CA920便「成田ー上海」搭乗記。中国国際航空の機内はスマホがNG!?
2017/12/01

人生で初めて中国国際航空の飛行機に搭乗したHalohaloです。こんにちは。
2017年SFC修行、50,000PPのプラチナ解脱に向けた最後の旅は、中国国際航空を利用したパリツアーを選択してみました。
無事にバスにて成田空港に到着をしましたので当記事は、旅の1便目「成田ー上海」の搭乗記になります。
初めての中国国際航空は、いつものANAと勝手が違うのでチェックインから機内の過ごし方までルールが全然違いました。そしてルールを知らなかったので機内で怒られました笑。
その辺りにもぜひご注目いただきながらお読みいただければと思います!
Contents/目次
ANA SFC修行とは
SFC修行とは、ANAの上級会員のみが保有できるスーパーフライヤーズカードの申し込み条件をクリアするために、たくさん飛行機に乗ることを指します。
SFCとは・・・
- S:スーパー
- F:フライヤーズ
- C:カード
以上の3レターの頭文字をとった表現で、全日空/ANAの会員制度において限られた人のみが獲得できるカードのことです。(JALにも同じ上級会員制度があり「JGC」:JALグローバルクラブといいます。)
年会費こそかかりますがSFCは一度保有・維持することで、半永久的にANAの上級会員と同等の優遇を受けることができます。
たった1年しかANAの上級会員条件を満たすことができなかったとしても、その際にこのカードを手に入れることができれば翌年以降条件を一度もクリアすることができなくてもずっとANA上級会員と同等の扱いになります。
SFCにはいくつかの種類がありますが、ここでは長くなりすぎてしまうので割愛します。SFCの種類についてはこちらの記事をご覧ください。
先ほど述べた通りSFCは誰でも保有できるわけではありません。”ある一定条件”を満たしていなければ一般の方は申し込みすらすることが出来ません。
2017年現在ANAマイレージクラブの会員は約3,000万人ですが、取得条件を満たしてSFCを所有している方は全体の1%未満と言われています。
この数字から本当に限られた人のみが所有することができる会員資格ということがお分かりになるかと思います。
近年はSFCメリットの周知が広がり、会員資格を獲得に向けて挑戦をする人が増えています。
なぜ中国国際航空を利用するのか
今回、ANAの上級会員を目指すSFC修行でなぜ「中国国際航空」を利用したのか。
それは、中国国際航空とANAが加盟しているアライアンスグループに答えが隠されています。
両者は、2017年現在スターアライアンスという航空連合に所属をしています。世界中の航空会社が所属する航空連合で、世界最大規模のアライアンスとなってます。
会社は違えど、同じスターアライアンスに所属をしていれば運賃種別にもよりますが、マイルやプレミアムポイントを積算することが可能で今回、中国国際航空に搭乗したとしても、カウンターでANAカードを提示してANAマイルを積算したい旨を伝えれば(後ほど詳しく)、フライト後にマイルが積算されSFC修行になるというのがカラクリです。
数あるスターアライアンスに加盟する航空会社の中でも、中国国際航空を使ったSFC修行は価格・PP単価を抑えられるため人気があります。特にビジネスクラスを利用した東京ー北京ーシンガポール路線や、東京ー北京ーシドニー路線は人気があるので、価格をチェックしてみると良いでしょう。
SFC修行では王道のANAスカイコインを使って購入ができないというデメリットこそありますが、価格によっては非常にSFC修行がお得になりますので、ぜひ候補として考えてみましょう。
今回の旅程について
今回の旅程をここで、まとめてみたいと思います。
- CA920便:成田ー上海
- CA833便:上海ーパリ
- CA934便:パリー北京
- CA183便:北京ー羽田
この旅程は、当ブログでは何度かお伝えしているサプライスにて予約をした往復4.4万円の格安航空券を活用したSFC修行となっています。
フライトスケジュールや価格・PP単価などを考慮した結果、行きと帰りで中国国内の経由する空港を変えて、東京の発着空港も成田と羽田でアレンジをしてみました。
フライト概要
今回僕が搭乗したフライト概要は以下の通りです。
- 日時:2017年11月
- 出発地時刻:成田/19:30
- 到着地時刻:上海/22:00
- 飛行時間:3.5時間
- 航空会社:中国国際航空
- クラス:エコノミークラス
- 便名:CA920便
初めての中国国際航空は、成田ー上海便のCA920便となりました。
中華系のエアラインは、サービスが正直そんなに良い印象がないので不安いっぱいですが、早速搭乗していきましょう。
CA920便搭乗レポート
それでは、ここからは実際に中国国際航空の「成田ー上海」CA920便に搭乗した際のレポートお届けします。
中国国際航空は、スターアライアンスに加盟しているためANAと同じく、成田空港第一ターミナルを利用しています。バスや電車利用時には間違えないようにしましょう。
チェックインは大混雑。
成田空港における、中国国際航空利用時のチェックイン方法は、2つあります。
- 機械を使った自動チェックイン
- カウンターでの有人チェックイン
今回は、まずは自動チェックイン機を使ったチェックインに挑戦をしてみました。
自動チェックイン機を使うメリットととして、いつも長蛇の列となっているカウンターでの待ち時間を短縮できることそれからカウンターがまだオープンしていない時間でもチェックインが可能という点が挙げられます。
通常、中国国際航空では2時間〜2.5時間前にカウンターがオープンして、カウンターでのチェックインが可能になります。それより前に空港に到着するなどして早めにチェックインをしたい方は、自動チェックイン機でチェックインしましょう。
機械でやるデメリットとしては、ANAマイレージクラブの登録ができないのでマイルを積算しようと思ったら事後申請をしなければいけないこと(SFC修行時には重要)や、乗り継ぎがある場合、路線によっては最終目的地までまとめてチェックイン&発券できない場合がある点が挙げられます。
今回、僕も自動チェックイン機で一度チェックインをしましたが、最終目的地であるパリのシャルル・ド・ゴール空港までチェックインできなかったので結局カウンターが開くのを待つこととなりました。
この日は、19:30発の上海便のチェックイン業務が始まったのが、17時ちょうどでしたのでフライトの約2.5時間前から利用ができる状況となっていました。
荷物は全て機内持ち込みが得策。
時刻は17時。中国国際航空のカウンターがオープンになる時間なので、カードラウンジを出て向かってみると、既にチェックインを待つ方で大行列となっていました。
「しまった・・・こんなに並ぶのか。」と落胆していたのですが、並んでいる方の様子をみてみると、どうやら大きい荷物を持ったばかり。
僕は、今回シャルル・ド・ゴール空港でターンテーブルに回って来るまでの時間が非常に遅いことや、フランスの空港は預け入れ荷物の扱いが世界で最も(?)悪いなんて噂を耳にしていたので、全て機内に持ち込めるように準備していました。
とてもこの長い待機列に並ぶ気にはなれなかったので、預け入れ荷物がないことを、思い切って係員に聞いてみました。
「あのー、預ける荷物はなくて単純に最終目的地までチェックインだけしたいのですが。」
何事も思い切って聞いてみるものです。「こちらへどうぞ。」と案内されたのはビジネスクラスのカウンターでした。
上記写真で見ると、左側の長い列が待機列で左側に女性が一人向かっているのが分かると思います。そちらに向かってください。
大行列となっているエコノミーの列とは違い、ビジネスのカウンターはガラ空き。
並ぶ時間をスキップして、無事に最終目的地のパリまでチェックインし、「成田ー上海」「上海ーパリ」両便の搭乗券ももらうことができました。
尚、この際にANAカードを提示してマイルを積算したい旨を伝えることが必要です。
そうすると、ちゃんとボーディングパスにもANAのお客様番号が記載されていました。これで積算忘れの可能性をかなり抑えられるし、あとで事後申請する手間もなくて便利ですね!ぜひお試しあれ。
保安検査場は修学旅行生祭り。
時刻は17時5分。長蛇の列に並ぶのを大幅に短縮できたので、搭乗券を持って保安検査場へと向かいました。
次は、保安検査場が大渋滞。
既にSFCを取得しているなどして、スターアライアンスのゴールドメンバーになれていれば様々な方のブログにも再三登場している専用保安検査場「GOLD TRACK」から通過すれば、ほとんど待機列ができていなかったのですが、今はまだブロンズステータスでその恩恵に受けることはできないので、ここは大人しく並びます。
並んでいる人を見てみると、大部分が修学旅行生と思われる高校生。旅行代理店の方が一生懸命誘導しています。
しかし今日は3連休初日。そんな様子を見て思わずTweetしてしまいました。
旅行代理店さん、頼むから連休初日とかに修学旅行ぶつけてないで欲しい。保安検査大混雑だった。 pic.twitter.com/JLJndIiEED
— Halohalo@50,279PP(SFCゴールド) (@halohalo_ana) November 3, 2017
旅行代理店のみなさんも、その辺りは承知の上だとは思いますがぜひご配慮お願いします笑。
「20分以上通過まで時間がかかっていますので、お早めに・・・。」というアナウンスが鳴り響く中、ラッキーなことは続くものです。
成田空港の保安検査場は入り口で、パスポートと搭乗券のチェックを受けて右側に進むか、左側に進むかの選択肢があります。特に何も考えずに僕は右側へと進みました。
すると並び始めて間も無く、「こちらへどうぞ」とGOLD TRACK利用者の優先レーンは2ゲート稼働していたのですが、その内の1つを一般客向けに開放を始めたのです。
ラッキー!!!と僕はそちらに並び始めて、2番目で保安検査を通過することができ、20分かかると言われていた保安検査が5分で済みました。
チェックインに続いて、保安検査も無事に短時間で通過できれば、後は怖いものなしです。
保安検査が終わると出国審査がありますが、ここは8月のシドニーSFC修行時に自動出入国ができるようパスポートの登録をしておいたので、出入国にも列ができている時には、指紋認証をもって自動で出国すればこちらも待ち時間はゼロです。
出国審査を抜けた時間は17時15分でした。チェックインから出国審査後の制限エリアまでかかった時間は15分ですので、上出来でした。
ANAラウンジを利用するの巻
無事に制限エリアまで到達することができたら、まだフライトまで2時間以上あるのでANAラウンジへと向かいます。
現在のANAのステータスはブロンズ、今回利用するのは中国国際航空のエコノミークラスなので無料にて利用することができないのですが、この旅程を終えればSFC取得というツアーに華を添えるべく、マイルを使ってANAラウンジを活用することにしました。
ブロンズステータスを保有している場合は、4,000ANAマイルで入室することできます。
高いですが、SFCを取得してしまえば今後は掛かることがないので、今回ばかりは自分へのご褒美として利用しました。
ヌードルバーで、とんこつラーメンやカレーライスを食べてお腹を満たしていると、隣の席に座っていたイギリス人の男性と話が弾んでしまい、ビールやら日本酒やら相手のペースに合わせて、ガバガバ飲んでいたらベロベロになってしまいました笑。
もう何度も取りに行くのが面倒なので、日本酒コーナーの近くに二人で座って話をしていたのですが、この時に日本酒を取りに来る方はほとんどの方が外国人ということに二人で驚きました。
イギリス人の男性は「ここでしか飲めないという意識があるのかもしれないね、わっはっは」と言いながらフライトへと去って行きました、素敵な時間をありがとう笑。
機内の様子。
時刻は19時10分。楽しく飲んでおしゃべりをしていると、あっという間にフライトの時間がやってきました。
ANA国内線のイメージが勝手に頭に残っていたので、20分前くらいに行けばいいやーなんて考えていたら、どうやら18:50から搭乗がスタートしていたようで、向かっている途中に「最終搭乗」の案内がかかり、名前をアナウンスされるまでギリギリでした。
搭乗口に着いても、もちろん搭乗口には人が全然いません。もう既にみんな乗り込んでいる状況でした。
よく見たらボーディングパス/搭乗券にはちゃんと18:50と書いてあったので、皆さんはそのような間違いはないと思いますがお気をつけくださいませ笑。
中国国際航空は、搭乗開始時刻が早めです。搭乗券をよくご確認ください。
既にベロベロですが、あまりフラフラしていて搭乗拒否されても困るのでできる限りピシッとして、乗り込もうとすると搭乗ブリッジの方まで漏れて聞こえて来る、中国語の話し声。笑
ドアクローズした後も飛び立った後も続くので、これぞ中国カルチャーなのかもしれませんが、日本のカルチャーに慣れている僕にとっては最初慣れるまで気になりました。
座席はエコノミーということもあり、かなり狭いことを想定していたからかそこまでの窮屈感は感じませんでした。
もちろん常にビジネスなどに乗っている方からすれば、狭いのは当然ですが足も全く伸ばせないということはないですし、想像していたよりは過ごしやすかったです。
ただ、前の方がリクライニングすると結構狭く感じるかもしれませんので、そこだけはご注意を。
飛び立ってからはしばらく気流が悪かったのですが、落ち着くと機内食の時間になりました。「Beef or Chickin」の選択で今回はBeef/牛肉をチョイス。
味はまぁ普通です。機内食ってこんなもんだよなという言葉が似合うクオリティでした。
あまりコメントすることもないので、次へ進みます笑。
機内はスマホ禁止!!
中国国際航空のルールでは、携帯電話は飛行中含めて常時オフにしなければいけません。機内モードであっても、ダメです!
知らずにスマホの写真データの整理をしていると「Please power-off your mobile phone.」と言われてしまいました。口調の問題だと思うんですが、そんなに怖い顔して怒らなくてもいいじゃんか笑。
隣の方は、iPodも注意されていたので携帯電話などの小型の電子機器は、基本的にNGと考えておいた方が良さそうです。
唯一、PCとタブレットであれば電波を発しない設定で、利用できるので残った時間はひたすらに、この搭乗記を書き上げました。
酔っ払ってるし、眠たかったんですが、今寝てしまうとパリ便で寝れなくなってしまうので、ここはグッと我慢してパソコンをカタカタ頑張りました。
ANA搭乗時の感覚でいると機内でのルールが違うので、そこは注意が必要です。お気をつけをば。
搭乗記は書くのが楽しいので、あっという間に時間は過ぎていき、無事に上海・浦東国際空港に到着です。
沖止め初体験!!
今回搭乗したCA920便は、上海・浦東国際空港到着後、ターミナルを通り過ぎ、暗闇を通り過ぎ、ここに止まるのかい!!というところで止まりました。
いわゆる沖止めと呼ばれるやつです。様々な方のブログでは、見たことがあったのですが僕自身は初めての体験でした。
いいですね、沖止め!!目の前で自分が乗ってきた(orこれから乗る)大きな飛行機を見ることができますし、開放感があって最高でした。
タラップを降りると、バスが停車しているので、そちらに乗り込めば無事に1便目終了です。
搭乗実績について
それではここからは今回のフライトにおける獲得マイルなどの情報です。
獲得することが出来たマイル数やプレミアムポイント数などのデータは以下の通りです。
- 獲得マイル数:555
- 獲得PP数:555
中国国際航空はスターアライアンスに加盟しているので、運賃種別(予約クラス)に応じてANAマイルを積算することができます。
今回は「運賃種別:S」で購入したので、50%の比率で積算されます。
出発地 | 到着地 | 価格 | マイル数 | PP | PP単価 |
成田 | 上海 |
44,900
|
555 | 555 |
6.78
|
上海 | パリ | 2,873 | 2,873 | ||
パリ | 北京 | 2,543 | 2,543 | ||
北京 | 羽田 | 656 | 656 | ||
6,627 | 6,627 |
マイルとプレミアムポイント数と同時にSFC修行の一貫として、今回はパリを訪問するので気にしなければならないのが「PP単価」です。
成田ーパリー羽田の往復4.4万円で、6,627プレミアムポイント/PPを貯めることができるのでPP単価は6.78となり、パリへのSFC修行という新たな選択肢としては十分すぎる結果となりました。
まとめ
ANA上級会員を目指すSFC修行として中国国際航空の成田ー上海、CA920便の搭乗記をお届けしてきました。
いくつか重要な点があったと思いますので以下にまとめてみます。
- 荷物は出来るだけ機内持ち込み
- ANAカードの提示を忘れない
- 機内はスマホ禁止
今回、初めて中国国際航空運航便に搭乗しましたが、混雑するところ(時間がかかるところ)は決まっていてそれぞれ、回避する方法があると感じました。
うまく回避することができれば、エコノミークラスであっても、そこまでストレスなくフライト出来ると思います。
機内でスマホ使ってると怒られるので、そこだけはご注意を笑。
最後までお付き合いありがとうございました。
搭乗記リンク
今回の旅における搭乗記は以下の通りです。それぞれクリックで各ページに飛ぶことができます。リンクが設定されていないものについては順次公開予定です。
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以上、Halohalo(ハロハロ)でした。ALOHA〜!