【現状維持】ANA燃料サーチャージ18年12月〜19年1月発券分は同額継続!最大14,000円。

ANAから2018年12月〜2019年1月発券分における燃料サーチャージ額がプレスリリース発表になりました。
2018年に入って燃料代の高騰が続いていますが、2018年6月〜7月から最大で片道14,000円が適用が継続しています。
航空券とは別に往復2.8万円ですからね・・・・2019年SFC修行をしている方にとっては、非常に厳しい結果です。マイルを大量保有している「陸マイラー」の皆さんも必要マイルとは別に諸税が発生するので痛手です。
個人的な旅行計画としても燃料代が落ち着くまでは欧州・北米方面などは控えよう、と言い聞かせて比較的ダメージの少ないアジア路線を中心に利用するようにしています。
燃料代が高い時はどのように旅行計画をしていけばいいのか、発表された各路線ごとの燃料サーチャージ額を見ていきながら考察していきましょう!
Contents/目次
ANA燃料サーチャージとは
燃料サーチャージは世界で航空燃料が高騰していることに伴って、通常の航空券代にプラスして購入者へ燃料費負担を求める料金のことを指します。別名、燃油特別付加運賃。
燃料サーチャージは数ヶ月に一回の割合で原油生産地の政情不安や為替、世界情勢の変化などによって価格が変化しています。ANA・JALの場合は2ヶ月に一回改定があります。
肝心の燃料サーチャージの計算方法ですが、現在は原油は1バレルという単位で取引されており、1バレルは約160リットルで60USドル(1ドル100円計算で6,000円)が1つの基準となっています。
- 1バレル60USドル以上:燃料サーチャージ適用
- 1バレル60USドル以下:燃料サーチャージ適用なし
ANAやJALでは60USドルを基準に燃料サーチャージを適用するか否かを決めていますが、この基準額の詳細に関しては航空会社によって異なるため他の航空会社では1バレルの基準額が異なりますのでチェックが必要です。
国内航空会社のANAとJALでは基準額が同じですので、基本的には両者とも同じ価格になっています。
また、6,000円を超える金額となった場合、7,000円・8,000円・9,000円と1,000円上がるごとに燃料サーチャージも倍増して行きますので、仮に適用されるとしてもできるだけ6,000円台の最小価格で抑えたいというのが、現状の燃料サーチャージのシステムとなっています。
18年12月〜19年1月発券分の燃料サーチャージ金額
今回ANAから2018年8月〜2018年9月の原油価格を参考に、2018年12月〜2019年1月発券分の燃料サーチャージ額が、発表になりました。
いよいよ航空券販売は2019年へと本格突入して行きます。
以下、ANAから発表されたリリース文です。
018年8月から2018年9月におけるシンガポールケロシン市況価格の2カ月平均が1バレルあたり89.35米ドル、為替レートは1ドル=111.43円でした。よって、シンガポールケロシン市況価格の円貨換算額は9,956円となったため、現行と同額といたいます。
燃料サーチャージは現状維持へ。
2018年12月〜2019年1月発券分における燃料サーチャージ額は、前期(2018年10月〜11月)と同額の燃料代になることが発表になりました。
各方面ごとの燃料代は、以下の通りです。
2017年から燃料サーチャージが復活となり、2018年8月の値上げで4段階もアップをして、以後継続しています。これはSFC修行や旅行を計画している方にとって痛恨の値上げです。
しかも上記記載の価格は、全て片道の価格です。
アメリカ・ヨーロッパには燃料代だけで往復28,000円が課せられる訳ですので、これは高すぎます。海外に行くならば近場路線に限りますね。
※燃料サーチャージ額は、距離に応じて決まりますので日本から距離の近い路線の方が価格は安くなる仕組みになっています。
シンガポール石油の円換算額はギリギリの9,956円
今回の燃料代決定の参考価格となった、2018年4月〜5月のシンガポール円換算額は「9,956円」となっているため、今後ももう一段階値上がりする可能性が出てきています。
10,000円を超えてくると、燃料代はさらに1ランクアップして片道最大17,500円時代へと突入です。これだけは避けたいですね。
こういった先行き不透明な時は、早めの航空券購入をオススメします。
SFC修行に悪影響あり
また燃料サーチャージという形で課金されるのは、国際線のみですがこれまでの傾向でいうと燃料サーチャージが高くなると、国内線価格も比例して高くなり、シドニー修行のようにたくさんの路線を乗り継ぐような修行ルートのPP単価が悪くなり、組み込みづらくなります。
関連記事:シドニー路線SFC修行完全ガイド
2019年SFC修行おすすめルートでもご紹介した通り、PP単価6点台の路線なども出てきていましたが、今後は不透明です。早めの航空券確保をオススメします。
安く旅行に行きたい方へ
これだけ航空券の価格が高くなると、欧州・北米方面の航空券単体で購入するのは難しくなってきます。
そんな時は安めの国内航空券を探すか「楽天トラベル」「HIS(エイチ・アイ・エス)」などで格安ツアー商品の購入検討してみましょう。
特に楽天トラベルは3・6・9・12月のスーパーセール時に格安商品が出やすいので要チェックです!
ポイントサイトを活用して航空券価格を抑えるのも有効な方法ですね!
関連記事:ANA航空券を実質無料にする方法
残念ながらANAでは実施していませんが、JALが実施している往復6,000マイルで”どこか”に行ける「どこかにマイル」は非常にいい制度ですので、うまく活用してみましょう。
ホテル予約はSPGアメックスで!
今回ご紹介している「ANA航空券」は、航空券のみとなりますので、宿泊を伴う旅行の場合は別途ホテルを予約する必要があります。
そんな際にはホテル系カードNO.1の呼び声高い「スターウッドプリファードアメリカンエキスプレスカード/Starwood Preferred Guest American Express Card(通称:SPGアメックス)」を利用しましょう。
せっかくの旅行なら、旅行の際にいいホテルに泊まりたいですよね?
SPGアメックスカードは、シェラトンやウェスティンホテルといった有名ホテルを抱えている、SPGグループが2001年から発行するクレジットカードなので発行するだけで(宿泊しなくても)、マリオットやリッツ・カールトンといった名だたる高級ホテルの上級会員になることができます。
上級会員になると、お部屋の無償アップグレードや、場合によってはエグゼクティブラウンジが無料で利用できるようになります。
実際に、JWマリオットロサンゼルスに宿泊した際には一番安い部屋に貯まったポイントで宿泊したにも関わらず、なんとスイートルームへアップグレードされました!!もちろんアップグレード費用も無料です。
関連記事:JWマリオットロサンゼルス宿泊記。初スイートアップグレード!
日本でも富士マリオットホテル山中湖に宿泊した際に一番低いランクのお部屋→温泉付きルームへアップグレードされましたよー!
ご興味ある方は、下記「SPGアメックス全解説!メリット・デメリットまとめ」をご覧ください。
ANA燃料サーチャージまとめ
ANAから発表になった、2018年12月〜2019年1月発券分の燃料サーチャージ情報をお伝えしてきました。
残念ながら高額水準は改善されず、1,000〜14,000円の値幅で航空券代とは別に燃料代が徴収されること発表となりました。前期と同額の格好です。
これまでの燃料サーチャージ価格の推移(最大額)を見てみましょう。
- 2016年12月〜1月:適用なし
- 2017年2月〜3月:3,500円
- 2017年4月〜5月:7,000円
- 2017年6月〜7月:7,000円
- 2017年8月〜9月:3,500円
- 2017年10月〜11月:3,500円
- 2017年12月〜1月:7,000円
- 2018年2月〜3月:10,500円
- 2018年4月〜5月:10,500円
- 2018年6月〜7月:10,500円
- 2018年8月〜9月:14,000円
- 2018年10月〜11月:14,000円
- 2018年12月〜2019年1月:14,000円
最大14,000円・・・・高すぎる。飛行距離が長くなるほど燃料代も高くなりますので、影響の少ないアジアへ旅行に行くか、楽天トラベルなどで安いツアーを購入するオススメです。
燃料サーチャージが上がると格安航空券も出て来なくなりますし、セールも全体的に高くなり見送り傾向が高まります。
2018年は国際線利用時の国内乗り継ぎにおけるマイル積算率の変更もスタートとなっていますので、依然としてSFC修行を行う方にとって非常に難しい一年になりそうです。
以上、Halohalo(ハロハロ)でした。ALOHA〜!
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