上海空港で乗り継ぎ!制限時間2時間のヒヤヒヤ中国国際航空レポート!
2018/09/11

人生で初めて中国国際航空の飛行機搭乗を終えたHalohaloです。こんにちは。
最終目的地であるパリのシャルル・ド・ゴール空港に向けて経由地である上海に到着をしました。
1便目の搭乗記でもお伝えした通りに、上海では初めての沖止めを経験しバスに乗ってターミナルへと向かうこととなりました。
当記事では、沖止めでバスに乗り込んでから次の便「上海ーパリ」に搭乗するまでの乗り継ぎの様子をレポートしたいと思います。これがまた色々と初体験で面白いものになりましたよ!!
Contents/目次
今回の旅程について
まず初めに今回の旅程をここで、確認していきましょう。
- CA920便:成田ー上海
- CA833便:上海ーパリ
- CA934便:パリー北京
- CA183便:北京ー羽田
この旅程は、当ブログでは何度かお伝えしているサプライスにて予約をした往復4.4万円の格安航空券を活用したSFC修行となっています。
フライトスケジュールや価格・PP単価などを考慮した結果、行きと帰りで中国国内の経由する空港を変えて、東京の発着空港も成田と羽田でアレンジをしてみました。
上海空港乗り継ぎレポート
それでは、早速CA920便「成田ー上海」到着時からCA833便「上海ーパリ」出発までの、乗り継ぎを振り返ってみましょう。
今回はフライトスケジュール的に、上海到着からパリ便までは約2時間の乗り継ぎ時間があり、その間に手続きを終えて搭乗口へ向かわなければなりません。上海空港クラスの大きな空港で2時間の乗り換えはかなりタイトです。上手く行くのでしょうか。最初はすごく不安でした。
1便目の航空機が沖止め、停機したところからスタートです!
沖止めでバスに乗車からスタート
東京からのフライトであったCA920便は、ターミナルから遠く離れた駐機場に止まりました。
ターミナルと直結していないため、タラップ(階段)を降りて降機する、いわゆる沖止めと呼ばれる降機方法を初体験することができました。
階段を降りるとそこには、今まで乗ってきた大きな飛行機を見ることが出来るので飛行機好きな方にとっては、非常にいい体験になると思います。僕は興奮しました笑。
飛行機に連結された階段を降りるとバスが止まっていますので、そのバスに乗り込んでターミナルへと向かいます。
バスのタイプは日本では見かけないのですが、海外では結構見かける2つのバスが連結されているようなタイプのバスで、一度にたくさんの方を輸送することができます。
今回のフライトでは、バスが2台控えていて、1台目は乗客でいっぱいになると先に走り出しました。
上海で一泊ある方などで一時入国する方などは、この1台目に乗った方がいいと思います。バスはいろんな方面からどんどんやって来るので、後の入国審査などでは列が出来ていました。
少しでも早くと考えている方は、1台目のバスに乗ることを目指しましょう。
今回、僕は幸いにも15列目に乗っていたので早い段階で降機することができ、1台目のバスに乗り込むことができました。沖止めに興奮して写真をとっていたら、早く乗ってと注意されましたが笑。
道はバスよりも飛行機優先。
バスは動き出すと、様々な航空機のすぐ近くを抜けてターミナルを目指します。
日本ではなかなかお目にかかれない、エミレーツ航空のエアバス機の間近を通った時にはその大きさにみんな見入っていました。暗かったということもあり、写真を取れなかったのが残念ですが、とにかく大きかったです。
またバスの道中、しばらく停車するタイミングがありました。5分ほど経っても動き出さないので、僕を含めた中国人以外の外国人は(恐らく中国人はみんな知ってる)、みんなどうしたんだろうという様子だったのですが、すぐに僕含めてみんな、その理由が分かりました。
車は、飛行機の通り道を横切るルートになっているので、飛行機が通る際には停車して待ってないといけないのです。
バスに乗車している目線からだと大きな飛行機が通過すると、再びバスは走り出しました。
停車していた時間があったので、バスに乗ってターミナルに着くまでは15分ほどかかりました。ノンストップでも10分くらいはかかると思います。
そのぐらいターミナルから離れたところに止まりました笑。貴重な経験です。
Parisの看板を持った係員を目印に進む
ターミナルに着くとすぐ建物の入り口のところで、「Paris〜、Paris〜」とやる気満々、元気な声を出してプラカードを持っている地上係員がいました。
黄色いジャンバーを着ていたので、すぐ見つかると思いますが僕はParisの声で気がついたので、あまりやる気のない係員だと普通に通過してしまうことも十分に考えられますのでご注意ください笑。
この日、上海経由でパリに行く方はざっと40名くらいはいたと思います。
集められて何が行われるのかと思いましたが、なぜか搭乗券が新しいものへとすり替えられました。便名も席も基本情報は一緒なのですが、搭乗券が白黒からカラーのものへと変わります。
理由は今振り返って見ても分かりません。
一人一人名前をチェックして新しい搭乗券へと交換(古い搭乗券を回収し、新しい搭乗券を渡す)という作業なのですが、この日はいつもより乗り継ぎ客が多かったということと、テーブルも何もないところで立ち作業でやっているので、効率が最強に悪い笑。
係員の方、めっちゃやる気あったんですがそのやる気が空回りして搭乗券全部落としちゃったり、それを拾ったりしてたらなんだかんだここで15分くらいが経ちました。
周りのスタッフもその状況見て手伝ってくれたらいいのに、知らんぷり。結果、乗客がみんなで手分けして手伝ってました笑。この辺りは外国に来たなーという感じです。
いずれにせよ、もたもたしている暇はありません。これだけの人数が乗り継ぎしなければいけないので次を急ぎました。
まずは検疫のチェック
一人一人航空券が渡ったら、先ほどの元気な係員がプラカードを掲げて先導して行くので、みんなでサザエさんのエンディングスタイルでついていきます。
まず初めに、乗り継ぎのステップとしてあるのが「検疫」のチェックです。後ほど、チェックインをする際にこの検疫のスタンプがないと通過できないようなので搭乗券にしっかりと押してもらいましょう。
この作業はそこまで時間はかかりません。詳しく何か聞かれることもないので、ひたすら係の方がスタンプを押してくれるのを待って、全員分のスタンプを押してもらったら、また移動します。
再度チェックインへ
検疫のスタンプをもらったら、次はカウンターで乗り継ぎ便のチェックインへと移行します。
ここで注意!!
バスを降りてから、基本的に先導について行く形なのですが、このチェックインカウンターを最後に乗り継ぎ組としてまとまっていたグループは、別々の行動となりますので、検疫のスタンプをもらってから、このチェックインカウンターに向かう時には先導者にできるだけ近いところにいて、早い順番でチェックインを受けるのがおすすめです。
人数がそこまで多くなければ別に気にしなくてもいいと思うのですが、この日は40〜50名近い人がいるのにも関わらず、チェックイン業務を担当するのは一人でした。恐らく普段はそこまで乗り継ぎ客が多くないのかもしれません。
この日はとても時間がかかっているようでした。
先導してくれていた男性も、何か中国語を発して「あとは宜しくね〜」と言わんばかりに去っていってしまいました。
僕は幸いにも早い順番でチェックインできて、これまでの流れ通り待っていたのですが、チェックインが終わったら進んでと言われ、まだチェックインには長い列ができていましたが、ここからはバラバラ行動になりました。
中国の荷物検査は厳しい?
チェックインを終えると、続いて待っているのは手荷物検査です。
乗り継ぎの場合でも、中国のルールに従って機内へと進むために再度、手荷物検査を受ける必要があります。
ここで、上海をスタート地点として国際線に乗る方の列に合流するので時間帯によっては結構並ぶことになるかもしれません。1つ面白いなーと思ったのはここからスタートの方々は、「出国審査→手荷物検査」の順に手続きをしているようでした。
日本は「手荷物検査→出国手続き」の順番ですよね。
もしかすると出国手続きをする前にも簡単な手荷物検査があるのかもしれませんが、もし仮に出国後にやっぱこれ機内に持ち込めないから受託荷物として預けたい!みたいな状況になった時どうするんだろうとか、何だか色々考えてしまいました。
基本的に出国後は、戻れないわけですからね。気になる。
話が逸れましたが、そんな出国審査を終えた方々の列は、この日は幸いそこまで長い列にはなっていませんでした。
それでも自分の番になるまで10分ほど待っている時に、手荷物検査する場所への入り口は目の前なのに、日本の感覚でいると「進み悪いなー」と感じました。
それもそのはず、中国の手荷物検査は他国と比較して厳しいと有名です。
僕はそこまで厳しいチェックを受けることはありませんでしたが、僕のレーンでも隣のレーンでも長い時間チェックを受けている人がいました。
この日、特にチェックしていたのは液体類とバッテリー。バッテリーに関してはワット数を全部確認しているようでした。
カメラのスペア電池やスマホのモバイルバッテリーなども対象ですので、最初に見せてしまいましょう。こちらから申告せずに通してしまうと色々と聞かれているようでした。
時間こそかかりましたが、無事に通過でき免税店が並ぶ制限エリアへと到着です。
この時の時刻は沖止めでバスに乗り込んでから、1.5時間ほどが経過していました。乗り継ぎの時間は、もともと2時間少々しかないスケジュールだったので、30分程度自由な時間を作ることが出来ました。
深夜の上海空港の様子
上海・浦東国際空港の制限エリアには、たくさんの免税店が並んでいます。
一通り価格をチェックして見るとタバコは1カートンで3,000円くらいで売っていたので、日本よりも非常に安くなっていました。(一応断っておくと僕は吸いません。)
中華系の女性は、コスメをたくさん買い込んでいたようでした。
さてさて制限エリアの各店舗は、ほとんどのお店が23時〜23時30分の時間に閉店します。日本と違い海外は、お客様が店内にいてどんどん閉店作業を進めていきますので時間には注意をしましょう笑。
上海・浦東国際空港は、ファーストフード店などもあるのですが、時刻は既に23時30分過ぎだったのでほとんどのお店が閉店していて照明も落とされているので全体的に薄暗い印象でした。
飲み物を買いたいなと思ったのですが、営業しているお店がなかなかないので探すのに一苦労しました。お店にはあまり期待しない方が良さそうです。
ただ、今回初めて上海・浦東国際空港へ行きましたが、大きな窓ガラスの先には駐機場が広がっていて飛行機が見れたりとスタイリッシュな空間が広がっていました。
個人的に建築デザインに興味があるので、ぜひ昼間にも一度来て見たいなと感じる空港内でした。
いざ搭乗!バスの時間に注意。
免税店をぐるっと確認し終えたら、時間もあっという間に過ぎ、搭乗口へ向かうことにしました。
今回利用する搭乗口は、228番搭乗口。数だけでも大きな空港だなというのを感じます。
228番搭乗口は、手荷物検査を終えたフロアから1段下がったところにある搭乗口ですので、案内に従って移動していきましょう。
いざ搭乗口の目の前に行ってみると、飛行機は停まっておらず、またしてもバスが泊まっていました。
これはまさか・・、まさか・・、沖止めだ!!!(実際に以下の写真の通り沖止めでした。)
1便目の沖止めで、すっかり沖止め好きになってしまいましたHalohaloです笑。一人でテンション上がっていました。
無事に搭乗口前の座席に着席すると時刻は現地時刻で23:40分。
次に搭乗する「上海ーパリ便」の定刻は0時45分だったので、まだ少し時間があるのでフラフラしに出かけようかなとも思ったんですが、だいぶ眠くなって来ていたのでそのまま着席して待っていることにしました。
結果的に、この判断が非常に良かったです。
というのも、搭乗券を見てみると搭乗開始時刻は0時15分となっていたのですが、23時50分には第一便のバスへ乗り込みが開始していました。
日本ならまだしも、海外で間に合わないなんてことになったら大変です。沖止めなので定刻で飛行機を出すためにバスは早めに出発しているだと思います。
パリに着いてから様々な方のブログを見てみると、沖止めの場合、やはりバスは早めに出ることが多いようですので搭乗時刻よりも早めに搭乗口付近にいるように心がけましょう。
搭乗口で座席がアップグレード!?
1便目に同じく、2便目も2台のバスが控えていました。1台目に乗って、早く機内に行っても仕方がないなーと考え始めたら気が進まず、2台目のバスで沖止めしてある航空機へ向かうことにしました。
搭乗口の列がはけて来た頃、わずかな列に並んで搭乗口で自分の順番になった時に気がついたのですが、係員をしてるのは先ほど1便目到着時に元気に「Paris〜」と叫んでいたパリおじさんじゃないですか!!!笑
奇跡の再会。
パリおじさんがみんなに配るべき搭乗券を落としちゃった時に、拾うのを手伝ってあげたので向こうも覚えていたようで「あっ」って表情してました笑。
パリおじさんの言われるがまま搭乗口に航空券をかざすと「ピンポーン」とエラー音が鳴りました。正直に話すと初めて聞いた音だったので、それがエラー音なのかどうかは分からなかったんですが笑。
「ちょっと待ってね」とだけ言われて、待つほど10秒ほど。何やらパリおじさんが搭乗券に書き込みをして、一言言い放ちました。
「UPGRADE」
この一言が次のフライトに大きな変化をもたらします。
乗り継ぎ方法についてのまとめは、ここでおしまいとなりますので、詳細については次なる搭乗記をお楽しみにどうぞ!(本日公開予定)
終わりに。
CA920便「成田ー上海」到着時からCA833便「上海ーパリ」出発までの、乗り継ぎの様子をレポートしてきました。
乗り継ぎに際して重要なことがいくつか出て来たのでまとめてみたいと思います。
- 出来るだけ1台目に乗ろう
- バス降車後は係員の案内がないか確認する
- 搭乗時間よりもバスは早く発車する
特に3つ目、沖止めの航空機に乗り継ぐ場合は、搭乗券に記載の時間よりも早くバスが出発しますので早めに搭乗口に集合するように心がけましょう。
深夜の時間帯であれば、特にやっているお店も少ないので、下手にウロウロ散策することなく、搭乗口付近で時間を潰すのが無難です。
いよいよ次は、上海からパリへのフライト。アップグレードの一言の結果もお楽しみに!
以上、Halohaloでした。ALOHA〜!
搭乗記リンク
今回の旅における搭乗記は以下の通りです。それぞれクリックで各ページに飛ぶことができます。リンクが設定されていないものについては順次公開予定です。
- 初めての大崎ー成田空港シャトルバス体験記
- CA920便「成田ー上海」搭乗記。機内はスマホがNG?
- 上海空港にて2時間乗継。沖止めの搭乗時間に注意!(当記事)
- CA833便「上海ーパリ」搭乗記。インボラを初体験!
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- パリ滞在1日目〜午前〜 有名ブランド本店巡り
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