海外旅行に行くとなると利用することも多い「レンタカー」ですが、利用した後に明細をしっかりと確認できていますか??
以前に旅行代理店「HIS」を通じてダラーレンタカーで車を事前予約して、ラスベガスやグランドキャニオンを巡る旅行から帰ってきたのですが、クレジットカード明細を見てびっくり!!
予約時の金額よりも2.8万円も高い請求がされていました。
もしクレジットカード明細をしっかり確認していなかったら、気が付かなかったことでしょう。
すぐにHISに問い合わせて今回はなんとか1.7万円まで返金を受け取ることができましたが、それでも当初の予定よりは1万円以上高いレンタカー代金となってしまいました。
海外レンタカーの口コミやレビューを読んでいると、HIS(エイチ・アイ・エス)に限らず「楽天トラベル」などでも意外と多いトラブルのようですので、その他の海外レンタカー利用時の注意点と合わせてまとめてみました!
これから海外でレンタカーを借りる方は参考にどうぞ!
HISでダラーレンタカーを事前予約!
旅行出発から約2ヶ月前、今回はロサンゼルスを訪れるに当たってグランドキャニオンなどを訪れる予定のため、大手旅行代理店の「HIS(エイチ・アイ・エス)」で海外レンタカーを予約しました。
いくつかのレンタカー店を利用することができますが、今回は一番価格がお得だったダラーレンタカー(dollar)をチョイス。
予約日数は5日間、HISの一番安いプラン(任意保険が含まれていない、最低限の保険が入った料金的にお得なプラン)である「ベーシックプラン」で、価格は16,200円(1日あたり3,240円)でした。
ご覧の通り、メインカードに利用している「SPGアメックス」の明細にもしっかり上がってきています。免許センターで国際免許証を手配して、いざ当日を迎えました。
ダラーレンタカー店舗で車受け取り完了!
ロサンゼルス国際空港到着後は、その場でレンタカーがもらえるわけではなく各レンタカー会社が運行するシャトルバスで近くの店舗まで移動してチェックイン&車を受け取るスタイルでした。
今回はダラーレンタカーでしたが、ハーツレンタカー・アラモレンタカーなど基本的には同じスタイルでシャトルバスで店舗へと向かいます。
この辺りは日本でも沖縄・石垣などでも同じシステムなので、そこまで戸惑うことなく進むことができました。
シャトルバスに乗り10分ほどでダラーレンタカーの受付に到着すると、到着後は受付カウンターで予約バウチャーと国際免許証を渡して、チェックインをします。
この際、帰りにガソリン満タンにしなくてもいいオプションがあるけどどうする?とか事故があった場合の保険を手厚くできるけどどうする?とか要望を聞いてきますが、事前にこのような質問をしてくるという情報はキャッチできていて僕は必要性を感じなかったので、全てはっきりと「NO」と断りました。
ここで「必要」と伝えた項目はオプションとしてプランに追加されていきます。もちろん有料です(泣)。
日本人は文化的にやんわりとNOを伝えがちですが、経験上アメリカでははっきりNOを伝えた方が相手に伝わるのでトラブルになることが少ないように感じます。
この際何かあった時のためにデポジットとして、クレジットカードを提示するよう求めらたので日本で予約した時と同じくSPGアメックスを差し出してチェックインを完了させました。
車受け取り後は大きなトラブルなし!
幸いにも車両を受け取ったあとは、給油時に多少手こずることがあった程度のトラブルで大きな問題なく借りた場所のロサンゼルスまで戻ってくることができました。
グランドキャニオン周辺では大きな壁がせまってくる場所があるかと思えば、長い一本道がずっと続いていたりと途中は眠くなることもありましたが、無事にロングドライブを終えることができました。
「JWマリオットホテルでスイートルームへのアップグレード」を経験したり、「ウェスティンラスベガスに宿泊」したりといい思い出がたくさんできました。
問題発覚はクレジットカード請求時!
ロサンゼルスのダラーレンタカーに車両を返却する際に何か言われることもなく、再びシャトルバスで空港へ戻り日本に帰国することができました。
問題はここからです。
今回の旅行はアウトレットで大量に買い物をしてしまったこともあり、クレジットカードで使ったお金を計算していた時にあることに気がつきました。
HISで事前に決済が完了していたはずのレンタカー代金が、さらに261ドル(当時のレートで2.8万円)も追加で請求されているのです。
これはおかしい。
受付時に全てオプションは断ったし、特に事故を起こしたわけでも、返却時間が遅れたわけでもないのになぜ追加で2.8万円も支払わなければならないのか。
すぐにHISの問い合わせページから「レンタカー代金が二重請求されている可能性がるので確認して欲しい」と連絡をしました。
平素より大変お世話になっております。以前お問い合わせ頂きましたレンタカーの請求内容についてですが、 ダラーレンタカーの日本オフィスより現地営業所へ確認をしております為、 1週間ほど時間を要するとの事でございました。確認でき次第、ご連絡させて頂きますので、お待ちくださいませ。*******************【予約番号】○×○×【ご利用日時】○×○×【借出営業所】ロサンゼルス国際空港【返却営業所】ロサンゼルス国際空港*******************その他、ご不明点などございましたらご連絡下さいませ。何卒よろしくお願いいたします。
返事はすぐに返ってきましたが、1週間待って欲しいとのこと。
こういう時は嫌なことばかりを考えがちですが、じっと我慢して1週間ほど待つと再び連絡がありました。
153ドル(約1.7万円)が返金の対象に!
以前お問い合わせ頂きましたレンタカーの請求内容はそれぞれ下記との確認ができました。 ご予約頂きました「ベーシックプラン」にはガソリン補給費用、諸税、車両登録料等は含まれておりません為、ご返金することは出来兼ねております。下記URLよりご予約内容を確認することができますので、合わせてご確認くださいませ。ベーシックプラン但し、 法的に有効である契約書(添付参照)にはご署名いただいておりますが
今回に限り、説明不十分としてガソリン前払いオプションとベーシックプランに含まれていない税金等を除いた$153.58を、 今回につきお客様のクレジットカードを通じてご返金いたしましたと ダラーレンタカーより回答が参りました。
返金詳細:
変更前請求金額:261.67(USD)変更後請求金額:108.09(USD)返金金額:153.58(USD)実際のご返金まで2ヶ月ほどかかる場合もございますが、後日クレジットカード
明細等でご確認いただけますよう、お願い致します。
待ちに待った返信内容を見てみると、追加で請求のあった料金については「プラン含まれていない諸税+オプション代」だったとのこと。
本文中では説明不十分とされていましたが間違いなく僕はオプションを全て断りましたし、すんなりと返金を認めてくれた点から察するとよくあることなのかもしれませんね・・・。
これが意味するところ、帰国後にしっかりと請求内容を確認しないとうっかりオプション代を支払ったままの状態になってしまいますので本当に注意しましょう。
無事に返金は即日完了!対応の早さはグッド!
返金については最大2カ月かかる可能性があるとのことでしたが、即日でクレジットカード利用額が割引される形で返ってきました。
内容は嬉しいものではありませんが、対応の早さは素晴らしかったです。
今回僕は事前に受付時に様々なオプションをつけようとしてくるという情報をキャッチしていてはっきりと断ったにも関わらず、実際はオプションが追加されていた点を見るとかなりテキトウという印象を受けました。
安くなるならまだしも、高くなる場合がほとんどだと思いますので、これから海外レンタカーを利用する方は注意しましょう。
HISの予約時のシステムも改善の余地があります。今回返金をされたと言えど、追加で支払った料金はプランに含まれていない諸税などが約1.7万円発生しています。
これは高すぎではないでしょうか?
これだけの差額が発生するならば目安を分かりやすく表示することや、差額が発生する旨を予約が完了する前に分かりやすく表示する必要があると思います。
もしかすると規約などに細かく書いてあって法的には問題ないのかもしれませんが、最初の予約金額を低く表示して、現地で諸税や手数料と言って回収するはユーザーにとってはデメリットが大きいと感じました。
今後の改善に期待したいと思います。
海外レンタカー利用時に気をつけたい注意点6選
今回のトラブルを教訓に、今後海外レンタカー利用時に気をつけたい注意点をまとめてみました。
①予約時の表示料金以外にかかるお金を把握する
今回の僕のダラーレンタカートラブルでもそうでしたが、予約時の表示料金は最終の合計金額ではありません。
表示されている金額以外にどのような料金が発生するのかをよく確認しましょう。
記載がなく不安な場合は、問い合わせをすると教えてくれる場合が多いので思い切って諸税などがいくらかかるのか、聞いてみるのも得策の一つです。
②国際免許証を持参する
海外でレンタカーを借りる際には、一部日本の免許証のみで借りられる観光地(ハワイなど)を除いて、基本的には「国際免許証」が必要です。
- 日本の運転免許証
- 写真1枚(縦5センチ×横4センチ、無帽、)
- パスポート等渡航を証明する書類
東京では上記必要なものを府中・鮫洲・江東運転免許試験場などに持ち込むと手数料2,350円で即日取得可能ですので、海外でレンタカーを利用する前には忘れず手に入れてから渡航しましょう!
③不要なオプションは「NO」とはっきり伝える
今回トラブルになったダラーレンタカーもそうでしたが、レンタカー店で受付をする際には「追加料金でこんなオプションを利用できるけどいかが?」と提案をして来ることが多いです。
必要のないものははっきりとNOと伝えましょう。中途半端な態度は禁物です。
④法的書類の署名前に内容を確認する
レンタカー店受付の最後には、法的拘束力のある書面に「こちらの内容でいいですね?」と署名を求められます。
基本的に全部英語表記なので慣れませんが、ここでしっかり確認することは非常に大切です。
僕の今回のケースも全てのオプションを断ったのにも関わらず、こちらの書面にはオプションが記載されてしまっており、トラブルとなった可能性が高いです。
今回は幸運にも一部返金がありましたが、基本的には「あなたは書面にサインしたよね?」と言われたら、後から何を言っても覆らないことも多いです。
レンタカーに関わらず海外で法的書類にサインをする際には、合計金額などに注意しましょう。
④走行車線に注意する
受付も終わり、レンタカーする車も決まったら、早速ドライブへと出かけましょう。
その際、右側通行なのか左側通行なのか「走行車線」には注意が必要です。
日本は左側通行ですが、世界的に見ると3:7で右側通行の国の方が多くなっています。
<主な右側通行の国>
- アメリカ(ハワイ含む)
- カナダ
- ドイツ
- フランス
- スペイン
逆側車線に入ってしまうと逆走になってしまいます!注意しましょう。
⑤ガソリンスタンド給油方法
一定の距離を走ったら、早めの給油を心がけましょう。
アメリカなどでは隣町まで数十キロ離れていることも多く、途中でガス欠になってしまったら大変です。
基本的に海外ではセルフ給油が一般的で、マシン操作は自分自身でする必要があります。youtubeなどに動画が上がっているので、旅行先の給油方法を確認しておくと良いでしょう。
最悪の場合、本当に分からなくて困った時には併設されているショップに行くと教えてくれることが多いです!
よくあるエラーとしては日本のクレジットカードが機械で読み取れずにエラーになるパターンで、その場合はショップで「1番スポットに10ドル分」という感じでスポット番号と給油量を伝えるとカード決済をしてくれますよ〜!
⑥請求額を確認する
全てのレンタルが終わって日本に帰ったら、レンタカーの請求額は必ず確認しましょう。
今回のダラーレンタカーの件も、明細を確認していなかったら気が付かなかったと思います。
気がつかないと高額のままと知らずに支払ってしまうことになりますので注意しましょう。
まとめ
ロサンゼルスのダラーレンタカーでの予約トラブルを教訓に、海外レンタカー利用時に気をつけたい注意事項をまとめてきました。
今回はHIS・ダラーレンタカー双方、そして僕にも問題があったと思います。
事前にオプションをつけようとしてくることが分かっていて全てのオプションを断っても今回のようなことが起こってしまったので、初めて海外でレンタカーを利用する際にはかなり注意が必要です。
少なからずユーザーとしては事後の請求確認を怠らないことが大切なので、旅行後は確認が面倒になりがちですが頭の片隅に入れて起きましょう。
今回はロサンゼルスでしたが様々な方のブログやTwitterを見ると世界的にこのようなトラブルが報告されていますし、ダラーレンタカーに限らずAlamo・Hertzなどでも発生していますので注意しましょう。
これから海外でレンタカーを借りる方の参考になったら幸いです。
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