アメリカ・ニューヨークの「USTAナショナル・テニス・センター」で毎年8月末から9月にかけて開催される、テニスの全米オープン(USオープン)!
全豪、全仏、全英、全米と「四大大会」と呼ばれる1年間に4つあるメイン大会のうちの一つに数えられる全米オープンは、ATP・WTA男女共催となっているので試合数も多く、見所が多いのが特徴!
一度はテニスの四大大会を観戦してみたいなという方も多いのではないでしょうか?
ニューヨーク中心地から電車でアクセスでき、日本からの観戦客も多いので全米オープンオススメですよ!!
当記事では全米オープン会場へのアクセス方法やチケット種類、料金、混雑具合など観戦記ブログとしてまとめてレポートします!ぜひ観戦計画の参考にどうぞ!
- 1. 全米オープン会場へのアクセス方法
- 2. チケット種類・料金・価格
- 3. センターコートチケットが一番人気!
- 4. 服装について
- 5. USオープンは持ち込み荷物が制限強め!リュックサックNG!
- 6. アメックスカード提示でロッカー無料
- 7. 試合開始1時間30分前に開門
- 8. ハンコを押してもらって再入場可能!
- 9. 人気のグッズはすぐ完売するので注意
- 10. 選手練習スケジュールのチェックを忘れずに!
- 11. 全米オープン会場の様子
- 12. センターコート(アーサーアッシュスタジアム)の様子
- 13. ルイ・アームストロングの様子
- 14. アウトサイドコートの様子
- 15. アメックスカードは絶対持っていくべきアイテム!
- 16. まとめ
全米オープン会場へのアクセス方法
今回は東京から飛行機に乗って、ニューヨークへ。ANA・JAL・ユナイテッド航空が東京から直行便を運航しています。
「陸マイラー」として貯めたマイルを使って特典航空券を発券したので、航空券代はタダです(諸税別)。マイルさえあれば世界中どこでもすぐに行ける感覚はやめられません!
ニューヨーク中心地(マンハッタンなど)から、USオープン会場となるUSTAナショナル・テニス・センターへは、以下の方法でアクセスすることが可能です!
- 電車(地下鉄)
- タクシー
一番安く分かりやすくオススメなのは、電車(地下鉄)を使ってアクセスする方法で、7番線Mets-Willets Point駅に着くと案内板がどかーんと大きく見えるので迷うことがありません。
メトロカードを使って2.75ドルと料金も良心的です!
タイムズスクエア付近からも7番線に乗ることができますので、沿線沿いのホテルなら乗り換えなしでアクセスできてかなり便利ですよ!!大体中心地から45分くらいで会場へ到着します。
今回僕も宿泊していた「シェラトンニューヨーク タイムズスクエア」から電車に乗って、Mets-Willets Pointへ向かいました。
分かりやすいですし、テニスファンが多いので治安もそこまで不安がなくオススメです。
駅に到着すると、テニスと大きく表示があって、桟橋のようなブリッジを渡ってテニスファンがたくさん向かうのですぐに会場が見つかると思います!
チケット種類・料金・価格
電車などでUSTAナショナル・テニス・センターに到着をしたらチケットを購入、または受け取りましょう!
もちろんWEBで事前購入が可能ですので、すでにモバイルチケット(スマートフォンでバーコードを表示すればOKなチケット)を持っている方などはそのままゲートに進んで構いません。
- アーサーアッシュスタジアム(センターコート)
- ルイ・アームストロング
- ジェネラルアドミッション(グラウンドパス)
基本的にチケットはこの3種類で、センターコートとなる「アーサーアッシュスタジアム(Arthur Ashe Stadium)」の指定席チケットをもっていれば、全てのエリアにアクセス可能です。
初めての観戦ならセンターコートチケットがオススメ。
テニスチケットの難しいところは、どの選手がどのスタジアムで試合をするのかは組み合わせや試合の進行状況によって前日または当日決まります。なのである程度予想して買うしかありません。
チケットが余っていれば当日購入することもできますが、見やすい良い席などはほとんど残っていないケースが大半です。
こればっかりは仕方がないので、予想して購入することをオススメします。
センターコートチケットが一番人気!
僕が今初めて全米オープンを観に行くとすれば、センターコートの1回戦または2回戦あたりの日程を買いますかね〜〜!希望の選手を見れる可能性が高く、さらに多くの選手のプレーを見れるからです。
日程が進むに連れて、好カードも増えていきますがその分応援している選手が敗退しているリスクなどもありますので、初めてなら大会序盤のチケットがオススメです!
ただ料金も安く観戦に行きやすいので割りとすぐ売り切れます。全米オープンの場合は毎年5〜6月から販売がスタートしますので、頻繁にサイトの情報をチェックするようにしましょう!
チケット価格は、序盤のセンターコート安いカテゴリーの席だと60〜80ドル、Round16くらいから一番安いチケットでも100ドルを超えるくらいの価格になって、決勝は一番安いチケットでも250ドルくらいします(試合が進むに連れてチケット確保も難しくなります)。
料金は毎年改定されて、基本的には値上げされていきますので早めに旅行の計画を!
服装について
全米オープン(USオープン)が開催されるのは8月後半〜9月中旬ということで、アメリカは夏真っ盛りです!
暑い日は30度を超える日もあって、直射日光もかなりキツイので日よけアイテムは必須!日焼け止めなどもお忘れなく!僕も一日でめちゃ日焼けしました。基本的には観戦者の皆さんは、半袖半ズボンスタイルが多いです!
ただ湿気が少ないので、屋根の下などに入ってずっと座っていると寒いと感じることもあります。一枚上に羽織れるものがあると良いでしょう!
全米オープンの会場は屋外コートなので、雨が降ったときなどにも役に立ちます。
USオープンは持ち込み荷物が制限強め!リュックサックNG!
会場に到着をして、チケットをお持ちの方はそのまま会場内へ進んでいくことができます!
がしかし・・・ここで大切なお知らせ。
海外のテニス大会会場では、制限エリア入場時にX線検査などの持ち物検査が行われるのですが全米オープン(USオープン)は、荷物検査が厳しく持ち込みできない品目が非常に多いです!
僕も今回引っかかってしまったのですが・・・一番引っかかる方が多いのは「リュックサック(バックパック)NG」という項目。
小さい・大きいに関わらずリュックサックは一切持ち込むことができません。
例えば全豪や全仏だったら、ダメとは言いつつも結局OKだったりすることが多いのですが、全米は一斉NGです!ゲート前に何重にも係員が立っていて注意されますし、仮りにX線検査までくぐり抜けて進めたとしても、100%預けてこいと言われます。
そもそもバッグを持っている人と持っていない人で並ぶ列が違ったりします(バッグなしの方が時短可能)。これの対策としては「トートバッグ」を持参しましょう。
リュックサックはNGなのですが、トートバッグは一般的なサイズであれば全てOKです。
小さいリュックサックはNGだけど、大きめのトートバッグはOKなので、分かっている人は皆さん大きめのトートバッグで荷物を持って来ています。
アメックスカード提示でロッカー無料
もし持ち込み禁止品を持って来てしまって預けなければいけなくなった場合には、ロッカーを利用することができます。
通常5ドルと有料なのですが、大会オフィシャルスポンサーのアメリカンエクスプレスカードを提示すれば無料で利用することができます!(プロパーカードでなくてもSPGアメックスなどでもOKでした)
思いがけず、僕も荷物を預けることになってしまったのでこれはありがたい・・・!!!
順を追ってご紹介しますが、USオープンには必ずアメックスカードを持っていきましょう!様々な特典を利用することができて便利です。
試合開始1時間30分前に開門
無事に手荷物検査をパスしたら、次はチケットチェックがあります。
今回は初めての会場で色々見て回りたかったので、開門時間に合わせて会場を訪れました。開場は試合開始1時間前です。
待っている間も直射日光なのでかなり暑かったです・・!暑さ対策はしっかりと!
DJの方が「今日はオススメの試合ありますよー」とか「会場内のここがオススメですよー」と様々な情報を教えてくれていましたので、軽く聞いておくと良い情報もらえるかもしれません!
そして早く来場した方へのサプライズゲストとして、この日は錦織圭選手のコーチを務めるマイケル・チャン氏が登場!
会場にいる方と会話しながらのインタビューが行われていました。早く行くと空いているし全米オープンは良いこと多い気がします!
この日は11時に第一試合スタートの日程だったので、開門は10:00となるはずが・・・なぜか9:30にオープンしました笑。
後々知りましたが、二回戦などたくさんの観客が来場することが想定される日には、多少繰り上げて開場することがあるようです。
ぜひ時間には余裕を持って、来場してみましょう!
ハンコを押してもらって再入場可能!
ちなみに・・・全米オープンは再入場も可能で、その際にはエントランスゲートにいるスタッフにハンコを押してもらって提示することで再入場が可能となります。忘れずに押してもらいましょうね!
人気のグッズはすぐ完売するので注意
無事にチケットチェックも通過すると、晴れて会場に入ることができます!!!
大会によっても違うのですが、全米オープンでまず向かう先はグッズ売り場か企業ブース!(大会によってはまずは座席を確保した方が良い場合もあるので、公式アプリのスケジュールを見ながら試合スケジュールをチェックしてみましょう)
人気のグッズやノベルティは速攻で完売 or 配布終了となります。早い時間ならレジにも並ばないし、効率的に買い物ができますよ!これについてはTwitterや公式サイトなどで事前チェックをオススメです!
無事に狙っていたグッズはゲットできました!人気のポロのオフィシャルタオルは2019年は46ドルでした!USオープンはグッズが全体的にお高い・・・!
選手にはたくさん支給されているので、このタオル目当てで選手に声をかけている人も結構多いです。
選手練習スケジュールのチェックを忘れずに!
USオープンの公式アプリをダウンロードすると、選手の練習スケジュールの最新情報が見れます!
何時から誰が、何番コートで練習するか分かるのでこれは前日の晩にチェック必須です!事前に移動スケジュールを考えておくと、効率的に動けますよ!
この日は、あいにく錦織選手の試合はなかったのですが・・・練習コートに10時から「Kei Nishikori」の文字が!
早めに開場してくれたことので買い物をした後に練習コートへ向かいました!
まず練習コートで練習していたのは、D.ゴフィン選手。全米オープンの練習コートはかなり近くで選手を見ることができます。
全仏などは練習完全非公開になっているので様子を見れないような大会もある中で、全米は四大大会の中では近くで選手を見れる大会だと思います!
ただ四大大会は選手もピリピリしているので、ファンサービスに関しては塩対応だったりします。
もしファーンサービスに期待するなら日本でも毎年開催されている「楽天オープン」なんかは非常にオススメです。昨年はジョコビッチ選手のサインをゲットできました!
そして、定刻になるとファンの声援を受けながら錦織選手が登場して練習開始。
先ほどエントランスゲートでゲストとして参加していた、マイケルチャンコーチやボッティーニコーチも参加して盛り上げます。
時間が早かったこともあり、すぐに座席も見つかって近くで見ることができました!
そして、錦織選手ばかり注目していると隣のコートにはセリーナ!!!
アメリカの選手ということもあり、セリーナが来るときの練習コートは入場制限がかかっていたので見たい選手がいる場合には、早めに移動して場所をゲットしておくことをオススメします!
この日は朝からラッキーでした!
全米オープン会場の様子
とりあえず、朝のメインイベントを終えたところで会場内の散策を・・・!
ざっと写真で振り返ります。
大会スポンサーのメルセデスベンツ、エミレーツなどがブースを出していたり、フードコートがあったり、レストランがあったり、グッズショップがあったりとかなり様々な施設が用意されています。
天気がいいとかなり暑いので、日陰で休みながらぜひブースなども見て回ってみましょう!運がいいとグッズなどがもらえて楽しいですよ!
センターコート(アーサーアッシュスタジアム)の様子
続いては、USオープンのセンターコート(アーサーアッシュスタジアム)へ!!
23,771人を収容できる巨大スタジアムです!!
テニスコートとしてはとんでもなく大きく広いです!安い席だと最上階の後方になるのですが・・・選手もかなり小さく見える感じになってしまうと思います。やはりかなり近くで観れる全豪や全英に比べるとそこは残念ですね!
近くでプレーを観たいという方は全豪オススメです!
ただ試合になると、皆さん盛り上がりがいいのが全米かもしれません。特にアメリカ人選手が出る試合ではかなり盛り上がるので覗いてみるといいかもしれませんよ!
有名人が数多く観戦に訪れることでも全米オープンは有名で、この日はNBAのレジェンド「コービー・ブライアント選手」が観戦に来ていて、モニターに映し出されると割れんばかりの大歓声!!
この時は元気な姿を見せていたのに、亡くなったなんて信じられません・・・。
ルイ・アームストロングの様子
続いて、全米オープンで2ndコートの扱いとなっている「ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)」へ!
センターコートのチケットを持っている方であれば上層部の自由席にアクセス可能です。
この日は本当に天気が良く30度を超える気候だったので、日陰エリアは大人気。
日陰の移動とともに、観客も移動していくようない感じでした。
大坂なおみ選手の試合がルイ・アームストロングでありました。
試合は見事勝利!朝から錦織選手を見れて、大坂選手も観れて、なかなかこのように両選手を見ることができる日は少ないです。ラッキーデーでしたね!
アウトサイドコートの様子
それから、2つのメインコートの周りには、3rdコートの位置付けのグランドスタンド、そしてアウトサイドコートと呼ばれる屋外コートが設置されています。
こちらは一番価格としては安いグラウンドパスチケットを持っていれば観戦可能なので、人気のカードは席取り合戦となる可能性が高いです。
大会序盤はコート繰りの関係で、シードの高い選手がアウトサイドコートでプレーすることもあるので必見!
アウトサイドコートは選手との距離も本当に近いので、選手同士の会話も聞こえるし、グッズなどももらえる可能性が高いです。
この日はワウリンカ選手の試合がフルセットになり、大盛り上がり!!大声援を受けながら、ワウリンカ選手が勝利して楽しめました!
試合の経過を観ながら、面白そうな試合を覗きにいくスタイルがいいかなと思います。ただコートによっては座席が全く空かないので、その点だけはご注意を!
全米は人が本当に多いので、タイミングによっては移動にかなり時間がかかります!特に試合終了時には一気に人が殺到して、全然進まないので時間には余裕を持って、行動しましょう!
アメックスカードは絶対持っていくべきアイテム!
最後に、USオープンを全力で楽しむためのトピックを一つ。
冒頭でアメックスカードを持っていると、ロッカーが無料になったとお伝えしましたが、その他にも会場内でたくさんのいいことがあって・・・
- 荷物ロッカー5ドル→無料
- 無料ラジオ
- 会場内で100ドル使うと20ドルバック
- センチュリオンラウンジ
- アメックスラウンジ
会場内の実況などが聞ける無料のラジオがもらえたり・・・
会場内で100ドル使うと後日20ドルがバックされたり・・・・
プラチナカード以上保有者が利用でき、食事やフードが無料で楽しめるセンチュリオンラウンジがあったり・・・・
フードやドリンクは有料だけど一般カードでも利用可能なアメックスラウンジ入室できたり・・・
アメックスのブース内でイベントやキャンペーンに参加できたり・・・
とにかく特典盛りだくさんです!!!!
アメックスのカード一枚持っているかどうかでここまで会場の充実度が変わるのかという印象なので、絶対持っていきましょう!特にプラチナカード以上を保有している方!必見です。
外は暑いので座って、涼しい環境下でスクリーンにてテニスを観れる環境があるだけでも神的でした!!
まとめ
今日は、テニスの四大大会「全米オープン(USオープン)」の観戦記をレポートしてきました!
ポイントを整理すると・・・
- アクセスが便利
- チケットは高め
- アメックスカード絶対持っていく
- 荷物はリュックサックNG
- 暑さ、寒さ対策しっかり
- スケジュールはアプリで確認
チケットこそ高めですがニューヨークのマンハッタン地域からもアクセスが便利で、四大大会の中では選手との距離が近いです!(全豪はさらに近い)
夏で直射だと暑いとはいえ、日陰になったり風が吹き始めるとかなり寒いので防寒対策は厳重に!がオススメ。
他にも書ききれないことがたくさんあるので、気になったことがある方はTwitterなどから連絡いただければお答えします!
「陸マイラー」として貯めたマイルを使って特典航空券を発券すれば、航空券代はタダです。ぜひ航空券が必要な方は、マイラーデビューしましょう!