ANA879便「羽田ーシドニー」初プレミアムエコノミークラス搭乗記。
2019/02/13

ついに念願だったシドニーへのフライトがやってきました。
両親が新婚旅行で訪れたのが今回訪問するシドニーで、小さい頃から写真を見ていたのでいつか自分も訪れてみたいと思っていました。1年前までは、まさかSFC修行で訪問できるとは夢にも思っていませんでしたが笑。
ANA国際線ラウンジ、初めての国際線プレミアムエコノミークラス、そして自身初の南半球ということで、気持ちも高ぶる「羽田ーシドニー」搭乗記、Wellcome on board!
前記事:12Leg目、片道5,000円で購入した「石垣ー羽田」搭乗記はこちら。
Contents/目次
ANA879便の概要
まずはじめに、今回僕が搭乗した2017年SFC修行において初めての、国際線フライト概要を見ていきたいと思います。
概要は以下の通りです。
- 日時:2017年8月6日
- 出発地時刻:羽田/22:10
- 到着地時刻:シドニー/5:25
- 航空会社:ANA/全日空
- クラス:プレミアムエコノミークラス
- 便名:ANA879
- 使用機材:B787-9(789)
- 価格:72,740円
また今回はシドニーSFC修行(羽田ー石垣ー羽田ーシドニー羽田ー沖縄ー羽田)の一貫で当便に搭乗をしました。シドニーSFC修行のルート案やPP単価など、SFC修行に必要な情報はこちらの記事をご覧ください。
ANA879便搭乗記
ここからが今回の搭乗記です。
国際線ターミナルへ移動
石垣島から羽田へ18時過ぎに戻って来てから、22時のフライトまで約4時間の時間がありました。
国内線ターミナルは、これまでのSFC修行において何度も利用することがあってどこに何があるかというのは分かっているので、早い事なかなか利用することのない国際線ターミナルへ移動することにしました。
なんだかんだ海外には何度も行きましたが、利用するのはいつも成田だったため、羽田から出国するのは初めてでテンションが上がります。ターミナルが完成した頃から、いつかこのターミナルから飛び立ってみたいと思っていました。嬉しいです。
電車かバスの選択肢あり
国内線ターミナルから国際線ターミナルへの移動方法はいくつかあります。
- 電車
- 無料循環バス
- 乗継専用バス
もちろんタイミングにも寄るのですが、石垣空港の地上係員の方のお話だと最も早く移動できるのが電車。次いで、常時循環している循環バス、そして乗継専用バスは最も時間がかかるだろう、ということでした。
今回は、石垣空港でもらった乗継バスチケットを活用して、国内線ターミナルへ移動することにします。降機をしたら頭上「国際線乗継」の案内通り進んでいきましょう。
順に進んでいくと、国際線乗継のバス乗り場が見えてきます。こちらでバスの到着を待ちましょう。
しばらくするとバスが見えてきます。バスは国内線ターミナルへ移動する際、普段は通ることができない制限区域内を通過していきますので面白いです。
この日も、カンボジア政府の政府専用機を近くで見えたりととても面白かったです。
バスの利用は時間に余裕を持って!
バスの唯一のデメリットは「時間がかかる」ということです。制限エリア内を通過するということもありますが、バスがくる待ち時間を考えるとやはり電車で早く移動した方が時間でいうと早いと感じました。
パスポートの自動化登録について
無事に国際線ターミナルについたら、彼女のありがたいお見送りに別れを告げて、保安検査へと向かいます。石垣ですでにシドニー便までチェックインされていますので、ここで改めてチェックインをする必要はありません。
保安検査を抜けたら、続いて待っているのは出国審査です。
近年の出入国審査は審査官に頼ることなく、指紋認証によって自分で出入国できる「自動化登録」ができるようになっています。
登録の所要時間は5〜10分
登録用紙にパスポート情報などの必要情報を入力して、指紋登録を終えると自動化登録は完了します(登録に関しては用紙を渡すと、審査官が行います)。10分から15分ほどかかるという貼り紙がありますが、実際にかかる時間は約5分ほどです。
この自動化はパスポートが変わると、再度登録しないといけないということと、出入国のスタンプを集めている方はスタンプがもらえないので注意が必要ですが、時間が惜しいビジネスマンにとっては、非常に有益なサービスですね。
登録が終わったら、初めて自分で出国をしてみましょう。さすがに写真は撮れなかったのですが、右側の機械にパスポートをセットして両手の人差し指の指紋認証を終えて完了すると、ゲートが開きます。
初めてというということで勝手が分からなかったのですが、戸惑っているとエラーメッセージが出るのかどうか分かりませんがすぐに審査官が駆け寄って来てくれて、完了しました。
これにて、これからは自動で出入国をすることが可能になりました!長蛇の列ができている時には非常に有効です。
念願の国際線ANAラウンジへ
無事に自動出国を終えたら、念願の国際線ANAラウンジへ向かいます。
今回搭乗するプレミアムエコノミークラスは、くくりこそエコノミークラスですが通常のエコノミークラスよりも特典が多く、出発前にANAラウンジを利用することができます。
2017年SFC修行のおかげで、国内線ANAラウンジは経験することができましたが、食事まで提供される国際線ラウンジは初めてです。どんな空間なんだろうか、どんな人たちがいるのだろうか、と気持ち高ぶらせていました。
時刻は20時過ぎ、受付から長い廊下を抜けてANAラウンジへ到着すると出発を待つ方々でANAラウンジ内はとても混雑していて、賑やかなラウンジとなっていました。子どももたくさんいます。
座席は座るスペースを探すのが大変なほど混雑をしていましたが、何とかパソコン作業するのにちょうどいいコンセントがある机をゲットして、飲食物が提供されているスペースへと向かいました。
ホットミールは常時追加
サンドウィッチに、ANAラウンジお馴染みのカレーライス、唐揚げやペンネなどのホットミールは無くなると常時追加されているようでした。
アルコールを含むドリンク類も充実
ドリンクは、もちろん日本酒を含むアルコールが用意されています。今朝の国内線ANAラウンジでは、石垣到着後に運転を控えていたために飲めなかったので、今回はやっと飲めます笑。ついつい飲みすぎてしまわないように注意しながらビールをいただきました。
空いていればシャワーも利用して見たかったのですが、これだけ混んでいると全然間に合いそうもなかったので今回は残念ながら利用することはできませんでした。次回以降に期待したいと思います。
いざ搭乗口へ
パソコン作業をして少し落ち着いた頃、搭乗の時間が迫って来たのでANAラウンジを後にして搭乗口へ向かうことにしました。
ANAラウンジにいると、「遅延」「搭乗開始」「最終案内」などANA便の最新状況をアナウンスにて知らせてくれますので、出発時刻が近くなって来たら注意深く聞くようにしましょう。
搭乗開始は20〜25分前
地上係員の方にお聞きしたのですが、ANAでは基本的に国際線の場合、フライト時刻の20分〜25分前から搭乗が開始されるということです。
もちろん搭乗に際して、スターアライアンスゴールドメンバーなど優先搭乗がありますが、残念ながらプレミアムエコノミーは優先搭乗の対象外です。通常エコノミークラスと一緒に搭乗をすることになります。
プレミアムエコノミークラス、チェックイン時にはビジネスクラスカウンターを使えるので優先搭乗まで出来るようになると「チェックイン→ラウンジ→優先搭乗」の流れが出来るので、完璧ですね!今後のANAの対応に期待しましょう。
ANA機内の様子
座席は16A
今回は初めて国際線プレミアムエコノミークラスへの搭乗です。よく国内線のプレミアムクラスと混同していましますが、2つは別物です。(詳細はこちら。)
今回の使用機であるボーイング787では、プレミアムエコノミークラスは2-3-2の配列で2列分、計14席設けられていました。
15列目と16列目がプレミアムエコノミークラスの設定となっていて、行きは後ろ側の16A、帰りは前の15Aを選択をして乗り比べをしてみることにしましたので、当記事の往路では16A座席に座ります。
プレミアムエコノミークラス後列のデメリット
シート間隔は想像していたよりもゆったりとしていて、足も伸ばせます。唯一、やりづらさを感じたのはお手洗いに行く際で前に座席もあるので、一度通路側の方に一度動いてもらわないと出入りは難しいです。
長時間のフライトですので、出入りが難しいという点は後部座席窓側のデメリットでしょう。ご注意ください。
プレミアムエコノミークラスの前列、後列のメリット・デメリットは「ANA座席指定は前列・後列どちらがお得か」で比較しています。ぜひご覧ください。
PYに配布されるもの
今回搭乗したANA879便は、羽田空港離陸前に乗継の搭乗客を待つ関係で遅延が発生しました。
それはそうですよね、1時間に1本ある沖縄便のようにたくさんの便があればいいですが、国際線は次の便に振替しようと思うと次の日になってしまいます。それは困ります。
よって今回は、様々提供されるものが離陸前スポットに停まっている段階からスタートしていきました。
お水とおしぼり→各種アメニティの順番で配布
プレミアムエコノミークラス(PY)では通常、離陸後すぐにお水とおしぼりが配布されますが、出発が遅れていたこともあり離陸前に配布が開始されました。ちょうどお水を保安検査で没収されていたので、ペットボトルのお水はありがたいです。
そして、各種アメニティも配布がされます。
- スリッパ
- マスク
- 歯ブラシ
- 耳栓
- アイマスク
- ボールペン
カゴに入れてCAさんが「いかがですか?」と持ってくるので、自分の必要なものピックする形式です。
必要に応じてもらいましょう。
機内食について
今回はタンドリーチキンをチョイスしました。プレミアムエコノミークラスは大きなくくりとしては、エコノミークラスですので残念ながら機内食の内容は通常エコノミークラスと同じです。
ただし、エコノミークラスの最前列に当たるため機内食やドリンクの提供は一番最初に配布されていきます。その点についてはメリットだと思います。寝てしまう前に食べられます笑。
今回選んだタンドリーチキンは美味しかったです。さすがは日系企業、機内食のクオリティは高いと思います。
消灯と日の出。
機内食の提供が終わり、まもなくすると機内の照明は落とされ消灯となりました。日本時間で24:30ごろです。
暗くなると各座席についている画面が目立つのですが、かなりの確率で「君の名は」を見ていました笑。本当に大人気映画ですね。
プレミアムエコノミークラス後列のメリット
肝心のプレミアムエコノミークラスの座席は、非常に足元の広い座席で16列目の後ろは壁ということもあって、リクライニングもしっかりでき、ぐっすり眠ることができました。
シドニー路線はA列側の座席がおすすめ
パッと目が覚めた頃、外はだんだんと明るくなってきていました。すると東の方から太陽が見えてきました。日の出です。当ブログでも何度かご紹介していますが、機内から見える日の出は遮るものが何もなく最高です。ぜひ一度味わってみてください。
その際、羽田発ーシドニー路線はA列側の窓際に座るとキレイに見ることができますので座席指定をお忘れなくどうぞ!(帰りはK列側を選択すると日の出を見ることができます)
日本時間の5:30くらいになると軽食のサンドウィッチが配布され、食べ終えて、ひと段落がついた頃、航空機はシドニー/キングスフォード・スミス国際空港に到着をしました。これにて羽田ーシドニー便の搭乗はおしまいです。
初のプレミアムエコノミークラス、感激の連続でした。
搭乗実績について
それではここからは、今回のフライトにおける獲得マイルなどの情報です。
獲得することが出来たマイル数やプレミアムポイント数などのデータは以下の通りです。数値はANAゴールドカード保有の数値で計算をしました。
- 価格:72,740円
- 獲得マイル数:6,078
- 獲得PP数:7,694
- PP単価:9.45
PP単価は、この便だけを見てしまうと9.45でそこまでいい数字ではありませんが前後に国内線乗継を付けられる点や修行でありながら、シドニーへ行くことができるというのは非常に大きなメリットですので、ここはグッと我慢します。
またこのフライトをもって、これまで搭乗した13便の合計の獲得プレミアムポイントは31,130PPになりました。
ついに50,000PPに向けて最初の通過点、30,000PPを達成し「ブロンズ」サービス基準に到達をしました。
まだまだ50,000PPに向けて通過点ではありますが、気を引き締めて頑張りたいと思います。
ブロンズサービスの詳細
ANAでは、1年間のうちに30,000プレミアムポイント/PP以上稼いだ方へ「ブロンズ」というステータスを付与しています。
ブロンズを獲得すると以下のようなメリットを享受することができます。(一例です。)
- プレミアムメンバー専用デスク
- 国内座席指定の優先
- 空席待ちの優先案内
- 国際線利用時にプレミアムエコノミーカウンターを利用できる
- 預け入れ荷物3個まで可能
- アップグレードポイント
- フライト時にボーナスマイル付与
- スカイコインへの交換レート向上
座席指定の優先や、フライト時のボーナスマイルは誰にでも関わってくるところですので、非常にありがたいサービスですね。ぜひブロンズ以上のステータスになったら有効活用していきましょう。
ANAでは、ブロンズサービスのように獲得したプレミアムポイントに応じて、翌年のステータスを決めています。
よって厳密には今回獲得した「ブロンズ」は、あくまでも来年(2018年)のステータスがブロンズになるということであって、今年(2017年)はその「事前サービス」としてブロンズサービスを受けられるという扱いになります。
事前サービスについては毎年4月から利用することができますので、獲得したステータスについては最長で・・・
- ステータス獲得年度:4月〜3月
- ステータス獲得翌年度:4月〜3月
2年間、ステータス特典を利用することができます。
もし仮に1月〜3月の間に何らかのステータスを獲得した場合には、4月までは事前サービスを利用することができませんので気長に待ちましょう。
13Leg目を終えて
2017年SFC修行において、初めての国際線「羽田ーシドニー」プレミアムエコノミークラス搭乗記をお伝えしてきました。
この便の搭乗をもって2017年のSFC修行も13Leg目となりました。下記リンクをクリックするとそれぞれの搭乗記にご覧いただけます。
2017年1月1日
1. ANA461便:羽田ー沖縄Pクラス / 2017SFC修行開幕
2. ANA994便:沖縄ー羽田Pクラス / フライト遅延発生
3. ANA473便:羽田ー沖縄エコノミー / 保安検査締め切り間に合わず
4. ANA478便:沖縄ー羽田エコノミー / 初めての非常口席
2017年5月7日(GW最終日)
5. ANA475便:羽田ー沖縄エコノミー/GW最終日の空港の様子
6. ANA478便:沖縄ー羽田エコノミー/GW明けガラガラのフライト
2017年7月18日
7. ANA999便:羽田ー沖縄エコノミー/羽田ー那覇深夜便がおすすめの理由
8. ANA1000便:沖縄ー羽田エコノミー/日の出フライトの様子。
2017年7月19日
9. ANA999便:羽田ー沖縄エコノミー/2日連続のギャラクシーフライト
10. ANA1000便:沖縄ー羽田エコノミー/那覇空港の深夜営業状況
2017年8月6日〜10日
11. ANA089便:羽田ー石垣Pクラス/台風直撃フライトの行方
12. ANA092便:石垣ー羽田エコノミー/国内乗継で価格は5,000円
13. ANA879便:羽田ーシドニー/初めてのプレミアムエコノミー(今ここ)
14. ANA880便:シドニー羽田プレエコ/初ブロンズフライト
15. ANA463便:羽田ー沖縄エコノミー/オーバーブッキング体験記
16. ANA478便:沖縄ー羽田Pクラス/お盆の沖縄路線の注意点とは
今回の搭乗は、想像していたよりもシートピッチが広く、搭乗中はそこまで不自由ありませんでした。マイルも100%積算されるプレミアムエコノミークラスオススメです!
やはり修行といえど沖縄単純往復よりも様々な地を訪れられるのが楽しいと今回、改めて感じました。
今回ご紹介した他にも「シンガポール」路線などはSFC修行に非常に人気がありますので、ぜひSFC修行ルートに組み込んでみましょう。
以上、Halohalo(ハロハロ)でした。ALOHA〜!