せっかく海外で買い物(ショッピング)をするなら、少しでもお得に購入したいですよね??
台湾・台北では旅行者の税金払い戻し制度「TRS(Tax Refund Shopping)」、いわゆるタックスリファンドの制度を活用して、観光客に課せられている税金分を返金することが可能です!
今回は実際に台北でお買い物をして返金手続きまで行ってみましたので、方法や免税条件、免税率、対象商品やブランドなどの情報をシェアします!
最高で5%還元されますので使わなきゃ損な制度です。ぜひ活用していきましょう!
※当記事は松山空港での方法を中心にご紹介していますが、同様の方法で桃園空港でも手続き可能です。
台北・松山空港の免税手続き方法
まずは台北の松山空港や桃園空港を利用する際に、商品購入からタックスリファンド申請をして、返金を受け取るところまでの流れをざっと確認してみましょう!
- 対象商品を購入
- タックスインボイス(退税明細申請書)を作成
- TRSブースで免税手続き
- クレジットカードまたは現金返金
- 出国
返金までの流れはこのような形になっています。これが王道パターンです。
重要なのは購入時にタックスインボイス(Tax Invoice)と呼ばれる、税金を支払ったことが証明できる領収書(台湾では退税明細申請書と呼びます)が必要です。これが無ければ申請をすることができませんので絶対もらいましょう!
通常のレシートは異なり、店員さんに作成してもらう必要がありますので「Tax Refund, please」と伝えないと普通のレシートしか渡してもらえないことも多いです。ご注意を!
※基本的には空港の免税カウンターでの手続きになりますが、例外的に本店提供現場少額退税服務と呼ばれるマークがあるお店では購入時にすぐ割引になったり、デパートなどでは建物内に設置された特約市區退稅服務櫃檯(特約市内税金還付前払いカウンター)にて返金を受け取れる場合もあります。詳しくは購入店舗でご確認を!
①対象商品を購入
まずは、台湾国内で購入する商品を決めましょう!
詳細の品目や免税条件については後ほど詳しくお伝えしますが、基本的には無形サービスではなく、化粧品や財布・靴など有形のアイテムが対象で、1店舗で2,000台湾元以上購入することが条件となっています。
1ブランドではなく、1店舗なので複数店舗で購入した合計金額を合算することはできません(1店舗での複数購入は合算可能ですが必ずレシートは1枚にまとめてもらいましょう)。
②タックスインボイス(退税明細申請書)を作成
タックスリファンドを申請したい場合、購入店舗でタックスインボイス(Tax Invoice)と呼ばれる、税金を支払ったことが確認できる領収書(台湾では退税明細申請書)を添付する必要があります。
今回は桃園空港近くのグロリアアウトレットモールで購入した「LOEWE(ロエベ)」と台北市内の「Louis Vuitton(ルイヴィトン)」でタックスインヴォイスを作成してもらいましたが、いずれもパスポートの提示が必要でした!
基本的に免税書類を作ってもらう場合にはパスポート提示が必要となりますので、買い物をする際にはパスポートを持参することをお忘れなく!
ブランド店だと書類作成にも慣れているので、あっという間に書類が完成しました!
③TRSブースで免税手続き
ここからは帰国当日のお話です。
帰国当日になったら時間に余裕を持って、台北の空港へと向かいましょう!
台北・松山空港では出国前の一般エリアにタックスリファンドを申請するための「TRS(Tourism Refund Scheme)」カウンターが用意されています。
場所が若干分かりづらいのですが・・・保安検査・出国審査へと向かうためのエスカレーター裏側にあります。
頭上の案内板にも表示が出ていますので、案内通り進むのがオススメです!
流れとしては出国審査や保安検査などを行う前、なんなら航空会社のカウンターでチェックインをする前にも利用可能なエリアにありますので、間違えて通過してしまわないよう覚えておきましょう!
申請時必要なものは・・・
- タックスインボイス(Tax Invoice)
- パスポート
- 購入商品
- 返金を受け取るクレジットカード
- (搭乗券)
この5つです。免税を受け取るためには未使用品・出国時に保有していることが条件となっていますので世界中の空港では購入商品を実際は確認することも多かったりするのですが、台北では特に詳細の確認はありませんでした。
万が一商品の提示を求められた場合には、見せられなければ対象外となってしまいますので、くれぐれも先にチェックインをしてしまって荷物を預けてしまわないようご注意を・・・!!
ここまでが完了したら後は通常時と何も変わりません。航空会社のカウンターでチェックインをして、保安検査・出国審査と通過して、日本へ帰ります。
※搭乗券については基本的に必要ありませんが、もし提示を求められたらEチケットの控えなどを提示しましょう!
④クレジットカードまたは現金返金
台湾のタックスリファンド返金方法は、クレジットカードと現金返金の二種類が用意されていて、クレジットカードを選択した場合には日本帰国後、1ヶ月ほどで申請時に登録をしたクレジットカードに返金がされ、無事にタックスリファンド完了します!
現金返金を選ぶ場合には、その場で現金が戻ってきますので次回台湾旅行を確実に行くかたは現金でもいいかもしれないですね!
今回は5,364TWD(約19,370円)がクレジットカードに返金されました!ありがたい!
空港での免税手続きの流れはざっとこのような感じです。
続いてもう少し詳しく免税条件や対象商品などをチェックしていきましょう!
免税対象者・免税条件
まずは免税可能条件の確認です。
台北のみならず、台湾国内で商品を購入してタックスリファンドを申請する場合には、下記の全ての条件に当てはまっている必要があります。
- 同日、同一店舗で2,000台湾ドル以上購入
- 購入日から90日以内の購入品
- 滞在日数が183日以内
- TRS(Tax Refund Store)認定店での購入品
- TAX INVOICEを持参すること
- 購入商品は未開封、未使用
- 求められたら商品を見せることが可能
上記一つでも欠けてはいけません。
台北・松山空港はそこまで広くないので免税手続きに大きく時間が取られることはありませんが、当日は気持ち早めに空港へ向かうようにすると焦らずに申請できると思います。
※TRS(Tax Refund Store)認定店については、購入前にタックスリファンドが可能か店員さんに聞いた上で購入するのがオススメ。
免税対象のブランド・商品
続いてどのようなブランドや商品が対象になるか・・・ということですが、基本的に免税対象となるのは「有形物の購入時」と理解すると分かりやすいです。
というのも空港での申請時に商品を提示しなければいけませんので、航空券代・ホテル宿泊代・レンタカー代などのサービス(その場で提示ができない商品)については対象外となります。
台湾だったら化粧品やコスメ、靴やドレスなどの服飾品、お茶などもその場で提示ができますので対象となります。
また、申請条件の中に未開封・未使用という条件も含まれていますので、コスメを買ってちょっと使ってみたり、お茶を買って少し飲んでみたりした場合には全て対象外です。
早く使いたい、食べたい、飲みたい気持ちはグッとこらえて、申請時は新品のものを持参しましょう。
機内持ち込み制限品の液体物はどうしたいい?
台北の免税ルールでは「出国時に該当商品を携帯していること」という条件があるので、厳密には全て免税対象物は手荷物として持って行かなければいけないようなのですが、2空港(桃園・松山)とも非制限エリア(一般エリア)に免税カウンターがありますので、チェックを受けた後にスーツケースに入れて、預けるということも可能です。
ジェル、クリーム、ペーストなどの液体類は世界的な取り決めとして、100mℓ以下の容器に入れ、総容量1ℓ以下のジッパー付のプラスチック製の袋に入れなければならないルールとなっています。
例えば100mlを超える化粧品などを購入した場合には、どうしたらいいのでしょうか。
そもそも100mlを超える液体物については機内持ち込み制限品となりますので、持ち込むことはできません。
暗黙のルールとしてそのような場合にはスーツケースに入れて、チェックイン時に預け入れをすることがほとんどです。不安な方は空港職員の方に相談の上、対応しましょう!
いくら返金されるの?免税額・免税率
ではこれらのことをクリアすると、いくら(何%)の免税を受け取ることができるのか。
ズバリこちら!
- 5%からサービス手数料の14%が引かれた金額
基本的には日本の消費税にあたる台湾の営業税が5%となっていますので5%バックですが、満額戻ってくる訳ではなく5%のうちの14%はサービス手数料として引かれます。
10,000円買ったら430円の免税(タックスリファンド)!金額が大きくなるほど、これはかなり助かりますね・・・!
台北旅行の際にはぜひ申請をお忘れなく!!!
まとめ
今日は、台湾・松山空港での免税手続き(タックスリファンド)の情報をまとめてきました。
免税条件を再度確認してみると・・・
- 同日、同一店舗で2,000台湾ドル以上購入
- 購入日から90日以内の購入品
- 滞在日数が183日以内
- TRS(Tax Refund Store)認定店での購入品
- TAX INVOICEを持参すること
- 購入商品は未開封、未使用
- 求められたら商品を見せることが可能
これら全てをクリアする必要があります。
間違いやすいのは未使用品であること、保安検査前のエリアに免税カウンターがあること、1日のうちに1店舗で2,000台湾元以上という条件ですので、覚えておきましょう!
いくつか注意点がありますが約5%程度の返金を受け取ることができますので、ぜひ申請にチャレンジすることをオススメします!
基本的にこの流れは全世界共通なので、慣れれば簡単ですよー!!それでは!