コロナウイルスの影響が全世界中に広がって、旅行業界全体にも大きな影響が出ています。
春休み、GWに旅行していた旅行をキャンセルした、またはキャンセルしようか検討しているという方も多いのではないでしょうか?
実際、僕もこの3月には毎年恒例のお正月セール「HIS初夢フェア」で香港・マカオ・ニューヨーク・マイアミのツアーやホテルを予約していていたのですが、全てキャンセルすることになってしまいました。
HISから着信。初夢フェアで予約した商品は通常のキャンセル規定通りでキャンセル料を徴収しますとの回答!(強気)
最悪キャンセルでいいやと気持ちだったので全然いいんですが・・・キッチリ全部の予約がキャンセル可能日超えてから連絡が来るのはちょっと性格悪い😇
たまたまだ、と信じてる😒 https://t.co/OWWs6zMzf0
— Halohalo/お得トラベラー🇯🇵 (@halohalo_travel) March 6, 2020
せっかくの旅行の予定がキャンセルになってしまったので、上記のようなTweetも思わずしてしまったのですが・・・再びHISから連絡が入ると一転、今回は全額返金してもらえることに・・・!
当記事では今回のキャンセルまでのやりとりや、僕の考えをまとめました。全ての旅行好きの皆さんへこの記事を送ります。
HIS初夢フェアでホテルとツアーを購入!
事の始まりは2019年12月、毎年年末年始恒例となっているHIS初夢フェアでホテルやツアー商品を予約したことでした!
HIS初夢フェアは一年間のHISセールの中では、一番安く販売される商品が多く毎年購入していて、今回も例年通り購入しています。
ホテルが年号に合わせた金額(今年だったら2,020円)で購入できたり、ツアーが非常に安い金額で購入できたりするのでまだ購入した事ない方は、また今年の12月くらいから詳細が出てくると思いますので、要チェック!
https://twitter.com/halohalo_ana/status/1224654558254616578
幸運なことに既に実際に利用を終えたプランもあり、台北のリージェント台北プランなどは2,020円で泊まれて最高に贅沢な滞在となりました。実際に利用してみてもやはりHIS初夢セールというのは超お得です。
2020年2月コロナウイルス大流行で雲行きが怪しくなる
安いプランを予約することができたので、日を追うごとに実際に旅行日程が近くなってきてワクワクしていたのですが、2020年2月頃から雲行きが怪しくなってきます。
「コロナウイルスの大流行」です。
中国国内での流行をきっかけに、日本を含むアジア、ヨーロッパ・北米など全世界中に飛び火し、大規模イベントは軒並み中止、アメリカは英国を除くEU全加盟国からの入国拒否を発表するなど大きな影響が出ています。
これまで世界一安全・安心なパスポートと言われてきた日本のパスポートを持っていても、観光ビザ取り消し、14日間の隔離指示など事実上の渡航禁止国が出てきて、一気に旅行がしづらい状況が整ってしまいました。
HISから渡航確認の連絡あり
HISから着信。初夢フェアで予約した商品は通常のキャンセル規定通りでキャンセル料を徴収しますとの回答!(強気)
最悪キャンセルでいいやと気持ちだったので全然いいんですが・・・キッチリ全部の予約がキャンセル可能日超えてから連絡が来るのはちょっと性格悪い😇
たまたまだ、と信じてる😒 https://t.co/OWWs6zMzf0
— Halohalo/お得トラベラー🇯🇵 (@halohalo_travel) March 6, 2020
そんな状況となってしまった以上、基本的にはツアーやホテル宿泊はキャンセルを検討するしかありません。
ANAやJALなどの航空会社各社もキャンセル料無料の対応を発表したので、HISもキャンセル料かからず取消できるかなという淡い期待を抱きながら早速HISから発表された「新型コロナウイルスに伴う弊社対応について」をチェックしてみると・・・
- キャンセル無料を発表している航空会社の航空券
- 中国、香港、マカオ、インド、韓国、イタリア、クロアチア、ナイル川、マルタへのツアー
これらがHIS側で無料キャンセルの対象ということで、僕の予約したアメリカツアーそしてホテル予約はことごとく無料キャンセル対象外・・・・・・。
基本的にはキャンセル料無料を発表した航空会社やホテルグループを利用するツアーや航空券については、HISとしてもキャンセル料無料で対応するという内容ですね!
これらの対象プランを予約している場合には、HISマイページの予約取消ボタンからキャンセルをすることで無料キャンセルが可能です。
『マイページ』の旅行詳細画面の「お取消」より『予約取消』ボタンを押してください。
- ※通常規定の取消手数料が表示されますが、航空会社取消料・弊社取消手続料金はかかりません。
- ※予約時に弊社取扱料金がある場合、弊社取扱料金を差し引いた金額のご返金となります。
- ※ホテル、オプショナルツアーの取消料は、原則、規定通りの取り扱いとなります。
- ※キャンセルサポートは契約日の翌日午前0時から補償を開始するため、解約返れい金はありません。
- ※ご予約取消し完了メール到着後、マイページにて金額をご確認いただけます。大変恐れ入りますが、 メールが送信されるまで、2週間程度お時間をいただいておりますので、予めご了承ください。
ただし現状としては、2020年3月24日(火)まで、かつご出発3日前までというのがキャンセル条件になっていますので、ご注意を!
ちなみに・・・香港・マカオなどツアーはキャンセル料無料になっている地域のホテル予約も、通常通りのキャンセル規定ということでした。
ご予約いただきました商品のご利用に関しては、訪問先の情報を確認の上お客様ご自身で判断ください。
ホテル、オプショナルツアーの取消料は原則規定通りとなります。
ホテルの閉鎖、組み込みの観光地を訪れることが出来ないオプショナルツアーは、個別にご連絡いたします。
※
本ご契約は手配旅行契約のため通常通り取り消し手数料が発生いた します。ご契約に関しましての返金はございません。何卒ご了承ください。
確認の意味も込めて一度電話をしてみたのですが、全く繋がる気配がなかったこともあり「今回は仕方ないな」と諦めていたころ、HISからメールと電話で着信が入りました。
内容は「マカオのホテルやアメリカのツアーを予約されていますが、渡航する予定ですか」というもの。
Twitterにも書いた通り、既に100%キャンセル料が発生する期間に入っていたので正直「今さらかー!」感はあったのですが、HISも対応に追われているのでしょう。
ブログでいつもHISを紹介している身として、HIS初夢フェアのツアーなどは主に春休みなどを狙った商品が多かったこともあり、その全ての客のキャンセルや変更対応をしていると考えると大変さは想像を絶します。
HISとしてもクライアントとの付き合いがあると思うので、何も連絡なくキャンセル(ノーショー)されてしまうと今後の関係性に影響が出る可能性があるので、まだ渡航意思が確認できていない方へ順次連絡をしているのだと思います。
正直、自分の頭の中では「もう行けないな」という考えになっていたことや、既に100%キャンセル料が発生する期間だったので後回しでいいや、それよりも今年の予定どうするかな・・・という方に時間を取られていました。
今回は行かない予定であることをお伝えして、一応キャンセル規定について聞いてみると、やはり今回の予約内容では規約通り返金は不可とのこと。これは仕方ないですね。
ただ少しの希望として、電話口で伝えられたのは「一応HISとしてもホテルや航空会社に返金してもらえないか掛け合ってみる。返金可能な場合だけ再び連絡します」ということでした。
無論連絡が来ない場合には、規約通りキャンセル料が発生します。
1週間後、返金可能なメールが到着!
待つこと一週間、再びHISから今度は登録してあるメールアドレスに連絡が入りました。
タイトルは「【HIS オンライン】お問合せ回答」。
内容を見てみると・・・
本件取消料免除の交渉を致しましたところ、
全額返金となりました。
返金に関しては弊社よりお支払い時にご利用頂いたクレジットカードへ返金を致します。
クレジットカード会社側に反映されるまで1~2ヶ月程掛かりますが、
お客様のお手続きは特に不要でございます。
文字通りの神対応・・・・。もう自分の中では諦めて切り替えていただけに、個人的には最高に嬉しい対応となりました。
しかも今回の対応を振り返ってみると、僕の方から「交渉して欲しい」と伝えた訳ではなくて、HIS側から「交渉してみます」と提案があって、全額返金に至ってるんですよね。
もちろん僕は今回仮に全額返金不可だったとしても、セール商品だったこともあり大きな金額ではありませんでしたが、家族旅行などで金額が大きい場合に返金不可と伝えたら憤慨する方もいるでしょうから、オペレーションとして「交渉してみます」と伝えることになっているんだと思いますが、だとしても素晴らしい対応でした。
※今回はたまたま返金をしてもらえることになりましたが、返金不可のケースも多数発生しているようですのでご注意ください。
当記事作成に当たって
正直、今回の件をブログの記事としてお届けするか非常に迷いました。
もしかすると読者の皆さんの中には、HISに限らず様々な旅行の予約が返金不可のままになってしまっている方もいるかもしれません。
そこまで影響力のあるブログではありませんが、当記事を読んで旅行会社に再連絡をしようと思う人がいるかもしれません。
いろんな状況を考えましたが、様々な方のTwitterやブログなどを見ていると「HISふざけるな」とか「HISお金返せ」とか、そういった心ないTweetがされている状況をみて、公開しようと決めました。
僕も正直最初はそのようなことを皮肉を込めて言ってしまった側の弱い人間です。
ただ気持ちを切り替えて行く中でコロナウイルスは決してHISのせいで広まった訳ではないですし、何ならHISも本音は旅行してほしいと思ってると気づくことができました。
そんなの当たり前だろと思う方もいるかもしれませんが、自分が渦中にいると意外と気付けないものです。
ロンドン在住の友達に連絡したら、普通に日常で日本人が人種差別されている光景を目にするし、自分も体験したと言われてしまいました。
今は、僕含めマイラーや旅行好きな皆さん、そして旅行業界にとって厳しい時期が続いていて、もしかすると東京オリンピックも延期または調整がつかなかったら中止となってしまうかもしれません。
日々フォロワーの皆さんのTweetを見ていて、飛行機がほぼ貸切状態だったとか、CAの数の方が多いんじゃないかと思ったといった現状を知ると、旅行好きとしては本当に心が痛みます。
2019年は20カ国ほど旅行した中で感じたことは、日本人は個性がないと否定されることもありますが、裏を返せば規律正しく団結できる民族だと思います。今こそ、その団結が求められる時期なのではないでしょうか。
今回旅行を出来なくなってしまったことは非常に残念ではありますし、HIS以外にも予約購入していたスポーツの観戦チケットや交通機関のチケットなどは返金されないこともあるでしょう。
ただそれは長い旅行ライフの中ではきっと安い金額です。
そんな中、金額に関わらず素晴らしい対応してくれたHISスタッフを僕は心から尊敬し、これからも自分のできることで精一杯応援したいと思います。
頑張れHIS!頑張れ日本!
海外航空券を実質無料で確保する方法はこちら!