【悲報】Go To キャンペーン公募中止で7月実施が遅れる見通し!お盆に間に合うか?

過去に前例のない1兆円規模での旅行・観光業界各社への需要喚起策として期待される「Go To Travelキャンペーン」。
宿泊ツアー20,000円/1泊、日帰り10,000円を上限に国内ツアーやホテル宿泊などの旅行商品が最大半額になるという、旅行好きにとっては待ちに待ったキャンペーンが7月中を目処に開始となる予定です。
がしかし、「Go To キャンペーン」全体の総事業費は1兆6794億円と巨額であることからいくつかの問題について国会内で追求を受け、仕切り直して再考しなければいけない状況になってしまいました。
これに伴い全体の運営事務を行う委託先は公募を中止、早ければ7月上旬には・・・と報道が出ていた矢先でしたが、当初の予定の7月中という目標が遅れる可能性が高くなりました泣。
今回の詳細をまとめつつ、いつぐらいの実施になる予定なのか?予想してみたいと思います!
Contents/目次
【悲報】Go To キャンペーン公募中止で7月実施が遅れる見通し!
【速報 JUST IN 】「Go Toキャンペーン」運営事務の委託先決める公募手続き中止 #nhk_news https://t.co/59zHDlevhM
— NHKニュース (@nhk_news) June 5, 2020
まずはざっと、今回明らかになった概要をまとめてみます。
- 当初の予定では7月中の開始
- 事務運営委託費が3,095億円が高すぎると批判
- 6月8日で終了する予定の公募を中止
- 今後は観光・飲食・イベントなどそれぞれで公募を実施
- スケジュール遅れが濃厚
当初の予定では、7月下旬〜末を目処に7月中にキャンペーンを開始できれば・・・と発表されていた「Go To キャンペーン」、スケジュール通りの実施へ向けて、5月26日から全体の運営業務を行う法人の募集(公募)を行っていました。
数字が多くなるので、堅苦しい話にはなりますが・・・全体の総事業費1兆6,794億円の中で、運営事務を行う法人への委託費が約2割の3,095億円となっていることから「高すぎる」と野党から批判が集中しました。
まぁ確かに全体の総事業費の額が大きい分、運営費に3,095億円と数字だけ聞くと・・・高いと言われても仕方がないかな、と個人的には思います。
これまでも運営費が20%前後となることはよくあることだったみたいですが、今回は金額が金額ですからね・・・。
特に最近は、持続化給付金の委託先の問題が大きく報じられていました・・・!!!
【編集日誌1】小さな事務所しかない一般社団法人サービスデザイン推進協議会に対し、政府が発注した事業が14件で1576億円に上ることが分かりました。多くは電通などに再委託されていますが、協議会の実態は「電通の人たちがやっている」(代表理事)とされ、不透明さが募ります。 pic.twitter.com/IKwUGydoTb
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) May 31, 2020
何事もバランスは大事だと思うので、今回はスピード重視というスケジュールになっている以上、予算が膨らむのは仕方がないかなと思いますが大きな批判となることを避けるために、一旦公募を中止して精査する必要が出てきたというのが本音かなと思います。
さて、ここからが本題。
これによって再度制度設計を見直して再公募→運営先決定→準備→クーポン配布開始という流れになりますので、当然スケジュールの遅れが想定されます・・・。
旅行業界で行われる予定の「Go To Travelキャンペーン」は、7月のクーポン配布スタートを見込んでいましたので個人的に「お盆を中心とした夏シーズンに使えれば・・・」と思っていましたが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
旅行業界としても春休み、GWと繁忙期の稼ぎ時に自粛となって大ダメージを受けていますので、お盆シーズンはなんとか・・・と考えていると思いますので、希望も込めてなんとか間に合うといいのですが・・・!!!!!
国内旅行が最大半額!GO TO Travel キャンペーン事業概要
噂の旅行半額クーポンですが、日本旅行業協会よると…
・最大50%割引が上限
・一人1泊2万円まで還元額の7割は割引クーポン、3割は現地クーポンで還元。例えば2万円の宿泊代金なら、宿泊代割引7,000円、現地で使えるバウチャー3,000円分、だからホテルへの支払いは1.3万円。
こんな具合になりそう🙃
— Halohalo@Next✈︎Stay Home🏠 (@halohalo_travel) May 16, 2020
注目の「Go To Travelキャンペーン」の内容ですが、全国旅行業業界、日本旅行業協会の情報を整理するとざっくりこのような形となっています。
- ふっこう割のようなシステムをイメージ
- 予算規模1兆円
- 4ヶ月〜半年程度の期間になる予定
- 最大50%割引
- 割引上限は宿泊ツアー20,000円/1泊、日帰り10,000円
- 最大日数は制限なし
- 割引クーポンと現地利用クーポンを7:3の割合で配布
- 当初の予定だった6月には間に合わず7月下旬から
- 対象は募集型企画旅行、受注型企画旅行、宿泊手配旅行、団体旅行の予定
今回のGo To Travelキャンペーンは最大割引率50%、金額に直すと宿泊を伴うツアーの場合には一泊あたり20,000円、日帰りツアーの場合には10,000円が割引となります。
それぞれの割引上限は50%となっていますので、
- 宿泊を伴うツアー:40,000円
- 日帰りツアー:20,000円
上記金額以上を利用すると、最大割引クーポンを受け取ることができる計算です。
そして50%の割引分は全て代金の直接割引クーポンとして利用できるのではなく、70%は代金割引、残りの30%は現地のショップでお土産購入などに使える商品券のようなクーポンとなる予定となっています。
さらなる詳細は「国内旅行が最大半額!GO TO Travel キャンペーン詳細」でまとめてますので、チェックしてみてくださいね!
いつから実施?どのぐらい遅れる予定か?
従来の予定であれば、7月中に開始できれば・・・という目標で動き出していた「Go To Travelキャンペーン」ですが、今回の公募中止によって開始時期が遅れそうです。
あくまでも過去のデータですが、基本的に予算決定から公募開始までは19日〜20日程度かかるのが一般的で、今回の「Go To キャンペーン」も・・・
- 4月30日:補正予算成立
- 5月26日:公募開始
- 6月8日:公募締め切り
こんなスケジュールで動いている最中でした。公募開始まで26日かかっていますね!
事前準備はもちろんしていますが、予算が成立してから一気にギアをあげて制度設計や各種調整など準備を進めていくわけです。
これが今回公募が中止となってしまいました。仕切り直しです。
今後は「観光」「飲食」「イベント」など分野ごとに担当する省庁が個別に委託先を公募することになったので、制度設計を見直して、再公募を同じスケジュールで行うと公募だけで2週間の時間がかかります。
それだけで制度設計日数+2週間の遅れです。
運営事務がジャンル分けされたことで、委託先決定後の準備にかかる日数が少なくなることを加味しても・・・7月中の開始は厳しそうです(間に合ったら運営会社グッジョブ!)。
事業者への委託費は3095億円との見積もり。「Go Toキャンペーン事業」で、赤羽国交相は「これまでになかなかなかった事例」と述べ、異例の金額であることを認めました。https://t.co/Znod2wUREO
— 毎日新聞 (@mainichi) June 3, 2020
運営予算も縮小予定なので、お盆までに間に合うかどうかは際どいところ。盆の帰省や旅行でクーポン使おうと思っていた方も多いと思いますが、最悪使えないプランも想定しておいた方がいいかもしれません。
事件です。
4日20時開始の楽天トラベルセールをざっとチェックしたところ…
・クーポン大幅減額
・ソウルツアー約5倍に高騰結論:全然安くない
唯一生き残った商品だけはオススメ…😭
>【全体的にかなり高騰】楽天トラベルスーパーSALEは4日から。オススメ商品まとめ https://t.co/PrXpqtncZo
— Halohalo@Next✈︎Stay Home🏠 (@halohalo_travel) June 1, 2020
開催中の楽天トラベルセール価格を見ても、全体的に旅行商品価格が値上がりしていますので、シーズン的にも値上がりしやすい夏は避けて、秋〜冬にクーポンを利用する方向で考えた方がいいかもしれないですね・・・!
僕はそんな感じで秋の旅行に使おうかなと考え始めました!クーポンは年度内3月くらいまで利用できるようになる予定です。
まとめ
今日は期待値も大きい「Go To Travelキャンペーン」の最新情報として委託先公募の中止をまとめてみました。
- 当初の予定では7月中の開始
- 事務運営委託費が3,095億円が高すぎると批判
- 6月8日で終了する予定の公募を中止
- 今後は観光・飲食・イベントなどそれぞれで公募を実施
- スケジュール遅れが濃厚
当初の予定では7月中に開始の予定でしたが・・・今回の公募中止によって、委託先決定から実施までのスケジュールが縮まらない限り、実施が遅れる可能性が高くなりました。
クーポン使おう!と計画していた方も多いと思いますが、一旦僕らも立ち止まる必要がありそうです。
夏はマイルを使った特典航空券で、秋〜冬はクーポン多用のプランがベターな気がします!それでは!