クレジットカードを利用して貯まったポイントをANAマイルに移行する方も多いかと思います。
あなたはクレジットカードのポイントを効率的にANAマイルに移行できていますか?損をしていませんか?
ANA VISAプラチナ・プレミアムカードのANAマイル還元率は通常1.5%ですが、当記事でご紹介する方法を活用することで1.905%まで引き上げることができます。
- ANA VISA一般カード:1.5265%
- ANA VISAゴールドカード:1.648%
- ANA VISAプラチナカード:1.905%
1.905%は全ANAカードの中でNO.1の還元率です。還元率を引き上げる方法をマスターしてANAマイルを効率よく貯めていきましょう!
ANA VISAプラチナカードとは?
年会費 | 80,000円+税 |
年会費(割引後) | 割引なし |
家族カード年会費 | 4,000円+税 |
継続ボーナスマイル | 10,000マイル |
フライトボーナスマイル | 50% |
マイル還元率 | 1.50% |
最高還元率 | 1.905% |
15マイルコース加入料 | 無料 |
ANA VISAプラチナ・プレミアムカードは、ANAと三井住友カードが提携して年会費80,000円+税で発行しているクレジットカードです。
年会費こそ高額ですがANA一般→ANAゴールド→ANAプラチナと、ANA VISAカードの中で最上位カードに当たるため、ANAカードとしてのメリットに加えて、住友カード側でプラチナカード特典も利用できますのでメリット盛りだくさんのカードです。
- 入会/継続10,000ANAマイル
- フライトボーナスマイル50%
- ANAラウンジ利用可能
- プライオリティパス無料付帯
- 最大還元率1.905%
- 家族カード
- Apple Pay / iD対応
還元率1.905%にする具体的方法
当ページではそんなANA VISAプラチナ・プレミアムカードの数あるメリットの中から、最大還元率を驚異の1.905%にする方法を解説します。
実はANA VISAプラチナカードの還元率は通常1.5%なので、1.905%にするためにはちょっとした工夫が必要です。
普通にカード決済をしてマイルに交換しているだけでは、1.5%にしかなりません。
- ANA VISA一般カード:1.5265%
- ANA VISAゴールドカード:1.648%
- ANA VISAプラチナカード:1.905%
還元率を1.905%にすることで、最も還元率のいいANAカードに様変わりしますので方法をマスターしておきましょう。
- ANA VISAプラチナカードに入会
- カードを通常利用
- 通常ポイントを交換
- マイ・ペイすリボを利用
- ボーナスポイントを交換
- 還元率1.905%を達成
①ANA VISAプラチナカードに入会
まずはANA VISAプラチナカードに入会しましょう。
②カードを通常利用
ANA VISAプラチナ・プレミアムカードに入会できたら、通常通りショッピングや食事などの際にプラチナカードを利用しましょう。
ANA VISAプラチナカードを利用していくと、「通常ポイント」と「ボーナスポイント(ワールドプレゼントポイント)」の2種類のポイントが貯まります。
この2つのポイントをANAマイルに交換していくことで、最大還元率の1.905%を目指します。
最新のポイント数はVpassにログイン→「ポイントを確認・交換する」にて確認できますのでどうぞ。
③通常ポイントを交換
貯まった通常ポイントはそのままANAマイルへ移行します。
Vpassログイン後、「ポイントを確認・交換する」→「ANAマイレージ移行」をクリックします。
次のページではそれぞれのANAカードのポイント移行申し込みボタンが表示されますので、スクロールして「ANA VISAプラチナ プレミアムカード会員の方」という項目を探しましょう。
見つかったら「お申し込みがこちら」ボタンをクリックします。
ANAプラチナカードを保有していると1,000円で1ポイントが貯まり、貯まった1ポイントは15ANAマイルに交換することが可能です(ゴールド=10マイル)。
しかもプラチナカードは、嬉しい移行手数料無料です。
こうすることで1.5%の還元率でANAマイルへ移行することができました。ここまでは誰もがイメージできる交換方法です。
④マイ・ペイすリボを利用
次に「マイ・ペイすリボ」を利用して、ボーナスポイントを稼ぐ方法をご紹介します。
マイ・ペイすリボは、三井住友カードの「リボ払い制度」の名称として広く認知されています。
毎月の支払いをあらかじめ決めた金額のみとすることで、不足分を翌月以降の支払いに繰り越すことができる制度で、利用者にとっては多く使ってしまった月は繰り越して、利用額が少ない月にまとめて支払えばいいので利便性が向上します。
しかし当然ながら、マイ・ペイすリボをはじめとするリボ払いは繰り越した金額と日数によって金利が発生することを忘れてはいけません。
カード会社からすると利用者が繰り越せば繰り越すほど金利(カード会社にとっての利益)をとることができるので、たくさんのキャンペーンや特典を付けて加入を勧めてきます。
もちろん今回も三井住友カードのリボ払い制度「マイ・ペイすリボ」を利用することで得られる特典を活用することで最大還元率を目指していきますので、金利が発生することは避けられません。
ただし金利が発生すると聞いて「もう辞めようかな」と思わず、もう少しだけ僕に時間をください。
金利が発生することは避けようがありませんが、限りなく金利を減らす方法があります。
毎月10〜20円程度の金利で、毎月もらえるポイントが倍になる方法があったら試してみたくなりませんか?
ワールドプレゼントポイントが2倍に
ANA VISAプラチナ・プレミアムカード保有者は「マイ・ペイすリボ」を利用する最大のメリット、それはズバリ「ボーナスポイント(ワールドプレゼントポイント)」が2倍になるという特典です!
マイ・ペイすリボを使って毎月1円以上の金利を発生させることで、なんともらえるポイントが2倍になってしまいます。これはデカイです。
マイ・ペイすリボの年利は15%・月に直すと15% ÷ 12ヶ月=約1.25%なので、リボの残金が1,000円ある方はその月は12円の金利が発生する計算になります。
これでも「1円以上の手数料発生」という条件を満たしているので、もらえるボーナスポイントが2倍になります。すごくないですか?10円〜20円でポイント2倍ですよ?
マイ・ペイすリボの条件を満たして10万円を利用して通常ポイントが100ポイントもらえた場合、ボーナスポイントも同額の100ポイントもらえます。
毎月増額申請をする方法
マイ・ペイすリボを登録しているカードはどれだけ使っても事前に登録している金額しか請求されないので、黙っていると毎月金利が発生してしまいます。
せっかくポイントが倍になってもコストがたくさんかかっては意味がありません。
毎月10〜20円程度の金利で、毎月もらえるポイントを倍にするためには毎月忘れずに「増額申請」をしましょう。
仮に毎月の支払いを5万円に設定した場合、対象カードで1ヶ月に10万円の利用をしたとします。
その場合10万円のうち設定金額の5万円は請求がかかり、残りの5万円は翌月以降の請求に自動的に回されます(金利とともに泣)。
これでは意味がないので、支払い総額が確定したら支払い金額の増額申請をして翌月に回す金額を少なくしましょう。
- 設定金額:5万円
- 増額申請:4.9万円
- 翌月繰り越し:0.1万円
今回のケースでいうと4.9万円の増額申請をすることで合計の支払い金額を9.9万円にして、繰り越しに送るお金を1,000円まで下げます。
そうすることで先ほどご説明した通り約12円の手数料のみで、ボーナスポイントを受け取ることが可能です。
1円以上という条件なんだから1円にすればいいじゃないかという方もいるかもしれませんが、計算が面倒なのと増額申請は1,000円単位となっているので、1円にすることは難しいです。
さらに想像以上に残高が少なくなってしまい、金利が1円を超えずに発生しないケースも考えられるので10円〜20円くらいは必要コストと思って1,000円前後の残高を目指すようにしましょう。
残高申請は「マイ・ペイすリボTOP→支払い金額の変更→増額申し込み→次回のみ増額→一部追加して支払う」から可能です。
間違っても「すべてを支払う」を選択して全額支払わないでくださいね。
繰り返しお伝えしている通り、ここで全額支払ってしまうと金利が発生しなくなるのでポイントが2倍になりません。
お詫び:記事公開当初「V3ステージを獲得するとさらにボーナスポイントがもらえる」という趣旨の表記がありましたが、VISAプラチナは適用対象外となっていました。失礼致しました。ワイドゴールドカードはステージ制も適用となりますので、どうぞお試しください。
⑤ボーナスポイントを交換
「マイ・ペイすリボ」でボーナスポイント(ワールドプレゼントポイント)を稼いだら、ANAマイルへと移行して行きましょう!
ワールドプレゼントポイントは1ポイント=3ANAマイルに直接交換することができます。
あれ・・・・通常ポイントは1ポイント=15マイルでしたが、ボーナスポイントは3マイルにしかなりません。
これはANAゴールドカードも、プラチナカードも共通に1ポイント=3マイルです。
困りました。これではマイ・ペイすリボ条件をクリアしてポイント2倍になっていたとして1,000円(1ポイント)で3マイルにしかならないので還元率は0.3%です。
通常利用の1.5%と合わせても1.8%にしかならず最大還元率の1.905%に届きません。
ソラチカルートで1P=4.05ANAマイルに!
最大還元率の1.905%を目指す方は、もう一つ回り道をする必要があります。
僕を含む「陸マイラー」と呼ばれる年間数十マイルを稼ぐ方々は、ワールドプレゼントポイントを直接3マイルに交換することはしません。
「マイ・ペイすリボ」で稼いだボーナスポイントは「ソラチカルート(LINEルート)」に乗せるのです。
- 三井住友VISAボーナスポイント
- ポイントタウン(ポイントサイト)
- LINEルート
- 東京メトロポイント
- ANAマイル
このように直接ANAマイルにするのではなく、遠回りをすることで「1ボーナスポイント=4.05ANAマイル」にすることができます。
時間こそかかりますが「3ANAマイル < 4.05ANAマイル」という図式が出来上がるのでよりお得にANAマイルを獲得することができます。
今回の鍵となるポイントタウンをはじめとするポイントサイトについては「陸マイラーとは?」とはのページで詳しく解説していますのでそちらを参考にどうぞ。
またこの移行ルートを利用するためにはソラチカカードの発行が必要です。ソラチカカードについては「ソラチカカード最新入会キャンペーン情報まとめ」が詳しいです。
陸マイラーとしての基礎を学ぶことで、一気にマイルを貯めることができるようになりますので実践してみましょう。
⑥還元率1.905%を達成
- ANA VISAプラチナカードに入会
- カードを通常利用
- 通常ポイントを交換
- マイ・ペイすリボを利用
- ボーナスポイントを交換
- 還元率1.905%を達成
プラチナカードに入会し、通常獲得ポイントを1ポイント=15マイルでANAマイルに変え、「マイ・ペイすリボ」で稼いだボーナスポイントをソラチカルートで1ポイント=4.05ANAマイルに変えることができたら・・・いよいよ還元率1.905%を達成です!!
通常ポイント1.5%+ボーナスポイント0.405%=1.905%
ボーナスポイントについては、若干遠回りなところもありますがこれが現状で最も還元率のいいルートとなっていますので、マスターしていきましょう!
貯めたマイルは一番お得な使い方は!?
ズバリ、貯めたマイルの価値を最大化する方法は「特典航空券」に交換することです。
ANAでは国内・国際、いずれも特典航空券に交換することができますが、価値を最大化することだけに注視すれば国際線のビジネスクラス or ファーストクラス特典航空券に変えるのがオススメです。
僕も2018年は貯めたマイルを使って「1泊2日の上海ビジネスクラス旅行」に行って来ましたが、同じように国際線特典航空券に変えれば1マイルを5円程度まで価値を高めることも可能です。
カード利用還元率1.905%+特典航空券3〜5%となるので、実質的な還元率は10%とまではいきませんが5〜8%程度は十分確保できるでしょう。
特典航空券が満席の時は?
国際線の特典航空券利用先というと「ハワイ・ホノルル」がダントツ人気NO.1ですが、ANA直行便のビジネスクラスを確保するのは至難の業です。
特にハイシーズンにあたる年末年始・GW・夏休み(お盆休み)などは、販売開始数秒で満席になることも多く、まさに争奪戦です。
万が一自分が取りたい日程で満席となってしまった場合には、「乗継便」も検討してみましょう。
アメリカ本土までANA直行便で行き、ANAと同じスターアライアンスのユナイテッド航空に乗り継ぐことで比較的近い日程でも確保が可能です。
画像ではエコノミークラスになっていますがビジネスクラスも確保可能ですし、サンフランシスコやロサンゼルスの観光もできて一石二鳥ですね!
ただし直行便よりは、必要マイル数が高くなる点には注意して日程を組むようにしましょう。
特典航空券を使った様々なホノルル乗継便ルートや発券方法については「ハワイ・ホノルル路線のオススメ乗継ルート」をどうぞ。参考になります。
まとめ
ANA VISAプラチナ・プレミアムカードのANAマイル還元率を1.5%→1.905%まで引き上げる方法を解説してきました。
- マイ・ペイすリボの増額申請
- ワールドプレゼントポイントの移行ルート
難しいイレギュラーな部分は以上の2点だと思います。
今回の鍵となるポイントタウンをはじめとするポイントサイトについては「陸マイラーとは?」を、ソラチカカードについては「ソラチカカード最新入会キャンペーン情報まとめ」を見ながらマスターしていきましょう。
ステージ制は前年の利用金額に基づいていますので翌年以降利用可能となりますが、「マイ・ペイすリボ」は入会後すぐに実践することが可能ですので入会後はお忘れなくどうぞ!