せっかく海外で買い物(ショッピング)をするなら、少しでもお得に購入したいですよね??
オーストラリア・パースでは旅行者の税金払い戻し制度「TRS(Tourism Refund Scheme)」、いわゆるタックスリファンドの制度を活用して、観光客を税金分の返金を受け取ることが可能です!
実際にパースでお買い物をして返金手続きまで行ってみましたので、方法や免税条件、免税率、対象商品やブランドなどの情報をシェアします!
最高で14.5%も還元(実質約1.5割引)されますので使わなきゃ損な制度です。ぜひ活用していきましょう!
※当記事はパース空港での方法をご紹介していますが、同様の方法でシドニー・ゴールドコーストなどでも手続き可能です。
パース空港の免税手続き方法
まずは商品購入からタックスリファンド申請をして、返金を受け取るところまでの流れをざっと確認してみましょう!
- 対象商品を購入
- タックスインボイスを作成
- 航空会社カウンターでチェックイン(搭乗券受け取り)
- 出国審査
- TRSブースで免税手続き
- クレジットカードへ返金
返金までの流れはこのような形になっています。
重要なのは購入時にタックスインボイス(Tax Invoice)と呼ばれる、税金を支払ったことが証明できる領収書が必要です。これが無ければ申請をすることができませんので絶対もらいましょう!
通常のレシートは異なり、店員さんに作成してもらう必要がありますので「Tax Invoice, please」と伝えないと普通のレシートしか渡してもらえないことも多いです。ご注意を!
※オーストラリアではRS apps(アプリ)をダウンロードして、事前に情報を登録して免税手続きを行うことも可能になりました。
①対象商品を購入
まずは、オーストラリア国内で購入する商品を決めましょう!
詳細の品目や免税条件については後ほど詳しくお伝えしますが、基本的には無形サービスではなく、化粧品や財布・靴など有形のアイテムが対象で、1店舗で300オーストラリアドル以上購入することが条件となっています。
1ブランドではなく、1店舗なので複数店舗で購入した合計金額を合算することはできません(1店舗での複数購入は合算可能ですが必ずレシートは1枚にまとめてもらいましょう)。
②タックスインボイスを作成
タックスリファンドを申請したい場合、購入店舗でタックスインボイス(Tax Invoice)と呼ばれる、税金を支払ったことが確認できる領収書を添付する必要があります。
今回はオーストラリアの有名ショップ「Aesop(イソップ)」と「Louis Vuitton(ルイヴィトン)」でタックスインヴォイスを作成してもらいましたが、いずれもパスポートの提示が必要でした!
金額や店舗によってはパスポート提示が必要となりますので、買い物をする際にはパスポートを持参することをお忘れなく!
③航空会社カウンターでチェックイン
ここからは帰国当日のお話です。
帰国当日になったら時間に余裕を持って、パース空港へと向かいましょう!
まずは利用する航空会社のチェックインカウンターでチェックインをして、搭乗券を発券します(申請時に搭乗券が必要)。
パース空港と言えば、2019年からANAも直行便を運航していますので一気に便利になりましたよね!特典航空券などの情報は下記へ。
この際の注意点としては、申請したい商品やタックスインボイスをスーツケースに入れて預けてしまわないこと!!!
申請時に「購入商品を見せてください」と言われることがあり、提示できなかった場合は返金を受け取れない可能性があります。
せっかく受け取れる条件をクリアしていたのに、最後に忘れてしまうと悲しすぎるので預ける前に荷物の確認をお忘れなく!
④出国審査
ちゃんと該当商品とタックスインボイス(Tax Invoice)を持ったら、1つ上のフロアに行き、出国審査を終えて制限エリア内へと進んでいきましょう。
この辺りは通常時と何ら変わりはありません。
⑤TRSブースで免税手続き
パース空港では、出国審査を終えてすぐの場所にタックスリファンドを申請するための「TRS(Tourism Refund Scheme)」カウンターが用意されています。
この場所が分かりづらいのですが・・・進行方向向かって一番右側にあります。
流れとしては出国審査→TRS→手荷物検査の流れになることをよく覚えておきましょう!
僕は一回TRSカウンターに気がつかずに通りすぎて、保安検査した後に実はもっと前にあったことを知り、再検査することになってしまいました・・・くれぐれもご注意を!
ちなみに上記写真のエリア(免税店が並ぶエリア)まで進んでいたら、完全に通り過ぎてます。
事情を説明すればカウンターに案内してくれますので、一回冷静になって保安検査場まで戻りましょう。
申請時必要なものは・・・
- タックスインボイス(Tax Invoice)
- パスポート
- 搭乗券
- 購入商品
- 返金を受け取るクレジットカード
この5つです。世界中の空港では購入商品を実際は確認しないことも多かったりするのですが、パースではきっちり1つ1つ確認されました。
くれぐれも購入商品をお忘れなく・・・!!
ここまでが完了したら後は通常時と何も変わりません。今回は搭乗までニュージーランド航空ラウンジを利用しましたが、いいラウンジでした。
⑥クレジットカードに返金
日本帰国後、1ヶ月ほどで申請時に登録をしたクレジットカードに返金がされ、無事にタックスリファンド完了!
パース空港での免税手続きの流れはこのような感じです。続いてもう少し詳しく免税条件や対象商品などをチェックしていきましょう!
免税条件
まずは免税可能条件の確認です。
パースのみならず、オーストラリア国内で商品を購入してタックスリファンドを申請する場合には、下記の全ての条件に当てはまっている必要があります。
- 一つの店舗で300豪ドル以上購入
- オーストラリア出国60日以内の購入品
- TAX INVOICEを持参すること
- 購入商品は未開封、未使用
- 求められたら商品を見せることが可能
- 出発時刻30分前までの受付
上記一つでも欠けてはいけません。パース空港はそこまで広くないので免税手続きに大きく時間が取られることはありませんが、当日は気持ち早めに空港へ向かうようにすると焦らずに申請できると思います。
※申請金額が1,000オーストラリアドル以上の金額の場合、購入者の住所、氏名記載が必要になりますのでご注意を!
免税対象のブランド・商品
続いてどのようなブランドや商品が対象になるか・・・ということですが、基本的に免税対象となるのは「有形物の購入時」と理解すると分かりやすいです。
というのも空港での申請時に商品を提示しなければいけませんので、航空券代・ホテル宿泊代・レンタカー代などのサービス(その場で提示ができない商品)については対象外となります。
オーストラリアだったら、前述の「Aesop(イソップ)」「Jurlique(ジュリーク)」などの化粧品やコスメ、「UGG(アグ)」などの靴などもその場で提示ができますので対象となります。
また、申請条件の中に未開封・未使用という条件も含まれていますので、コスメを買ってちょっと使ってみたり、ワインを買って少し飲んでみたりした場合には全て対象外です。
早く使いたい、食べたい、飲みたい気持ちはグッとこらえて、申請時は新品のものを持参しましょう。
化粧品・ワインなど機内持ち込み制限品の液体物はどうしたいい?
そこで問題になってくるのが、機内持ち込み制限品となっている液体物の取り扱いです。
ジェル、クリーム、ペーストなどの液体類は世界的な取り決めとして、100mℓ以下の容器に入れ、総容量1ℓ以下のジッパー付のプラスチック製の袋に入れなければならないルールとなっています。
例えば100mlを超える化粧品などを購入した場合には、どうしたらいいのでしょうか。
オーストラリアと言えばワインなんかも100mlを超えますね!
結論、チェックイン時に空港カウンターで申し出てチェックを受けてください。そうすると「チェックしました」という証明書がもらえますので、その証明書を免税カウンターに提出すれば同様に免税が受けられます。
航空会社によってはカウンターで対応できず、別のサービスカウンターを案内されることもありますが基本的には問題ありません。
いくら返金されるの?免税額・免税率
ではこれらのことをクリアすると、いくら(何%)の免税を受け取ることができるのか。
ズバリこちら!
- 消費税:GST(Goods and Service tax)10%
- ワイン税:WET(Wine equalisation Tax)29%→14.5%
基本的には10%バック、ワインに限っては14.5%が返金されます!(ワインの税率は29%なのですが、免税は14.5%)
10,000円買ったら1,000円の免税!金額が大きくなるほど、これはかなり助かりますね・・・!
実際に返金された金額をみると、若干の手数料が取られているようで消費税(GST)については1/11計算になるので約9%くらいになっていました。
それでもかなり嬉しかったので、パース旅行の際にはぜひ申請をお忘れなく!!!
まとめ
今日は、オーストラリア・パース空港での免税手続き(タックスリファンド)の情報をまとめてきました。
免税条件を再度確認してみると・・・
- 一つの店舗で300豪ドル以上購入
- オーストラリア出国60日以内の購入品
- TAX INVOICEを持参すること
- 購入商品は未開封、未使用
- 求められたら商品を見せることが可能
- 出発時刻30分前までの受付
これら全てをクリアする必要があります。
間違いやすいのは未使用品であること、そして100mlを超える液体物以外はスーツケースに預けずに必ずカウンターへ持参しましょう。
いくつか注意点がありますが約10%程度の返金を受け取ることができますので、ぜひ申請にチャレンジすることをオススメします!
基本的にこの流れは全世界共通なので、慣れれば簡単ですよー!!それでは!
PS:パース内でリーズナブルに宿泊したい方は下記ホテルオススメです。