旅行グッズとして欠かせないスーツケース。
旅にトラブルは付き物とよく言いますが、預けた荷物がなくなってしまったり(ロストバゲージ)、遅れて到着したり、ターンテーブルに回ってきた荷物のキャスターや鍵が壊れていたり、いざ自分の荷物に何らかのトラブルがあるとやっぱり悲しいですよね・・!!!!
まさか自分は・・・と思っているあなた!!いつ自分に巡ってくるかわかりませんよ!笑。本当に!
いつか自分もそんなことがあるのかなーと思っていた矢先、ターンテーブルを回ってきた荷物を確認してみると・・・キャスターが壊れているトラブルが発生!!どうやら輸送中に雑に扱われてしまったようです・・・。
いつかはあるだろうと思ったけど、JFKでキャスター見事にやられました。
まっすぐ動かせなくなってしまいました。
さて、どの保険使って直すのがいいんだろう。クレジットカード?? pic.twitter.com/zCTp3oz0On
— Halohalo@Next✈︎マイアミ🇺🇸クアラルンプール🇲🇾 (@halohalo_ana) September 2, 2019
長年使ったのでそのまま廃棄処分することも考えたんですが、人生初海外だった10代の頃からずっと一緒に世界を巡っているスーツケースなので捨てる気にもなれず、今回はアメックスカードに付帯されている保険を使って直すことにしました!!
手順などは頭の片隅に入れておくと、いざという時に役立つこと間違いなし!
※当記事ではスーツケース修理をメインテーマにお伝えしますが携行品損害は自分の不注意でスマホの画面が割れてしまったりした場合でも修理代金を補償できますので、海外で何かが壊れたり、無くなったりしたらかなり広範囲で保険が適用になると覚えておくことをオススメします。
スーツケースは航空会社経由で直すのが基本
さて、今回はアメックスカードに付帯している保険を使って直したわけですが・・・いきなり現実的な話をすると実はこれはあまりオススメできる方法ではありません。
というのも保険といえど、アメックスの付帯保険を使ってスーツケースを直す場合には免責3,000円が必ずかかります(詳しくは後述)。
3,000円でスーツケースが綺麗に直ると考えれば十分安いと考える方もいるかと思いますが、スーツケースが壊れていた場合には「利用した航空会社」に直してもらうのが基本です。
スーツケースの壊れ方や航空会社のルールにもよりますが、航空会社経由で修理を依頼する場合には無料で修理してもらえる可能性があるのでまずは利用した航空会社のスタッフにお声かけしてみましょう。必ずターンテーブル付近に何名かいると思います。
ただしこの場合のルールとして、制限エリアから出る前に申告するというのが基本ルールです。
一度空港の外に出てから(または家に着いてから)、あれなんかおかしいなと思ってキャリーケースを確認したら壊れていた場合、戻って申請をしても受け付けてもらえない可能性があります。
聞くところによるとANAやJALなどの日系は柔軟に対応してもらえるケースが多いようですが、特に外資エアラインなんかは厳しいのでご注意を。
なのでまずはターンテーブルから自分の荷物を引き取ったら、制限エリアから出る前に壊れていないかをよく確認しましょう!これが基本です。
今回はターンテーブルから荷物を引き取った際にキャスターが壊れかけていることに気が付きましたが、海外の空港で乗り継ぎ時間も短かったので「AMEXの保険があるからいいや」とその場では申請せずに、日本に持ち帰ってからアメックスに電話をしてみました。
今回適用になるのは携行品損害。最大50万円まで
今回アメリカンエキスプレスカードの付帯保険として利用できるのは「海外旅行保険 携行品損害」と呼ばれる補償です。
保有物が壊れてしまったり、盗難、失くなったりしてしまった場合に補償を受けることができます。
- アメックスゴールド・プラチナ・ SPGアメックス:最高50万円まで
- アメックスグリーン:最高30万円まで
補償の金額はお持ちのカードによって補償金額は異なり、ゴールドカード以上のアメックスカードをお持ちの場合は最大で50万円までの補償を受けることができます。これはでかい・・・!
※ただそれぞれどのような事案かによって上限金額が決まっており、スーツケース修理の場合10万円までの修理であれば補償内で修理可能です。
お客さまの持ち物(バッグ、カメラ、時計、衣類、旅券等)が盗まれる・壊れる・火災等の偶然な事故により損害を受けた場合、持ち物1つ(1個、1組または1対)あたり10万円(乗車券等である場合は合計して5万円)を限度として、その時点での価格(時価)、または修理費用のいずれか低い額をお支払いします
もし複数枚アメックスカードをお持ちの場合は、よりグレードの高いカードの付帯保険を使った方がいいですね!
僕も今回は「SPGアメックス」を使って保険申請を行いました。
保険申請の手順
- アメックス保険ホットライン(0120-234586)へ電話
- 状況説明
- オペレーターからの質問に受け答え
- 申請用紙が郵送されてくるので記入して発送
- 修理完了後、自宅へ届く
- 免責3,000円を支払って受け取る
ざっと流れはこのような感じです。
まずはアメックスの保険相談窓口となっているホットラインに電話をかけましょう!番号はフルーダイヤル通話料無料の「0120-234586」です。
この際こちらから状況を説明することはもちろん、スーツケースを申請する場合には以下の事項を聞かれますので事前に準備しておいてから電話するとスムーズですよ!!
- 利用した航空会社
- 利用した便名
- 出発空港
- 到着空港
- 破損したスーツケースの状況(完全に壊れている or 辛うじて動くなど)
- いつ気が付いたか
- スーツケース購入日と価格
電話で説明して状況が認められると、自宅へ申請書が送られてきますので記入してキャリーケースと一緒に発送しましょう。
修理が完了すると、綺麗になったスーツケースが指定の住所へ郵送されてきて、着払いで免責3,000円の支払いを求められますので、支払えば完了の流れです!簡単ですね!
実際に申請してスーツケースを直してみた!
それでは、実際に僕が申請をした際の写真なども含めてもう少しそれぞれの項目詳しく解説していきます!
今回はニューヨークのJFK空港を利用した際に、キャスターが壊れて戻ってきてしまいました。
スーツケースの角が割れて、キャスタが外れそうになってしまっています。めちゃくちゃ重いですが、辛うじて転がすことはできる状況です。
申請には購入時のレシートは不要!
早速日本に帰国次第、ホットラインに電話をして申請しました。
スーツケースの状況などを結構詳しく聞かれたので、詳細に確認しておくことをオススメします!
購入日・金額などは購入が数年も前になりますので、レシートなどはすでに手元になく正確な日付は分かりませんでしたが、覚えている範囲でお伝えすればOKでした!
今回は損保ジャパン日本興亜が実際の業務を担当してくれるようです。アメックスに付帯する保険というのは、提携する保険会社のサービスが利用できるようになるということなのですね!
携行品損害の詳しい詳細は「こちら」からどうぞ。
電話で申請が終わって、数日経つと自宅へ今回修理をする申請書が郵送されてきました。
スーツケースのどの辺りが調子悪いのかを図に記入したり、規約事項へ同意をして、記入した用紙は今回修理をしたいスーツケースの中に入れて一緒に郵送すればOKです!
スーツケースの壊れた場所に貼る用のシールも同封されていますので、忘れずに貼っておきましょう。
修理によっては部品交換となる場合もあるので注意
一点だけ悩んだポイントとしては、申請書の中に「修理部分の色や形が変わっても、機能上問題なければ修理するか」を判断する項目があります。
僕は今回、それでも直ればいいやと思ったので許可しましたがもし不都合な方は「事前連絡して欲しい」へのチェックをオススメします!
発送は同封伝票で着払いOK!
ありがたいことに、着払いの宅配便送付伝票が同封されているのでこれをスーツケースに貼って発送できます!ここで支払いが発生しないのはいいですね!
もし自分で宅急便センターまで持ち込めない場合には、電話をすれば取りにきてもらえます。
修理代金が10万円を超える場合は自己負担
無事にスーツケースが修理工場へ到着すると、預かりましたとの連絡がありました。
今回の保険内容をよく確認してみると、修理代金が10万円までであれば免責3,000円で修理可能、10万円を超える場合は自己負担になるとのこと!ここは注意が必要ですね!
キャスターが壊れてしまって直すということであれば、ほぼ間違いなく10万円の範囲内で直りますのでご安心を・・!
最大で2ヶ月ほど時間がかかる可能性があることもこの際、伝えられました。
綺麗になったスーツケースが1週間で到着
次の旅行の予定が控えていたので、本当に2ヶ月修理にかかるなら新しいスーツケースを用意しないといけないな・・・と思っていたのですが、ちょうど発送から1週間後自宅に綺麗になったスーツケースが到着しました(早い!)
この際、免責金額の3,000円を支払うのですが自宅へ運んできてもらう場合には現金のみです。クレジットカードなどは利用できないので注意しましょう!
見事、壊れていたキャスターが綺麗になって戻ってきました!!!どうやら今回は部品はそのまま割れていた部分を綺麗にして接合する形で修理が行われたようですね!
本音を言えば新しいキャスターになったら最高でしたが、想像以上に綺麗な仕上がりになっていたので大満足!
これが3,000円で受けられるサービスならコスパいいですね!通常スーツケースを買うとなると、それ以上支払いが増えると思うので・・!
さらに今回神対応だったのは、修理をお願いしたのはキャスターのみだったのですが自分では気がつかないレベルでハンドルも調子が悪くなっていたようで一緒に修理をしてくれました!
こちらについては新品に取り替えてくれた模様・・・!恐らく修理時にチェック項目があるのだと思いますが特にお願いしていなかったのに、他の悪いところも一緒に直してくれるなんて最高です!
アメリカンエキスプレスカードをお持ちの方で、航空会社の補償が受けられなかった場合にはぜひこちらのリペアサービス利用してみましょう!!オススメ!
まとめ
今日は、アメリカンエキスプレスカード付帯の携行品損害補償を利用した様子をレポートしました!
修理代金は10万円まで、どんな修理でも免責3,000円はかかるというデメリットはありますが、非常に綺麗な仕上がりで対応も良かったので、今後スーツケースが仮に壊れてしまっても安心して修理をお願いすることができるなーという印象でした。
とは言え、冒頭でもお伝えしましたが基本は航空会社に直してもらうのがベターですので、まずは制限エリアから出る前に係の方にお伝えしてみましょう!
PS:スーツケースを直した次の旅行で、またキャスターの動きが悪くなっててテンションだだ下がりだったのですが・・・もう手順は完璧に理解していたのでANAのスタッフに自信満々でお伝えしたら、自分のスーツケースに収まりきらなかった紐が引っ掛かってただけで大恥かきました笑
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