【仮想通貨(ビットコイン)】取引所と販売所の違いを知って得しよう
2018/01/17

ビットコインをはじめとする仮想通貨を取引する際に、取引所と販売所という2つの買う場所があることをご存知でしょうか?そしてその2つの違いに迷っていませんか?
最初に結論を申し上げると、仮想通貨取引(ビットコイン)における取引所と販売所は、「取引所」を選びましょう。オススメの取引所は「2018年初挑戦したい!仮想通貨取引所5選」で紹介中です。
2者の大きな違いは手数料の差です。ATMからお金を引き出す時と同じように、仮想通貨(ビットコインなど)を取引する際には手数料がかかります。
A社とB社、同じ物を販売しているならば安い方を選択するのは当たり前ですよね。基本的に仮想通貨取引では、販売所よりも取引所の方が安くなっていることが多いため、取引所の利用をオススメします。
当記事ではなぜ取引所の方がオススメになるのかということについて、詳しく見ていきたいと思います。これから仮想通貨(ビットコインなど)を取引する方は必読の内容です。
Contents/目次
ビットコイン取引所と販売所の定義
まずはじめに、ビットコインをはじめとする仮想通貨取引における「取引所」と「販売所」の意味を理解することからはじましょう。
仮想通貨(ビットコイン)取引所とは?
ビットコインをはじめとする仮想通貨取引所とは、仮想通貨を買いたい人と売りたい人を直接繋げる場所です。
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ビットコインを買いたい人
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ビットコインを売りたい人
仮想通貨の世界における取引所の売買は、世界中のどこかの誰かと誰かを直接結びつけるサービスなので、中間業者が減り、手数料を安く抑えることができます。
ほとんど手数料はかからないですし、人気の取引所「Zaif(ザイフ)」は使ってくれたお礼として、逆にお金がもらえるという取引所も出てきています。
一方デメリットとしては、直接のやりとりになるので最低限の知識が必要になり、場合によっては自分が想定していた価格で買えないようなことが起きたりします。もちろん知識といっても超最低限の知識でOKなので、誰でも参入することが可能です。
築地市場をイメージしてみてください。築地市場は業者から直接お魚や野菜などを仕入れることができますよね。
直接のやりとりになるため、中間マージンがカットされて安くなるのがメリットですが、お店がたくさんあってどこで購入すればいいのか分からなかったり、場合によってはもう少し安くしたいなと思っても自分の希望する価格では売ってくれなかったりします。
これが仮想通貨取引所の仕組みです。
仮想通貨(ビットコイン)販売所とは?
一方、ビットコインをはじめとする仮想通貨取引所とは、ビットコインを間接的に販売している場所を指します。
もう少し噛み砕くと、該当サービスが取引所にて仕入れてきたビットコインなどの仮想通貨を、面倒なこと全部抜きにして分かりやすく売ってくれる場所です。もちろん多少の手数料を乗せて・・・。
取引所の築地市場に対して、販売所はスーパーをイメージすると分かりやすいと思います。僕らが毎日築地市場にいって晩御飯の材料を購入することはしないですよね。基本的に街場のスーパーなどで購入することでしょう。
スーパーでは市場で仕入れてきた物などが、分かりやすい形で店頭に並んでいて、僕ら消費者は難しいことを考えることなくいつでも購入することができます。スーパーも仕入れてきた価格で販売しては利益になりませんので、手数料を乗せて販売します。
これと仮想通貨販売所の仕組みも同じです。販売所はビットコインなどを仕入れてきて、取引所よりもさらに分かりやすい形で手数料を乗せて僕らに売ってくれます。しかも瞬時に購入が可能なので、基本的に売ってもらえないということはありません。
手数料さえ払えば、簡単かつ確実にビットコインを購入できるのが販売所ということになっています。
ビットコイン取引所と販売所の違い
それでは、ビットコインなどの仮想通貨取引所と販売所の違いをまとめてみましょう。
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A:売りたい人→買いたい人
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B:売りたい人→中間業者→買いたい人
ここまでを読み進めてきた方であればAとBどちらが取引所か分かりますよね。「Aが取引所」「Bが販売所」です。
取引所は直接のやりとりになるので、難しいのかなと考えがちですが決してそのようなことはありません。操作方法なども簡単なサービスがほとんどなので、取引所の利用をオススメします。1回やってみれば全然難しくありませんよ!
実際に取引所と販売所の価格比較してみた
それでは、直接やりとりができる取引所と販売所ではどのくらい価格が違うのかを見てみましょう。今回はbitFlyerの画面をお借りして、ご説明します。
bitFlyerのトップページを見てみると、左側のサイドバーに「ビットコイン販売所」「ビットコイン取引所」の2つの購入場所が存在しています。
販売所の方が上に書いてあるので、販売所から購入したくなってしまうのですが取引所から購入した方がお得です。サイト運営者からすれば販売所から購入してくれた方が儲かるので、bitFlyerの例のように分かりやすいところに、販売所のボタンがあることが多くなっています。注意しましょう。
販売所のビットコイン価格例
まず、はじめにビットコイン販売所の価格を見てみましょう。上記画像はbitFlyerの実際の取引画面です。注目して欲しいのは「購入価格」と「売却価格」の2つの数字です。だいたい4万円の価格差(スプレッド)がありますよね。
これはどういうことかと言うと、「購入価格」で手に入れたビットコインを仮にすぐ売却しようとした時に、今度は「売却価格」で取引されるので、1BTCを取引した場合それだけで約4万円の損になってしまうことを意味しています。要は最低でも手に入れた購入価格の数値まで、売却価格が値上がりして来てくれないと損になってしまうのです。
これは仮想通貨に限らずFXでも同じです。
よって、購入価格と売却価格はできるだけ価格差が小さい方が購入者にとってはお得ということになります。
以上のことからもわかるように、販売所の手数料は別枠で徴収があるわけではありません。
すでに価格に上乗せされた値段で、販売されています。スーパーと同じです。スーパーに行った時に、品物の価格とは別に仕入れ手数料という名目でお金を支払うことはないですよね?店頭に並んでる価格にすでに上乗せされた形で、販売がされていると思います。これと同じイメージです。
言ってしまえば「隠れ手数料」と思っていただくといいかもしれません。仮想通貨の世界は、パッと見た感じ手数料ゼロだと思っても、この隠れ手数料が非常に多いので取引をする際には注意しましょう。
取引所のビットコイン価格例
一方、こちらはほぼ同時刻のbitFlyerのビットコイン取引所の価格の様子です。
板と呼ばれる真ん中の表は、ASK数量(売りたい人)とBid数量(買いたい人)がちょうど交わるところが現在の取引価格です。
見てみると緑文字の「1,644,162」と赤文字の「1,644,000」は、価格差がほとんどなくなっていますよね。ほぼ同額です。
スプレッドがほとんどないということは、余計な”隠れ手数料”を取られることなく、すぐ利益に変えられる可能性があるためお得になっています。これらが販売所と取引所のカラクリです。
さらに言うならば、先ほどのbitFlyerトップ画面にはアルトコイン(ビットコイン以外の通貨)を取引する時には「販売所」しか設けられていません。要はビットコイン取引には取引所形式のため向いているけれども、アルトコインの取引時には向いていないということが言えます。
bitFlyerでアルトコインを手数料が高くなってしまうので、Zaif(ザイフ)の方がアルトコイン手数料が安くお得だったりします。
その辺りのどの取引所がおすすめなのかという点については、「2018年初挑戦したい!仮想通貨取引所5選」で解説していますので、参考にどうぞ。
取引所と販売所の違いまとめ
今日は、ビットコインをはじめとする仮想通貨取引における「取引所」と「販売所」の違いを紐解いてきました。ご理解いただけましたでしょうか?
販売所は、面倒なことがなく確実に買えるというメリットもありますが、マイナーな通貨になればなるほど”隠れ手数料”が高くなり、損をしてしまいますので、取引所を使って購入するようにしましょう。
運営側からすれば販売所で購入してくれた方が儲かるので、取引所のボタンが分かりづらい場所にあったりします。間違えないように注意しましょう。
それぞれの取引所にはアルトコインが取引所形式ではないなどの強み、弱みがありますので「2018年初挑戦したい!仮想通貨取引所5選」でオススメの取引所をチェックしましょう。
以上、Halohalo(ハロハロ)でした。ALOHA〜!
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