由の女神を見ることが見ることができますよ!!
ニュージャージー側から乗ってきた船は僕ら含めて20名ほどしか乗っていませんでしたが、同時刻にマンハッタン側から来た船はとんでもない混雑になっていました・・・。
デッキ席含め人でパンパンです。これでは船の上から写真なども撮るのがやっとですね・・・。
やはり混雑を避けたい方は、ニュージャージ発の船がオススメです。
全てのチケットには、オーディアガイドがセットになっているのでぜひゲットしましょう。日本語にももちろん対応していて、様々な角度から自由の女神に関することを知りながら、見学することができます!
リバティ島内でその他できることについてはたくさんのブログで紹介されている通りなので、ここでは割愛しますが博物館なども必見です!
帰りはマンハッタン側の船に乗ることも可能!
今回はニュージャージーから出発した船に乗って、リバティ島へ向かいましたが・・・帰り復路に関してはマンハッタン・バッテリーパークに向かう船に乗ることも可能です!
なので午前中、自由の女神を見て午後はマンハッタンに行きたい!という場合には、マンハッタン行きの船に乗り込みましょう!
自由に船をアレンジすることができるのはいいですね!
まとめ
今日は、アメリカ・ニューヨークのシンボル「自由の女神像」のあるリバティ島へのアクセス方法をまとめてみました。
ニュージャージー・リバティ州立公園発のメリット・デメリットを整理してみると・・・
- 空いているのが最大のメリット(当日券も可能)
- アクセスの悪さ
日本から観光で訪れる場合には一般的にはマンハッタン発のボートを使うことがほとんどですが、常に混雑しているということが最大のデメリットとして挙げられます。
一方でニュージャージ発の場合は、メリット・デメリットがひっくり返ったような形でアクセスは悪いけど、空いているのが最大の特徴です!
タイミングがよかったのかもしれませんが、船の上で自由に動き回れるくらいの自由度があったのでかなり快適なボート環境でした!とにかく空いているのが一番いい!という方は、ぜひニュージャージー発の船も検討してみましょう!
それでは!!