全仏オープンのチケット種類と価格、購入方法まとめ!
毎年5月〜6月にフランス・パリで開催されるテニスの世界ツアー、四大大会の全仏(ローランギャロス)開催が少しずつ迫ってきて、一般チケット販売がスタートしました。
当記事では、全仏オープン(Roland Garros)についての大会概要や販売されているチケット種類、価格、購入方法をまとめていきたいと思います。
全仏(ローランギャロス)とは
全仏(Roland Garros)は毎年5月末〜6月上旬に開催される大会で、フランス・パリで開催されています。
男子は1891年〜、女子は1897年から開催される伝統的な大会で毎年多くの観戦客が世界中からパリに集合します。
全豪オープンに引き続いてシーズン2戦目の四大大会(グランドスラム)で、赤土のクレーコートとなるので球足が遅くなりラリー戦が長くなる傾向になるのが特徴です。
日本でもニュースなどで試合結果が報道されるので大会の知名度も非常に高いです。
開催会場(メインコート)の場所・アクセス
全仏(ローランギャロス)は、毎年「フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)」をメインコートにして、開催されています。
メインコートへはメトロを使ってアクセスするのが一般的です。
メトロ10号線Porte d`Auteuil駅からポルト・ドートゥイユ大通り(Avenue de la porte d`Auteuil)→ゴルドン・ベネット大通り(Avenue Gordon Bennett)と歩いて行くとを徒歩約10分で会場到着です。
全仏開催時はとにかく混雑していて、会場にはいくつも入口があるので列が長くなっていたら空いているゲートを選んで入場すると早いです。
大会ランクについて
全仏(ローランギャロス)は全豪、全英、全米と並ぶ四大大会「グランドスラム(GRAND SLAM)」となるため、ランキング上位選手は出場義務がある大会です。
勝ち数に応じて獲得できるポイント数は以下の通りです。
- 優勝:2,000ポイント
- 準優勝:1,200ポイント
- ベスト4:720ポイント
- ベスト8:360ポイント
- R16:180ポイント
- R32:90ポイント
- R64:45ポイント
- R128:10ポイント
グランドスラムに関しては、獲得できるポイントが年間9つの大会が開催されるマスターズ大会の倍です。
優勝すると2,000ポイントがもらえるため一気にランキングをランクアップできるのはもちろん、全仏はちょうど前半戦の折り返しに当たりますので年間獲得ポイント数の上位8名のみ出場できる「ツアーファイナル(Tour Final)」もグッと引き寄せる重要な大会です。
- 1月:Australian Open/全豪(豪州・メルボルン)
- 3月:BNP Paribas Open(米国・カリフォルニア)
- 3月:Miami Open(米国・マイアミ)
- 4月:Monte Carlo(モナコ)
- 5月:Madrid Open(スペイン・マドリード)
- 5月:Rome Masters(イタリア・ローマ)
- 5月:French Open/全仏(フランス・パリ)
- 7月:Wimbledon/全英(英国・ロンドン)
- 8月:Rogers cup(カナダ・モントリオール)
- 8月:Western&southern Open(米国・シンシナティ)
- 8月:US Open/全米(米国・ニューヨーク)
- 10月:Shagnhai Masters(中国・上海)
- 10月:Paris Masters(フランス・パリ)
- 11月:Tour Final(英国・ロンドン)
錦織選手をはじめとする日本人選手も出場します。
錦織選手は4大大会準優勝(全米)の経験はあるものの、優勝にあと一歩のところで手に入れることができてないので、ぜひ勝ち取って欲しいですね!
全仏が開催されるクレーコートはラリー戦になることが多いので、錦織選手も勝ち上がる可能性が十分にある大会です。
クレーコートの王者「ラファエルナダル選手」を破って、ぜひ優勝を勝ち取って欲しいですね!
2018年全仏について
2018年全仏(ローランギャロス)は5月28日〜6月10日に開催されました。
- 優勝:ラファエル・ナダル
- 準優勝:ドミニク・ティーム
- 4回戦:錦織圭
2018年大会はテニスプレイヤーの中でクレーコートの王者と呼ばれ、全仏では86勝2敗という絶対的な成績を残している「ラファエル・ナダル」選手がドミニク・ティーム選手を6-4、6-3、6-2のストレートで破り、2017年大会に続いて見事2連覇を果たしました。
錦織選手は、4回戦で決勝まで進んだティーム選手に2-6、0-6、7-5、4-6で破れ敗退となりました。
ぜひ2019年大会は全仏では自身最高成績となるベスト8の壁を破って準決勝・決勝へと進んでくれることを願うばかりです!
- 2018年: 4回戦
- 2017年: ベスト8(準々決勝)
- 2016年: 4回戦
- 2015年: ベスト8(準々決勝)
- 2014年: 1回戦
- 2013年: 4回戦
- 2012年: 未出場
- 2011年: 2回戦
決勝戦ハイライト映像
2019年全仏について
- 大会名:全仏(ローランギャロス)
- 開催地:フランス・パリ
- 大会日程:2019年5月26日〜6月9日
- サーフェイス:屋外ハード(クレー)
- ドローサイズ:128
- ランク:GRAND SLAM
全仏(ローランギャロス)は、2019年2つ目の四大大会「GRAND SLAM(グランドスラム)」です。
「フェデラー」「ナダル」「ジョコビッチ」など有名選手もこぞって、パリ郊外にて2週間熱い熱戦が繰り広げます。
開催日程(予定)
日付 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
5月26日(日) | 1回戦 | 1回戦 |
5月27日(月) | 1回戦 | 1回戦 |
5月28日(火) | 1回戦 | 1回戦 |
5月29日(水) | 2回戦 | 2回戦 |
5月30日(木) | 2回戦 | 2回戦 |
5月31日(金) | 3回戦 | 3回戦 |
6月1日(土) | 3回戦 | 3回戦 |
6月2日(日) | 4回戦 | 4回戦 |
6月3日(月) | 4回戦 | 4回戦 |
6月4日(火) | 準々決勝 | 準々決勝 |
6月5日(水) | 準々決勝 | 準々決勝 |
6月6日(木) | 準決勝(D) | 準決勝(S) |
6月7日(金) | 準決勝(S) | 準決勝(D) |
6月8日(土) | 決勝(D) | 決勝(S) |
6月9日(日) | 決勝(S) | 決勝(D) |
詳細のドロー(組み合わせ)については、大会数日前にならないと発表になりません。
ドローが発表になる頃にはすでにチケットも完売状態になっていることがほとんどなので、事前に目星をつけて購入することが必要です。
また全仏は屋外コートとなっているため、天候によってはスケジュールがずれる可能性があります。
2019年観戦チケットについて
2019年の全仏(ローランギャロス)チケットが絶賛発売中です。
ATP Tourは大会ごとに販売座席や価格が大きく異なりますので、それぞれチェックしていく必要があります。
またATP World Tourのチケットを確保する方法はいくつかありますが、僕は余計な手数料や中間マージンが取られないため定価で購入することができるオフィシャルサイトでの購入をオススメしています。
チケット種類・価格
こちらに記載する金額はいずれも最安価格です。
基本的には日程が進んでいくにつれて価格は高くなっていきますので、Finalが最も高い金額で決勝戦のチケットは有名大会になるほど争奪戦となっていきます。
チケットの種類には何日間かの観戦チケットがセットになったパッケージチケットや、VIPルームが利用可能なチケットもありますが、ここでは一般的な観戦チケット(デイリーチケット)をご紹介します。
全仏(ローランギャロス)では大きなコートが3つ用意されており、その中のセンターコートが「フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)」です。
センターコートに入場可能なチケットは大きく分けて以下の4種類。
- Cat or
- Cat 1
- Cat2
- Cat3
それぞれの日程ごとに各座席の価格は、以下の通りです。
Court Philippe-Chatrier(センターコート)価格
5月 | Cat or | Cat1 | Cat2 | Cat3 |
26日 | 130 | 110 | 90 | 65 |
27日 | 115 | 95 | 75 | 55 |
28日 | 115 | 95 | 75 | 55 |
29日 | 120 | 100 | 80 | 60 |
30日 | 155 | 130 | 105 | 80 |
31日 | 170 | 140 | 110 | 85 |
1日 | 190 | 160 | 130 | 95 |
2日 | 190 | 160 | 130 | 95 |
3日 | 155 | 130 | 105 | 80 |
4日 | 170 | 140 | 110 | 85 |
5日 | 170 | 140 | 110 | 85 |
6日 | 120 | 100 | 80 | 60 |
7日 | 150 | 125 | 100 | 75 |
8日 | 175 | 145 | 115 | 85 |
9日 | 300 | 250 | 200 | 150 |
※単位は全てEUR(ユーロ)
全仏の場合は照明設備の関係で夜間試合が行われないため、暗くなったら日没サスペンデッド(翌日順延)となります(2020年から会場リニューアル予定)。
そのため海外テニス観戦で良く見かけるデイチケット・ナイトチケットのような区別はありません。7日の準決勝を除いて1日通して観戦することが可能です。
7日だけは男子のシングルス準決勝が行われるので、男子準決勝1試合ごとの入れ替え制です。
男子準決勝を2試合とも観戦したい場合には×2の金額がかかりますので、ご注意ください。
さすがはグランドスラム、決勝戦ともなると一番安い席でも約1.8万円します。ぜひ一度は観戦してみたいですね!
Court Suzanne Lenglen価格
5月 | Cat1 | Cat2 | Cat3 |
26日 | 95 | 70 | 55 |
27日 | – | ||
28日 | 80 | 60 | 50 |
29日 | 85 | 65 | 50 |
30日 | 110 | 85 | 65 |
31日 | 120 | 90 | 70 |
1日 | 135 | 100 | 80 |
2日 | 135 | 100 | 80 |
3日 | 100 | 85 | 65 |
4日 | 120 | 90 | 70 |
5日 | 120 | 90 | 70 |
※単位は全てEUR(ユーロ)
5月26日〜6月5日についてはStadium2にあたる「Court Suzanne Lenglen」の指定席チケットが販売になります。
メインコートの「フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)」の指定席チケットでは入場できないので、それぞれチケットが必要です。
錦織選手は大会前半、こちらのCourt Suzanne Lenglenで試合をすることも多いのでこればっかりは運次第ですがCourt Suzanne Lenglenのチケットを購入しておくというのも一つの手でしょう。
土日などの人気日程になると最悪自分好みの対戦カードが実施されない場合は、リセールにかければ売れる可能性も高いです。
Court simonne-mathieu(Court No.1)価格
5月 | Cat1 | Cat2 |
26日 | 70 | 55 |
27日 | 60 | 45 |
28日 | 60 | 45 |
29日 | 65 | 32 |
30日 | 85 | 65 |
31日 | 90 | 70 |
1日 | 105 | 80 |
※単位は全てEUR(ユーロ)
同じく5月26日〜6月1日は「Court Simonne-mathieu(Court No.1)」の指定席チケットも販売になります。
Court No.1については自由席であればメインコートや2ndコートの指定席券を持っていれば入れますので、観戦可能です。無理して指定席を買う必要はないと思います。
対戦カードの世界ランキング次第でWTA・ATP1回戦〜3回戦の間に試合が行われますので、チェックしてみましょう。
さて、ここまでご紹介したチケットはいわゆる「Daily Ticket」と呼ばれるもので、2日間チケットなど複数日に渡るチケットは割引価格で購入が可能です。
「Multi-session Tickets」から検索をしてみましょう。
Ground Pass価格
5月 | Outside |
26日 | 32 |
27日 | 32 |
28日 | 32 |
29日 | 32 |
30日 | 32 |
31日 | 32 |
1日 | 32 |
2日 | 32 |
3日 | 20 |
4日 | 20 |
5日 | 20 |
6日 | 20 |
7日 | 20 |
8日 | 25 |
9日 | 25 |
※単位は全てEUR(ユーロ)
「Ground Pass」は、2つのメインコート(Court Philippe-Chatrier、Court Suzanne Lenglen)に入場することはできません。
会場敷地内やCourt Simonne-mathieu(Court No.1)自由席、それからいわゆるアウトサイドコートに入場することができるチケットになります。
序盤は世界ランキングによっては地名度のある選手がグラウンドパスで入場可能なコートで試合をすることも十分にありますので(特に女子)、運次第ですがかなり近距離で試合を楽しめるかと思います。
何より全仏会場の雰囲気を味わいたい方に最適!
観戦チケット購入方法
全仏(ローランギャロス)のチケットはRoland Garros Ticket公式HPから購入することが可能です。
TOPページ上部ボタンの「Ticket」をクリックし、「Single Tickets」または「Packages」からご希望の日付とチケット種類を選択します。
- 1日/1試合チケットは「Daily Ticket」
- 複数日チケットは「Packages」
まずはローランギャロスの会員サービスにログインします。まだ未会員の方は、会員登録をしましょう。
E-ticket等のダウンロードなどで必要になります。
ログインができたら、希望の日付・コートを選びましょう。
コートはCourt Philippe-Chatrier、Court Suzanne Lenglen、Court Simonne-mathieu(Court No.1)、Outside Court(Ground pass)の中から選択することが可能です。
コートを選ぶと、それぞれのカテゴリーが表示されますの希望のカテゴリーを選択します。
続いて、同じカテゴリー内で選択可能なエリアが表示されます。
タッチすると空席状況も分かりますので、希望のエリアを選択しましょう。
希望のエリアが決まると、座席が自動で決定されます。
全仏ではエリアの中で通路側がいい、何列目がいいといった詳細の座席を選択することはできません。あくまでもエリアのみ選択可能です。
自動選択された座席からのコートビューも確認することが可能なので、これは便利でした。
もし自分好みの座席でない場合には「Cancel and Change My Seats」を押すと、再度座席を選び直すことができますが、今選択中の座席は出てこない可能性があるので、座席のリリースは慎重にどうぞ!
特に空席が少ない日程では、リリースしたあとに満席になる可能性もありますので頭にいれておきましょう。
座席が決まったら、支払いをしてチケット購入完了です。
メインスポンサーがマスターカードなので決済画面はマスターカード推しですが、VISA・アメックスでも決済自体は可能です。
チケットは試合が近くなるとE-ticketが発行されますので印刷するか、アプリで表示できるようにして当日会場に持参しましょう!
これにて全仏オープンのチケット購入は完了となります!
当ブログについて
当ブログは「マイルを貯めて世界中を旅する」というテーマのもと、マイルの貯め方・使い方・オススメ航空券情報・SPGアメックスを使ったオススメホテル情報などを随時更新しています。
同時にテニスの世界ツアーを現地観戦することも目標にしていて早速、2017年11月にフランス・パリで開催されたParibas Masters、2018年3月に開催されたBNP Paribas Openを観戦して来ました!
僕がマイルを貯めている方法は下記記事で解説していますので、ぜひ覗いてみてください。
家族でハワイ旅行、世界一周などマイルがあれば旅の幅が一気に広がります。
日々お得な旅行情報を更新していますので、思い出した時に是非また当ブログの記事を読みに来てくださいね!
Halohalo(ハロハロ)でした。ALOHA〜!