【復活】ANA燃料サーチャージ導入前後の料金比較と今後の見込み
2018/01/03

ついについについに、この日が来てしまいました。
2月1日。今日は、以前お伝えした通りANA・JALともに燃料サーチャージの復活日となっています(参考:2017年2月から燃料サーチャージ復活が決定)
今日は各路線の燃料サーチャージ値上げ額を確認しつつ、今後の見通しについても触れてみたいと思います。
Contents/目次
燃料サーチャージとは
燃料サーチャージは別名、燃油特別付加運賃と呼ばれています。
世界で航空燃料が高騰していることに伴って、通常の航空券代にプラスして購入者へ燃料費負担を求める額のことで、原油生産地の政情不安や為替、世界情勢の変化などによって価格が変化しています。
原油は1バレルという単位で取引されます。
1バレルは約160リットルで60USドル(1ドル100円計算で6,000円)が1つの基準となっています。
- 1バレル60USドル(6,000円)以上:燃料サーチャージ適用
- 1バレル60USドル(6,000円)以下:燃料サーチャージ適用なし
ANAやJALでは60USドルを基準に燃料サーチャージを適用するか否かを決めています。
この基準額の詳細に関しては航空会社によって異なるため他の航空会社では1バレルの基準額が異なります。
貨物は毎月、旅客は2ヶ月に一回料金の見直しが行われています。
これまでは6,000円を下回っていたため適用なしでしたが、最近為替の上昇などに伴って6,000円を上回ってきており残念ながら2017年2月発券分より復活してしまうこととなりました。
今回の値上げ額について
今回、復活となる燃料サーチャージはそれぞれの路線によって価格が異なる形となっています。それぞれの地域の価格表は以下の通りです。
最も安い地域で韓国の200円、最も高い地域でヨーロッパや中東・オセアニアの3,500円となりました。
こちらの金額は片道ですので、往復の場合は倍額必要となります。
あれ、国内路線は対象ではないの?と感じた方がいるかもしれませんが国内路線は燃料サーチャージとして別途徴収されることはありません。
しかし、2017年の国内路線の値上がりはこうした燃料代の高騰が背景にあることは言うまでもないでしょう。
今後の値上げの見通し
燃料サーチャージは2ヶ月に一回改定されますので、次の発表となるのは2月中旬です。もう間も無くですね。
今回2017年2月〜3月発券分に適用となる価格でしたので、次の期間に当たる2017年4月〜5月発券分の燃料代が発表となります。
僕の計算に間違いがなければさらに値上げになる可能性が高くなっています。
追記:4月〜5月発券分はさらに値上げが発表になりました。
こちらの表をご覧ください。
先ほど、6,000円が一つの基準になっているとお伝えさせていただきましたが1,000円上がるごとに燃料代も高騰していきます。
2月からの値上げに伴う参考価格は6,221円でしたので表の1番左列「6,000円以上7,000円未満」に該当し、欧州などで3,500円の値上げでした。
しかし悪いニュースというのは続くもので、2月中旬に発表される4月〜5月発券分の航空券はさらに高騰する可能性が高くなっています。
僕の計算上では7,000円を超えてしまっています・・・・。
実際にそうなってしまうと、ほぼ全ての路線で今日から導入の燃料代の倍額が片道で必要になります。
その後のことはトランプ相場とも言われる今の為替価格も影響してきますので何とも言えませんが、2017年は厳しい状況が続く方向性で考えていくのがベターだと思います。
実際に値上げ前後を比較してみた
それでは実際にSFC修行に多く用いられるシンガポール路線とシドニー路線において、燃料サーチャージ導入前と導入後の価格を比較してみましょう。
効率的にPPを稼ぐことができるように前後に沖縄との往復もつけた価格を表示してみます。
シンガポール路線の価格比較
シンガポール:導入前
こちらが導入前の価格で、5月下旬発のシンガポールは61,310円になります。
表示はエコノミークラスの価格です。
本日(2月1日)よりこの価格に燃料代が追加で徴収されます。
シンガポール:導入額1,500円
表示価格は64,290円と導入前に比べて約3,000円値上がりしています。
微妙な誤差は空席状況などによる価格の上下です。
事前発表通り、片道1,500円・往復3,000円が値上がりしてしまいました。
シドニー路線の価格比較
シドニー:導入前
続いてシドニー路線を見ていきましょう。
表示の価格はプレミアムエコノミークラスの価格です。参考までにシドニー路線はエコノミークラスとプレミアムエコノミークラスの価格差が小さいのでプレミアムエコノミークラスを利用した方が断然お得なケースが多いです。
導入前の価格は148,520円でした。
シドニー:導入額3,500円
シドニーは片道3,500円、往復7,000円が徴収となります。
表示価格は155,470円となっており実際に約7,000円値上がりしています。
2017年SFC修行について
早くも解脱している方が出ている2017年SFC修行組ですが、いつ航空券を購入するべきか判断が難しくなってきていると思います。
年末まで修行をせずに引っ張るのも不安ですし、かといって値上げされてしまった今買うのも少し抵抗がありますよね。ただこればっかりは2017年が終わってみないといつがお得だったかは分かりません。
ただ僕個人的には今は燃料代も最小限ですので出来るだけ早いうちに購入してしまった方がいいと思います。
早め早めの行動で価格が高騰している2017年SFC修行乗り切りましょう!
Halohalo(ハロハロ)でした。ALOHA〜!
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